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公開番号2025092153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207851
出願日2023-12-08
発明の名称画像処理装置および画像処理方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 5/92 20060101AFI20250612BHJP(電気通信技術)
要約【課題】被写体の触感を再現するための情報が関連付けられた画像データを適切に取り扱うことが可能な画像処理装置を提供すること。
【解決手段】触力覚を提示するために用いるハプティクスデータが関連付けられた動画データを編集する画像処理装置である。画像処理装置は、編集された動画データにおいて時間方向に隣接する第1および第2の区間にそれぞれ関連付けられている第1および第2のハプティクスデータの不連続的な変化を抑制するように第1および第2のハプティクスデータを加工する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
触力覚を提示するために用いるハプティクスデータが関連付けられた動画データを編集する画像処理装置であって、
編集された前記動画データにおいて時間方向に隣接する第１および第２の区間にそれぞれ関連付けられている第１および第２のハプティクスデータが不連続的に変化するか否かを検出する検出手段と、
前記第１および第２のハプティクスデータが不連続的に変化すると検出された場合に、前記変化を抑制するように前記第１および第２のハプティクスデータを加工する編集手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記第１および第２のハプティクスデータは、提示する触力覚の種類ごとに設けられる知覚情報を含み、
前記検出手段は、前記第１および第２のハプティクスデータが含んでいる前記知覚情報を比較することにより、前記第１および第２のハプティクスデータが不連続的に変化するか否かを検出することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項３】
前記検出手段は、前記第１および第２のハプティクスデータが含んでいる前記知覚情報が１つでも異なる場合、前記第１および第２のハプティクスデータが不連続的に変化することを検出することを特徴とする請求項２に記載の画像処理装置。
【請求項４】
前記編集手段は、前記第１のハプティクスデータに基づく触力覚出力の強度が前記第１および第２の区間の境界の手前から徐々に低減するように前記第１のハプティクスデータを加工することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項５】
前記第１および第２のハプティクスデータは、提示する触力覚の種類ごとに設けられる知覚情報を含み、
前記編集手段は、前記第２のハプティクスデータに基づく触力覚出力の強度が、前記第１および第２の区間の境界では前記第２のハプティクスデータに含まれる前記知覚情報で指定された強度より小さく、徐々に増加して前記指定された強度になるように前記第２のハプティクスデータを加工することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項６】
前記第１および第２のハプティクスデータは、提示する触力覚の種類ごとに設けられる知覚情報を含み、
前記編集手段は、前記第１および第２の区間の境界より手前の第１の時刻から、前記境界よりも後の第２の時刻にかけて、前記第１のハプティクスデータに含まれる前記知覚情報で指定された強度から、前記第２のハプティクスデータに含まれる前記知覚情報で指定された強度に変化するように前記第１および第２のハプティクスデータを加工することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項７】
前記編集手段は、触力覚の種類により、前記ハプティクスデータの加工方法を異ならせることを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項８】
前記第１および第２のハプティクスデータは、提示する触力覚の種類ごとに設けられる知覚情報を含み、
前記知覚情報は、触力覚の種類と強度情報とを含み、前記強度情報は強さの段階もしくは触力覚の値を示すことを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
【請求項９】
前記触力覚の種類が、剛性、摩擦、温度、あるいは触力覚が想起させる物体の種類であることを特徴とする請求項８に記載の画像処理装置。
【請求項１０】
前記第１および第２のハプティクスデータは、提示する触力覚の種類ごとに設けられる知覚情報と、前記知覚情報に基づく触力覚出力が有効な期間を示す時刻情報を含み、
前記編集手段は、前記時刻情報に前記触力覚出力の強度の経時変化を指定する記述を含めることにより、前記第１および第２のハプティクスデータを加工する、
ことを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は画像処理装置および画像処理方法に関し、特に触覚や力覚を再現するための情報が付随した画像データを取り扱うことが可能な画像処理装置および画像処理方法に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、触覚や力覚を利用者に提示するハプティクス技術が注目されている（特許文献１）。ハプティクス技術を用いることにより、利用者に物体の触感や硬さといった、視覚や聴覚からは得られない情報を提供することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第2021/009864号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えば動画データに、被写体に関する触力覚を利用者に提示するための情報（ハプティクスデータ）を関連付けて記録することが考えられる。動画データの再生時にアクチュエータなどを用いた公知の触力覚インタフェース装置を通じて利用者に触感を提供することで、より豊かなユーザ体験を実現することができる。
【０００５】
そのため、本発明はその一態様において、被写体の触感を再現するための情報が関連付けられた画像データを適切に取り扱うことが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明はその一態様において、触力覚を提示するために用いるハプティクスデータが関連付けられた動画データを編集する画像処理装置であって、編集された動画データにおいて時間方向に隣接する第１および第２の区間にそれぞれ関連付けられている第１および第２のハプティクスデータが不連続的に変化するか否かを検出する検出手段と、第１および第２のハプティクスデータが不連続的に変化すると検出された場合に、変化を抑制するように第１および第２のハプティクスデータを加工する編集手段と、を有することを特徴とする画像処理装置を提供する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の一態様によれば、被写体の触感を再現するための情報が関連付けられた画像データを適切に取り扱うことが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態に係る画像処理装置の機能構成例を示すブロック図
ハプティクスデータの構成例を示す模式図
ハプティクスデータの具体例を示す模式図
第１実施形態におけるハプティクスデータの加工方法の例を説明するための図
第１実施形態におけるハプティクスデータの加工方法の例を説明するための図
第１実施形態におけるハプティクスデータの加工動作に関するフローチャート
第２実施形態におけるハプティクスデータの加工方法の例を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照して本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定しない。また、実施形態には複数の特徴が記載されているが、その全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【００１０】
●（第１実施形態）
図１は、本発明の実施形態に係る画像処理装置１００の機能構成例を示すブロック図である。画像処理装置１００は、デスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータといったコンピュータ機器であってよい。画像処理装置１００はまた、デジタルカメラ、メディアプレーヤ、携帯情報端末（ＰＤＡ）、スマートフォン、ゲーム機など、アプリケーションプログラムを実行可能な１つ以上のプロセッサを有する電子機器でも実施可能である。
（【００１１】以降は省略されています）

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