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公開番号
2025080464
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193622
出願日
2023-11-14
発明の名称
ズームレンズおよび撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
15/20 20060101AFI20250519BHJP(光学)
要約
【課題】小型軽量のズームレンズで、ズーミングに伴う収差変動や片絞りの発生を抑える。
【解決手段】ズームレンズは、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、負の第3レンズ群および正または負の屈折力の第4レンズ群により構成される前群と、開口絞りおよび複数のレンズ群により構成される後群からなる。ズーミングに際して第1レンズ群と後群における最も物体側の第5レンズ群は不動で、第2、第3および第4レンズ群が移動する。後群は、フォーカシングに際して移動するフォーカスレンズ群を含む。広角端における前群の焦点距離fFw、広角端におけるズームレンズの焦点距離fwは、-3≦fFw/fw<0なる条件を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群および正または負の屈折力の第4レンズ群により構成される前群と、開口絞りおよび複数のレンズ群により構成される後群からなり、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
ズーミングに際して前記第1レンズ群と前記後群における最も物体側の第5レンズ群は不動で、前記第2、第3および第4レンズ群が移動し、
前記後群は、フォーカシングに際して移動するフォーカスレンズ群を含み、
広角端における前記前群の焦点距離をfFw、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
-3≦fFw/fw<0
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
望遠端における前記前群の焦点距離をfFt、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
-6.5≦fFt/ft<0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第2レンズ群は、物体側から正レンズと負レンズを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第4レンズ群は、物体側から正レンズと負レンズを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記開口絞りは、前記後群における最も物体側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記第1群の焦点距離をf1、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
0.3≦f1/ft≦0.9
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第1群の焦点距離をf1、前記第3群の焦点距離をf3とするとき、
-5.0≦f1/f3≦-1.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
0.0<f3/f2≦3.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、
-1.0≦f3/f4≦1.0
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記第4レンズ群の焦点距離をf4、前記第5レンズ群の焦点距離をf5とするとき、
-0.5≦f5/f4≦0.5
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮影装置に好適なズームレンズに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ズームレンズには、ズーミングに際して、レンズ群の移動に伴う重心の変化を抑えることやレンズ群の駆動に必要なトルクを小さくすること等のため、移動するレンズ群が軽量であることが求められる。またフォーカシングに際して、画角の変化が少ない、すなわちフォーカスブリージングが小さいことや、移動するレンズ群(フォーカス群)が軽量であることが求められる。
【0003】
大口径の望遠ズームレンズでは、一般に最も物体側の第1レンズ群の屈折力が正とされる。このとき最も重量が大きい第1レンズ群を固定してリアフォーカスを採用することで、ズーミングおよびフォーカシングに際して移動するレンズ群の軽量化を達成できる。またフォーカスブリージングによる画角変化は、絞りを絞り込んだ時の方が顕著であるため、絞りを絞り込んだ状態でフォーカスブリージングが小さいことが求められる。
【0004】
ただし、ズームレンズ全体の小型軽量化を達成するために第1レンズ群の径を小さく抑えつつ十分な周辺光量を確保すると、周辺光束の主光線が絞り中心に対してずれる、いわゆる片絞りの状態になりやすい。片絞りの状態で絞りを絞り込むと、絞りよりも像側のレンズ群の移動によるフォーカスブリージングが大きくなり易い。また、絞りを開いても光量が上がりにくかったり、ボケ像が非対称になったりする。
【0005】
特許文献1には、ズーミングに際して正の第1レンズ群を固定し、負の第2、第3および第4レンズ群をそれぞれ像側に移動させ、フォーカシングに際しては絞りより像側の2つのレンズ群を移動させるズームレンズが開示されている。特許文献2には、ズーミングに際して正の第1レンズ群を固定し、負の第2および第3レンズ群と正の第4レンズ群を像側に移動させ、無限遠から至近へのフォーカシングに際して負の第1フォーカス群を像側に、正の第2フォーカス群を物体側に移動させるズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-64175号公報
特開2023-39817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1のズームレンズでは、移動するレンズ群を構成するレンズの枚数が多いためにそれらが十分に軽量化されていない。また、レンズ全長が長く、絞りの外径も大きいために、小型化が困難である。特許文献2のズームレンズでは、絞りを像側寄りに配置することで絞りより物体側のレンズ径が大きくなり易いことから、レンズ枚数を削減して軽量化しているが、これにより軸上色収差および倍率色収差のズーミングに伴う変動を補正することが困難になる。また、絞りを像側寄りに配置することで片絞りが生じ易い。
【0008】
本発明は、小型軽量でありながらも、ズーミングに伴う収差変動や片絞りの発生を抑えてズーム全域およびフォーカス全域で高い光学性能を有するズームレンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群および正または負の屈折力の第4レンズ群により構成される前群と、開口絞りおよび複数のレンズ群により構成される後群からなり、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズである。ズーミングに際して第1レンズ群と後群における最も物体側の第5レンズ群は不動で、第2、第3および第4レンズ群が移動する。後群は、フォーカシングに際して移動するフォーカスレンズ群を含む。広角端における前群の焦点距離をfFw、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
-3≦fFw/fw<0
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記ズームレンズを備えた撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、小型軽量のズームレンズにおいて、ズーミングに伴う収差変動や片絞りの発生を抑えてズーム全域およびフォーカス全域で高い光学性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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