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公開番号
2025082905
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196457
出願日
2023-11-20
発明の名称
表示装置
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
30/56 20200101AFI20250523BHJP(光学)
要約
【課題】 薄型化が可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 本発明の空中像表示装置100は、ハウジング110と、ハウジング110の表面に形成されたビームスプリッター120と、ビームスプリッター120と対向するように配置され、空中像の原画像の意匠を生成するための切り欠きまたは開口が形成された再帰反射シート130と、再帰反射シート130を裏面側から照射する光源140と、ビームスプリッター120と、再帰反射シート130との間に配置された屈折率が1より小さいメタマテリアル層150とを含む。光源140によって照射された意匠Qの空中像Pがハウジング110の上方に浮遊距離Lb(Lb>Lx)で表示される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
再帰反射を利用して空中像を表示可能な表示装置であって、
入射した光の一部を透過し残りを反射する光学部材と、
前記光学部材と対向するように配置され、空中像の原画像の意匠を生成するための切り欠きまたは開口が形成された再帰反射部材と、
前記再帰反射部材を裏面側から照射する光源と、
前記光学部材と前記再帰反射部材との間に配置され、屈折率が1よりも小さい物質から構成される透明な中間層と、
を含む表示装置。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記透明な中間層は、メタマテリアルから構成される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記空中像は、前記透明な中間層の屈折率に応じた浮遊距離で前記光学部材の上方に表示される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記光学部材は、ハーフミラー、ビームスプリッターまたは偏光ビームスプリッターである、請求項1に記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、再帰反射を利用して空中に映像を表示する機能を備えた表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
再帰反射を用いた空中表示(Aerial Imaging by Retro-Reflection:AIRR)が知られている。例えば、特許文献1は、ハーフミラーと、ハーフミラーの一面に向けて光を出力する画像出力装置と、画像出力装置とハーフミラーとの間に配置され、複数の開口が形成された再帰反射部材とを備える表示装置を開示している。また、特許文献2は、発光部を有する面状発光体と、面状発光体の出射面側に配置され、発光部に対応する位置に空中表示する図形を表した複数の貫通孔を有する再帰反射シートと、再帰反射シートの出射面側に配置されたハーフミラーとを備える空中表示装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-81138号公報
特開2022-140264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
AIRR方式の空中表示システムとして、光源にLEDを用い、固定表示パターンを空中に表示させるものがある。このような表示装置は、小型化、薄型化を図るため、各光学部品が互いに向かうように配置されており、その一構成例を図1に示す。
【0005】
図1(A)は、従来の空中像表示装置の模式的な平面図、図1(B)は、そのA-A線概略断面図である。空中像表示装置10は、矩形状のハウジング20の表面に取り付けられたビームスプリッター30と、ビームスプリッター30と対向するようにハウジング20の内部に配置された再帰反射シート40と、LED等の光源50とを有する。再帰反射シート40には、切り欠きまたは開口42が形成され、切り欠き42は、空中像Pの原画像をなる意匠(固定表示パターン)Qを生成する。図1(A)の空中像Pは、装置の電源オン/オフを表すアイコンを例示している。
【0006】
再帰反射シート40の裏面側から光源50で照射すると、切り欠き42を通過した光が再帰反射シート40とビームスプリッター30との間で再帰反射され、意匠Qの空中像Pがハウジング20の上方に表示される。空中像Pの浮遊距離L1は、ビームスプリッター30から再帰反射シート40(または意匠Q)の距離L2と等価である。ハウジング20の高さHの薄型化を図るために、距離L2を小さくすると、空中像Pの浮遊距離L1が短くなり、空中像Pが浮いている感が薄れるといった課題があった。
【0007】
本発明は、このような従来の課題を解決し、空中像の浮遊距離を保ちつつ薄型化が可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る再帰反射を利用して空中像を表示可能な表示装置は、入射した光の一部を透過し残りを反射する光学部材と、前記光学部材と対向するように配置され、空中像の原画像の意匠を生成するための切り欠きまたは開口が形成された再帰反射部材と、前記再帰反射部材を裏面側から照射する光源と、前記光学部材と前記再帰反射部材との間に配置され、屈折率が1よりも小さい物質から構成される透明な中間層とを含む。
【0009】
ある態様では、前記透明な中間層は、メタマテリアルから構成される。ある態様では、前記空中像は、前記透明な中間層の屈折率に応じた浮遊距離で前記光学部材の上方に表示される。ある態様では、前記光学部材は、ハーフミラー、ビームスプリッターまたは偏光ビームスプリッターである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、光学部材と再帰反射部材との間に屈折率が1よりも小さい中間層を設けることで、光学部材を透過する光の屈折角を小さくし、空中像をより遠方に結像させることができる。このため、光学部材と再帰反射部材との間の距離を小さくて表示装置の薄型化を図る一方で、空中像の浮遊距離を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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