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公開番号2025075740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187119
出願日2023-10-31
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/42 20060101AFI20250508BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】組立作業性を向上できるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタC1は、雌端子31と、第1方向X1に沿って挿入される雌端子31を内部に保持するハウジング30と、を備える。雌端子31は、筒状部41を有する周壁40と、筒状部41に対向する筒状部51を有する周壁50と、筒状部41と筒状部51とにより構成される筒状接続部60と、周壁40に設けられた係合部110と、を有する。係合部110は、第1方向X1の反対方向である第1反対方向X2に向く係合面113を有する。ハウジング30は、第1方向X1に向く係合面128を含む係合部126を有する。係合面128は、第1方向X1において係合面113と係合可能に形成されている。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
雌端子と、第1方向に沿って挿入される前記雌端子を内部に保持するハウジングと、を備え、
前記雌端子は、
第1筒状部を有する第1周壁と、
前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、
前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、
前記第1周壁に設けられた第1係合部と、を有し、
前記第1係合部は、前記第1方向の反対方向である第1反対方向に向く第1係合面を有し、
前記ハウジングは、前記第1方向に向く第2係合面を含む第2係合部を有し、
前記第2係合面は、前記第1方向において前記第1係合面と係合可能に形成されている、コネクタ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第2周壁は、前記第1周壁から前記第1方向と交差する第2方向に向かった位置に設けられており、
前記第1係合部は、前記第1周壁のうち前記第2方向の反対方向である第2反対方向の端面から前記第2反対方向に向かって突出する係合突起であり、
前記第2係合部は、前記雌端子に向かって突出する係合凸部を有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第1筒状部は、前記第1周壁のうち前記第2反対方向の端面から前記第2反対方向に向かって突出しており、
前記第1周壁のうち前記第2反対方向の端面からの前記第1係合部の第1突出量は、前記第1周壁のうち前記第2反対方向の端面からの前記第1筒状部の第2突出量よりも大きい、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記第1係合部は、前記第1方向に向く第1傾斜面を有し、
前記第1傾斜面は、前記第1傾斜面のうち前記第2方向の端部から前記第1傾斜面のうち前記第2反対方向の端部に向かうに連れて、前記第1反対方向に向かって傾斜しており、
前記第1係合面は、前記第1方向に対して垂直に延びている、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記係合凸部は、前記第1反対方向に向く第2傾斜面を有し、
前記第2傾斜面は、前記第2傾斜面のうち前記第2反対方向の端部から前記第2傾斜面のうち前記第2方向の端部に向かうに連れて、前記第1方向に向かって傾斜しており、
前記第2係合面は、前記第1方向に対して垂直に延びるとともに、前記第1係合面と平行に延びている、請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記ハウジングは、
前記雌端子を内部に収容するハウジング本体と、
前記ハウジング本体に取り付けられるリテーナと、を有し、
前記第2係合部は、前記ハウジング本体が有する壁部に接続される基端部を固定端とするとともに前記基端部の反対側に設けられた先端部を自由端とする片持ち状に形成されており、
前記係合凸部は、前記先端部に設けられている、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記第1周壁は、前記第1周壁のうち前記第1反対方向の端部に設けられた連結部を有し、
前記雌端子は、前記連結部のうち前記第1反対方向の端部に設けられた電線接続部を有し、
前記電線接続部は、電線が電気的に接続される部分であり、
前記第1係合部は、前記連結部に設けられている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記第1筒状部は、前記第2筒状部に対向する第1内面を有し、
前記第2筒状部は、前記筒状接続部の軸方向に分割された複数の分割筒状部を有し、
前記複数の分割筒状部の各々は、前記第1内面に対向する第2内面と、前記第2内面から前記筒状接続部の径方向内方に向かって断面円弧状に突出する突部とを有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記複数の分割筒状部は、2つの分割筒状部であり、
前記第2筒状部は、前記2つの分割筒状部を分断するスリットを有し、
前記スリットは、前記軸方向において前記筒状接続部の中央位置に設けられている、請求項8に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記雌端子は、前記第1内面と前記第2内面との離隔距離を制限する巻き押え部を更に備え、
前記巻き押え部は、前記第1周壁と一体に形成されており、
前記巻き押え部は、前記第1周壁から延びて前記第2周壁の端縁を内部に抱え込みつつ折り返されるとともに、前記第2周壁の外面に接触されている、請求項8に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されるコネクタとしては、雌端子と、雌端子を保持するハウジングとを備えるものが知られている。雌端子の筒状接続部には、雄端子の柱状接続部が挿入されるとともに、柱状接続部が電気的に接続される。この種の雌端子は、コイルばね等の付勢部材による付勢力を利用して、雄端子の柱状接続部に対する接触圧力を安定して確保している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-28903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記コネクタにおいては、組立作業性の向上が望まれている。
本開示の目的は、組立作業性を向上できるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタは、雌端子と、第1方向に沿って挿入される前記雌端子を内部に保持するハウジングと、を備え、前記雌端子は、第1筒状部を有する第1周壁と、前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、前記第1周壁に設けられた第1係合部と、を有し、前記第1係合部は、前記第1方向の反対方向である第1反対方向に向く第1係合面を有し、前記ハウジングは、前記第1方向に向く第2係合面を含む第2係合部を有し、前記第2係合面は、前記第1方向において前記第1係合面と係合可能に形成されている。
【発明の効果】
【0006】
本開示のコネクタによれば、組立作業性を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す斜視図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図4は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す斜視図である。
図5は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
図6は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
図7は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図5および図6における7-7線断面図)である。
図8は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図5および図6における8-8線断面図)である。
図9は、一実施形態の雌端子を示す断面斜視図である。
図10は、一実施形態の雌端子を示す断面図(図5および図6における10-10線断面図)である。
図11は、一実施形態の雌端子を示す断面図(図10における11-11線断面図)である。
図12は、一実施形態の雌端子を示す断面斜視図である。
図13は、一実施形態の雌端子を示す斜視図である。
図14は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図5および図6における14-14線断面図)である。
図15は、一実施形態のワイヤハーネスを示す平面図である。
図16は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
図17は、変更例のワイヤハーネスの一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、雌端子と、第1方向に沿って挿入される前記雌端子を内部に保持するハウジングと、を備え、前記雌端子は、第1筒状部を有する第1周壁と、前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、前記第1周壁に設けられた第1係合部と、を有し、前記第1係合部は、前記第1方向の反対方向である第1反対方向に向く第1係合面を有し、前記ハウジングは、前記第1方向に向く第2係合面を含む第2係合部を有し、前記第2係合面は、前記第1方向において前記第1係合面と係合可能に形成されている。
【0009】
この構成によれば、第1反対方向に向く第1係合面を有する第1係合部が雌端子に設けられるとともに、第1方向に向くとともに第1係合面と係合する第2係合面を有する第2係合部がハウジングに設けられる。これら第1係合面と第2係合面とが第1方向において互いに係合されることにより、雌端子の第1反対方向への移動が好適に規制される。これにより、コネクタの組立作業時に、ハウジングから雌端子が第1反対方向に沿って脱落することを好適に抑制できる。この結果、コネクタの組立作業性を向上させることができる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記第2周壁は、前記第1周壁から前記第1方向と交差する第2方向に向かった位置に設けられており、前記第1係合部は、前記第1周壁のうち前記第2方向の反対方向である第2反対方向の端面から前記第2反対方向に向かって突出する係合突起であり、前記第2係合部は、前記雌端子に向かって突出する係合凸部を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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