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公開番号2025089713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204509
出願日2023-12-04
発明の名称光学系及びそれを備える撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 13/04 20060101AFI20250609BHJP(光学)
要約【課題】結像性能を良好に保ちつつ、ゴースト光の発生を抑制可能な光学系を提供する。
【解決手段】前群(G101)と、開口絞り(STO)と、正の屈折力の後群(G102)とで構成された光学系(100)であって、前群は、負の屈折力の第1レンズ(L101)と、負の屈折力の第2レンズ(L102)と、第3レンズ(L103)とを有し、第3レンズは、平凸レンズ、平凹レンズ、またはメニスカスレンズであり、光学系の焦点距離をf、半画角をθ、半画角θと像高yとの関係を表す射影特性をy(θ)、最大半画角をθmax、第3レンズの物体側面および像側面の曲率半径をそれぞれRG3R1、RG3R2とするとき、
1.0<f×sin(θmax)/y(θmax)≦1.9
-0.57≦f/RG3R1<0.00
-0.47≦f/RG3R2<0.00
なる条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、前群と、開口絞りと、正の屈折力の後群とで構成された光学系であって、
前記前群は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズと、負の屈折力の第2レンズと、第3レンズとを有し、
前記第3レンズは、物体側面が平面かつ像側面が凸面である平凸レンズ、物体側面が凹面かつ像側面が平面である平凹レンズ、または物体側面が凹面かつ像側面が凸面であるメニスカスレンズであり、
前記光学系の焦点距離をf、前記光学系の半画角をθ、半画角θと像高yとの関係を表す射影特性をy(θ)、前記光学系の最大半画角をθ
max
、前記第3レンズの前記物体側面の曲率半径をR
G3R1
、前記第3レンズの前記像側面の曲率半径をR
G3R2
とするとき、
1.0<f×sin(θ
max
)/y(θ
max
)≦1.9
-0.57≦f/R
G3R1
<0.00
-0.47≦f/R
G3R2
<0.00
なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
0.65<y(θ
max
/2)/y(θ
max
)<0.85
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項3】
前記第2レンズの物体側面は、光軸を含む断面において変曲点を有することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項4】
前記第3レンズは、負の屈折力を有することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項5】
1.0≦(R
G3R2
+R
G3R1
)/(R
G3R2
-R
G3R1
)≦5.1
なる条件式を満足することを特徴とする請求項4に記載の光学系。
【請求項6】
前記第3レンズの焦点距離をf
G3
とするとき、
-11<f
G3
/f<0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項4に記載の光学系。
【請求項7】
前記前群は、前記第3レンズの像側に配置された正の屈折力の第4レンズを更に有することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
【請求項8】
前記前群は、前記第3レンズと前記第4レンズとの間に配置された補助絞りを更に有することを特徴とする請求項7に記載の光学系。
【請求項9】
前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第5レンズと、負の屈折力の第6レンズと、正の屈折力の第7レンズとを有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光学系。
【請求項10】
前記前群は4枚のレンズで構成され、前記後群は3枚のレンズで構成されることを特徴とする請求項9に記載の光学系。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は光学系に関し、例えばデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、車載カメラ、携帯電話用カメラ、監視カメラ、ウェアラブルカメラ、医療用カメラ等の撮像装置に好適なものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車載カメラ用の広角光学系が開示されている。特許文献2には、望遠レンズと広角レンズとの特徴を兼ね備えるために、第2レンズの物体側面が凸形状、かつ、径方向断面で変曲点を有する光学系が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2018―522266号公報
米国特許出願公開第2020/0133680号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている光学系では、各レンズ面において反射した不要光(ゴースト光)が撮像素子に到達することで生じるゴーストの低減手段について考慮されていない。特許文献2に開示されている光学系では、第3レンズの物体側面の曲率半径が比較的大きいため、非点隔差が大きく良好な結像性能が得られない。
【0005】
本発明は、結像性能を良好に保ちつつ、ゴースト光の発生を抑制可能な光学系を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての光学系は、物体側から像側へ順に配置された、前群と、開口絞りと、正の屈折力の後群とで構成された光学系であって、前記前群は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズと、負の屈折力の第2レンズと、第3レンズとを有し、前記第3レンズは、物体側面が平面かつ像側面が凸面である平凸レンズ、物体側面が凹面かつ像側面が平面である平凹レンズ、または物体側面が凹面かつ像側面が凸面であるメニスカスレンズであり、前記光学系の焦点距離をf、前記光学系の半画角をθ、半画角θと像高yとの関係を表す射影特性をy(θ)、前記光学系の最大半画角をθ
max
、前記第3レンズの前記物体側面の曲率半径をR
G3R1
、前記第3レンズの前記像側面の曲率半径をR
G3R2
とするとき、
1.0<f×sin(θ
max
)/y(θ
max
)≦1.9
-0.57≦f/R
G3R1
<0.00
-0.47≦f/R
G3R2
<0.00
なる条件式を満足する。
【0007】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、結像性能を良好に保ちつつ、ゴースト光の発生を抑制可能な光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1における光学系の要部概略図である。
実施例1における第2レンズの物体側面の有効半径に対する曲率をプロットしたグラフである。
実施例1におけるゴースト光の光路図である。
実施例1における像面での光強度分布である。
実施例1における光学系の収差図である。
実施例2における光学系の要部概略図である。
実施例2における第2レンズの物体側面の有効半径に対する曲率をプロットしたグラフである。
実施例2におけるゴースト光の光路図である。
実施例2における像面での光強度分布である。
実施例2における光学系の収差図である。
実施例3における光学系の要部概略図である。
実施例3における第2レンズの物体側面の有効半径に対する曲率をプロットしたグラフである。
実施例3におけるゴースト光の光路図である。
実施例3における像面での光強度分布である。
実施例3における光学系での収差図である。
実施例4における光学系の要部概略図である。
実施例4における第2レンズの物体側面の有効半径に対する曲率をプロットしたグラフである。
実施例4におけるゴースト光の光路図である。
実施例4における像面での光強度分布である。
実施例4における光学系の収差図である。
実施形態における撮像装置の模式図である。
実施形態における移動装置の模式図と光学系の光学特性を示す図である。
実施形態における車載システムの構成例を示すブロック図である。
実施形態における車載システムの要部概略図である。
実施形態における移動装置の構成図である。
実施形態における車載システムの動作例を示すフローチャートである。
比較例としてのゴースト光の光路図である。
比較例としての像面での光強度分布である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の望ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面は、便宜的に実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。また、各図面において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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