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公開番号2025090440
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205656
出願日2023-12-05
発明の名称検査装置、検査装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 29/393 20060101AFI20250610BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】検査結果を表示する際にスキャン画像を表示してしまうと本来秘匿するべき情報を晒すことになってしまう。隠してしまうとNGの発生原因がわかり辛くなる。
【解決手段】本発明の検査装置は、画像形成手段により画像が形成された印刷物をスキャンすることにより生成したスキャン画像を受け付ける受付手段と、前記スキャン画像と予め登録した正解データとに基づいて、前記印刷物を検査する検査処理を行う検査手段と、前記検査処理に関する検査設定を行う設定手段と、前記検査処理の結果と、前記スキャン画像とを表示する表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記検査設定に基づいて、前記スキャン画像に所定の画像処理を施した画像を表示部に表示することを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
画像形成手段により画像が形成された印刷物をスキャンすることにより生成したスキャン画像を受け付ける受付手段と、
前記スキャン画像と予め登録した正解データとに基づいて、前記印刷物を検査する検査処理を行う検査手段と、
前記検査処理に関する検査設定を行う設定手段と、
前記検査処理の結果と、前記スキャン画像とを表示部に表示する表示制御手段と、
を有し、
前記表示制御手段は、前記スキャン画像における前記検査設定で指定された領域に、所定の画像処理を施した画像を表示部に表示する
ことを特徴とする検査装置。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
前記表示制御手段は、前記スキャン画像における前記検査設定で指定された領域を指定の情報に置き換える画像処理を施した画像を表示する
ことを特徴とする請求項１に記載の検査装置。
【請求項３】
前記指定の情報に置き換える画像処理とは、塗りつぶし処理、画像の置換処理、画像の削除処理のうち少なくとも１つである
ことを特徴とする
ことを特徴とする請求項２に記載の検査装置。
【請求項４】
前記表示制御手段は、前記スキャン画像における前記検査設定で指定された領域の可読性を落とす画像処理を施した画像を表示する
ことを特徴とする請求項１に記載の検査装置。
【請求項５】
前記可読性を起こす画像処理とは、文字列を視覚的な判別不能な状態にする処理、データの抽出を不可能となる状態にする処理、抽出したデータが前記正解データを不一致となる状態にする処理のうち少なくとも１つである
ことを特徴とする請求項４に記載の検査装置。
【請求項６】
前記可読性を起こす画像処理とは、フィルタリング処理、モザイク処理のうち少なくとも１つである
こと特徴とする請求項４または５に記載の検査装置。
【請求項７】
検査手段は、前記スキャン画像と前記正解データに含まれる正解画像との比較により、前記印刷物の検査を行う第１の検査処理を行う
ことを特徴とする請求項１に記載の検査装置。
【請求項８】
検査手段は、前記スキャン画像から抽出したデータと前記正解データとの比較により、前記印刷物の検査を行う第２の検査処理を行う
ことを特徴とする請求項１に記載の検査装置。
【請求項９】
前記設定手段は、少なくとも前記検査処理を行う領域の指定と、前記領域に対する検査処理の方法との設定を行う
ことを特徴とする請求項１に記載の検査装置。
【請求項１０】
前記表示制御手段は、前記検査処理にて検出された印刷不良の画像を、前記所定の画像処理を施した画像に重ね合わせて表示する
ことを特徴とする請求項１に記載の検査装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、検査装置、検査装置の制御方法に関するものである。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、印刷装置により印刷されたシートを搬送中に検品装置によって検査する印刷システムが知られている。印刷シートの検査では、検品装置が搬送されてきた印刷シートの画像をスキャンし、読み取った画像の解析により印刷シートが正常であるか否かを判定する。検品装置は、例えばバーコードや罫線の欠け、印刷不良（ＮＧ）などを検出することが可能である。こうして印刷シートがＮＧであると判定された場合には、当該不良シートは正常シートとは別の排紙先に排紙される。これにより不良シートが正常シートに混入することが防がれ、オペレータが不良シートを廃棄することが可能となる。
【０００３】
このような検査結果はスキャン画像と合わせて検査中の画面に表示されたり、検査レポートとしてオペレータが出力する。検査中の画面は、ＮＧ発生時にオペレータが印刷シートを確認するために用いられる。検査レポートは機械の不良でサポートを呼ぶ際や、顧客への報告などに用いられる。
【０００４】
検査画面やそのほかの検査結果表示中にスキャン画像を表示すると、印刷シートに記載されている個人情報や機密情報など、不特定多数に見られてはならない情報を晒すことになる。特許文献１では、スキャン画像の情報を隠すため、機密性の高いシートにおいてスキャン画像全体を未表示とし、検査で印刷不良と判断された部分のみを表示する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２１－１１１８３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、上記構成では、スキャン画像全体が表示されず検査で印刷不良と判断された箇所のみで表示されるため、正常箇所からの相対的な位置関係が不明で、検査で印刷不良と判断された箇所を瞬時に確認することができない。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の検査装置は、画像形成手段により画像が形成された印刷物をスキャンすることにより生成したスキャン画像を受け付ける受付手段と、前記スキャン画像と予め登録した正解画像及び正解データとに基づいて、前記印刷物を検査する検査処理を行う検査手段と、前記検査処理に関する検査設定を行う設定手段と、前記検査処理の結果と、前記スキャン画像とを表示する表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記検査設定に基づいて、前記スキャン画像に所定の画像処理を施した画像を表示部に表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、検査結果を表示する際、検査設定に基づいて、スキャン画像の機密情報の記載箇所に画像処理を施した画像を表示することで、機密情報を保護しつつ、検査結果の表示が可能である。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
印刷システムの全体図
印刷システムのシステム構成を表すブロック図
画像形成装置のメカ断面図を表した模式図
検査処理全体のフローチャート
検査設定のフローチャート
検査設定のＵＩ図
マスク詳細のＵＩ図
検査のフローチャート
検査結果表示画面のＵＩ図
検査レポート画面のＵＩ図
検査設定のＵＩ図
マスク領域にモザイクをかけたＵＩ図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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