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公開番号2025081860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023194914
出願日2023-11-16
発明の名称光コネクタ
出願人株式会社アドバンテスト
代理人個人,個人
主分類G02B 6/38 20060101AFI20250521BHJP(光学)
要約【課題】フェルールのガイド穴の縁が、ガイドピンにより削られることを抑制する。
【解決手段】一方の光コネクタ1は、一方のフェルール10と、一方のフェルール10を、所定の位置に保持するフェルール位置保持部とを備える。ただし、所定の位置が、一方のフェルール10が他方のフェルール20と接続した状態における一方のフェルール10の位置である。しかも、フェルール位置保持部が、一方のフェルール10と他方のフェルール20との接続の前後において、一方のフェルール10を移動可能に保持する。なお、フェルール位置保持部が、一方のフェルール10に取り付けられた磁性体12aと、磁性体12aと対向して配置された磁石12bとを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方のフェルールと、
前記一方のフェルールを、所定の位置に保持するフェルール位置保持部と、
を備え、
前記所定の位置が、前記一方のフェルールが他方のフェルールと接続した状態における前記一方のフェルールの位置であり、
前記フェルール位置保持部が、前記一方のフェルールと前記他方のフェルールとの接続の前後において、前記一方のフェルールを移動可能に保持する、
光コネクタ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光コネクタであって、
前記フェルール位置保持部が、
前記一方のフェルールに取り付けられた磁性体と、
前記磁性体と対向して配置された磁石と、
を有する光コネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載の光コネクタであって、
前記一方のフェルールを収容するフェルール収容部を備え、
前記磁石が、前記フェルール収容部に取り付けられている光コネクタ。
【請求項4】
請求項3に記載の光コネクタであって、
前記磁石が、前記磁性体よりも、前記他方のフェルールから見て遠くに配置されている光コネクタ。
【請求項5】
請求項3に記載の光コネクタであって、
前記磁石が、前記磁性体よりも、前記他方のフェルールから見て近くに配置されている光コネクタ。
【請求項6】
一方のフェルールと、
前記一方のフェルールを、所定の位置に保持するフェルール位置保持部と、
を備え、
前記フェルール位置保持部が、
前記一方のフェルールに取り付けられた第一磁石と、
前記第一磁石と対向して配置された第二磁石と、
を有し、
前記所定の位置が、前記一方のフェルールと他方のフェルールとの接続がなされる前の前記一方のフェルールの位置であり、
前記フェルール位置保持部が、前記一方のフェルールと前記他方のフェルールとの接続の前後において、前記一方のフェルールを移動可能に保持する、
光コネクタ。
【請求項7】
請求項6に記載の光コネクタであって、
前記一方のフェルールを収容するフェルール収容部を備え、
前記第二磁石が、前記フェルール収容部に取り付けられている光コネクタ。
【請求項8】
請求項7に記載の光コネクタであって、
前記第二磁石が、前記第一磁石よりも、前記他方のフェルールから見て遠くに配置されている光コネクタ。
【請求項9】
請求項7に記載の光コネクタであって、
前記第二磁石が、前記第一磁石よりも、前記他方のフェルールから見て近くに配置されている光コネクタ。
【請求項10】
請求項1ないし9のいずれか一項に記載の光コネクタであって、
前記一方のフェルールが、ガイド穴を有し、
前記他方のフェルールが、前記ガイド穴に挿入されるガイドピンを有する、
光コネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フェルールのガイド穴が削られることの防止に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、フェルールが知られており(例えば、特許文献1~4を参照)、そのなかでも、小型で多チャンネルの光ファイバの接続を可能とする規格の1つであるMTフェルール規格が知られている。MTフェルールによれば、一方のMTフェルールに取り付けたガイドピンを、他方のMTフェルールのガイド穴に差し込むことにより、光ファイバ同士の接続を行うことができる。MTフェルールは、単体でも使用されるが、光コネクタ(例えば、MPOコネクタまたはバックプレーンコネクタ)の内部に格納されて使用される。
【0003】
光コネクタを使用することにより、ガイドピンとガイド穴とが嵌合するように位置決めされる。しかし、光コネクタを使用しても、光コネクタの誤差などにより、常にガイドピンとガイド穴とが正しく嵌合するように位置決めできるわけではない。そこでMTフェルールをバネなどでフローティングさせ、さらに、ガイドピンにテーパを設けることでガイドピンがガイド穴に誘い込まれるようにしている。
【0004】
なお、ガイドピンは、例えばステンレス製であり、MTフェルールは、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂製であるため、ガイドピンがMTフェルールよりも硬い。ガイド穴はMTフェルールに設けられているため、ガイドピンはガイド穴の縁よりも硬い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2022/074866号
特開2009-145725号公報
国際公開第2022/029930号
特開2021-101254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の従来技術のように、ガイドピンがガイド穴に誘い込まれる場合、ガイドピンがガイド穴の縁に衝突することになり、ガイド穴の縁が削られてしまう。特に、ガイドピンがガイド穴の縁の同じ場所に衝突し続ける場合、ガイド穴の縁が簡単に削られてしまう。
【0007】
ガイド穴の縁が削られてしまうと、ガイド穴が広がってしまい、互いに接続する光ファイバの位置関係が最適なものからずれてしまい結合損失が悪化する。また、ガイド穴が削られることにより削りカスが飛散し、光ファイバ端面に付着し、結合損失が悪化する。
【0008】
そこで、本発明は、フェルールのガイド穴の縁が、ガイドピンにより削られることを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明にかかる第一の光コネクタは、一方のフェルールと、前記一方のフェルールを、所定の位置に保持するフェルール位置保持部とを備え、前記所定の位置が、前記一方のフェルールが他方のフェルールと接続した状態における前記一方のフェルールの位置であり、前記フェルール位置保持部が、前記一方のフェルールと前記他方のフェルールとの接続の前後において、前記一方のフェルールを移動可能に保持するように構成される。
【0010】
上記のように構成された第一の光コネクタによれば、一方のフェルールがある。フェルール位置保持部が、前記一方のフェルールを、所定の位置に保持する。前記所定の位置が、前記一方のフェルールが他方のフェルールと接続した状態における前記一方のフェルールの位置である。前記フェルール位置保持部が、前記一方のフェルールと前記他方のフェルールとの接続の前後において、前記一方のフェルールを移動可能に保持する。
(【0011】以降は省略されています)

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