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公開番号2025079634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192435
出願日2023-11-10
発明の名称内視鏡用対物レンズおよび内視鏡
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G02B 13/00 20060101AFI20250515BHJP(光学)
要約【課題】合焦機能を有し、最遠点から最近点までの物体距離全域での観察において良好な光学性能を保持する内視鏡用対物レンズ、およびこの内視鏡用対物レンズを備えた内視鏡を提供する。
【解決手段】内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とからなる。合焦の際、第2レンズ群のみが移動する。第1レンズ群は最も物体側に負の屈折力を有する単レンズを含む。内視鏡用対物レンズは、最大像高、全系の焦点距離、最大半画角、第1レンズ群の焦点距離、第2レンズ群の焦点距離、第1レンズ群の上記単レンズの焦点距離に関する予め定められた条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、
最遠点物体から最近点物体への合焦の際に、前記第1レンズ群は像面に対して固定され、前記第2レンズ群のみが光軸に沿って移動し、
前記第1レンズ群は、最も物体側に負の屈折力を有する単レンズを含み、
最大像高をY、
最遠点物体に合焦した状態における全系の焦点距離をfF、
最遠点物体に合焦した状態における最大半画角をωf、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、
前記第2レンズ群の焦点距離をf2、
前記単レンズの焦点距離をfL1とした場合、
0<Y/(fF×tanωf)<0.6 (1)
0<f1/f2<0.25 (2)
-1.2<fL1/fF<0 (3)
で表される条件式(1)、(2)、および(3)を満足する内視鏡用対物レンズ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
最遠点物体に合焦した状態におけるFナンバーをFNofとした場合、
0<FNof/tanωf<2 (4)
で表される条件式(4)を満足する請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
【請求項3】
0<fF/f1<2 (5)
で表される条件式(5)を満足する請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
【請求項4】
0<fF/f2<0.5 (6)
で表される条件式(6)を満足する請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
【請求項5】
-1.5<fL1/f1<0 (7)
で表される条件式(7)を満足する請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
【請求項6】
前記単レンズの物体側のレンズ面が平面である請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
【請求項7】
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1aレンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第1bレンズ群とからなり、
前記第1aレンズ群の焦点距離をf1aとした場合、
0<fF/f1a<1 (8)
で表される条件式(8)を満足する請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
【請求項8】
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1aレンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第1bレンズ群とからなり、
前記第1aレンズ群の焦点距離をf1aとした場合、
0<f1/f1a<1 (9)
で表される条件式(9)を満足する請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
【請求項9】
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1aレンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第1bレンズ群とからなり、
前記第1bレンズ群の焦点距離をf1bとした場合、
0<fF/f1b<1 (10)
で表される条件式(10)を満足する請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
【請求項10】
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1aレンズ群と、開口絞りと、正の屈折力を有する第1bレンズ群とからなり、
前記第1bレンズ群の焦点距離をf1bとした場合、
0<f1/f1b<1 (11)
で表される条件式(11)を満足する請求項1に記載の内視鏡用対物レンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、内視鏡用対物レンズ、および内視鏡に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、内視鏡に用いられる対物レンズとして下記の特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、および特許文献5に記載されたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-033521号公報
特開2011-075915号公報
特開2002-028126号公報
国際公開第2019/163744号
特開2001-091832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
合焦機能を有し、最遠点から最近点までの物体距離全域での観察において良好な光学性能を保持する内視鏡用対物レンズが要望されている。この要求レベルは、年々高まっている。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みなされたものであり、合焦機能を有し、最遠点から最近点までの物体距離全域での観察において良好な光学性能を保持する内視鏡用対物レンズ、およびこの内視鏡用対物レンズを備えた内視鏡を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る内視鏡用対物レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、最遠点物体から最近点物体への合焦の際に、第1レンズ群は像面に対して固定され、第2レンズ群のみが光軸に沿って移動し、第1レンズ群は、最も物体側に負の屈折力を有する単レンズを含み、
0<Y/(fF×tanωf)<0.6 (1)
0<f1/f2<0.25 (2)
-1.2<fL1/fF<0 (3)
で表される条件式(1)、(2)、および(3)を満足する。各条件式の記号は、以下のように定義されている。最大像高をYとしている。最遠点物体に合焦した状態における全系の焦点距離をfFとしている。最遠点物体に合焦した状態における最大半画角をωfとしている。第1レンズ群の焦点距離をf1としている。第2レンズ群の焦点距離をf2としている。第1レンズ群の上記単レンズの焦点距離をfL1としている。
【0007】
最遠点物体に合焦した状態におけるFナンバーをFNofとした場合、上記態様の内視鏡用対物レンズは、
0<FNof/tanωf<2 (4)
で表される条件式(4)を満足することが好ましい。
【0008】
上記態様の内視鏡用対物レンズは、
0<fF/f1<2 (5)
で表される条件式(5)を満足することが好ましい。
【0009】
上記態様の内視鏡用対物レンズは、
0<fF/f2<0.5 (6)
で表される条件式(6)を満足することが好ましい。
【0010】
上記態様の内視鏡用対物レンズは、
-1.5<fL1/f1<0 (7)
で表される条件式(7)を満足することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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