TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025078446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023191019
出願日2023-11-08
発明の名称波長変換基板及び表示装置
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G02B 5/20 20060101AFI20250513BHJP(光学)
要約【課題】波長変換基板と調光装置との位置ズレに起因した色再現性の低下を生じ難くし得る技術を提供する。
【解決手段】波長変換基板3Aは、第1及び第2主面を有している透明基板31と、第1主面上に設けられ、互いに交差する第1及び第2方向へ配列した複数の貫通孔を有している隔壁層と、複数の貫通孔の位置にそれぞれ設けられた複数の機能層とを備え、複数の機能層は、光源が射出する光を第1光へ変換する第1波長変換層36Rと、光源が射出する光を第1光とは色が異なる第2光へ変換する第2波長変換層36Gとを含み、機能層の各々は、この機能層が設けられた前記貫通孔の中に位置した第1部分36R1,36G1と、隔壁層の上面のうち、この機能層が設けられた前記貫通孔の開口を取り囲んだ周辺領域を、少なくとも部分的に被覆した第2部分36R2,36G2とを含んでいる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面及び第2主面を有している透明基板と、
前記第1主面上に設けられ、互いに交差する第1方向及び第2方向へ配列した複数の貫通孔を有している隔壁層と、
前記複数の貫通孔の位置にそれぞれ設けられた複数の機能層と
を備え、
前記複数の機能層は、光源が射出する光を第1光へ変換する第1波長変換層と、前記光源が射出する前記光を前記第1光とは色が異なる第2光へ変換する第2波長変換層とを含み、
前記複数の機能層の各々は、
この機能層が設けられた前記貫通孔の中に位置した第1部分と、
前記隔壁層の上面のうち、この機能層が設けられた前記貫通孔の開口を取り囲んだ周辺領域を、少なくとも部分的に被覆した第2部分と
を含んだ波長変換基板。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記複数の貫通孔の各々の前記開口は前記第2方向へ伸びた形状を有し、前記複数の機能層の各々の前記第2部分は、前記周辺領域のうち、前記第1方向へ隣り合った前記貫通孔の前記開口によって挟まれた領域を被覆した請求項1に記載の波長変換基板。
【請求項3】
前記複数の機能層は、前記第1方向へ隣り合い且つ前記第2部分が重なり合ったものを含んだ請求項1に記載の波長変換基板。
【請求項4】
前記複数の機能層は、前記光源が射出する前記光をそのまま透過させるか又は前記第1及び第2光とは色が異なる第3光へ変換する充填層を更に含み、前記複数の機能層は、前記第1方向へ各々が伸び、前記第2方向へ配列した複数の行を形成しており、前記複数の行の各々は、前記第1波長変換層と前記第2波長変換層と前記充填層とを含んだ請求項1に記載の波長変換基板。
【請求項5】
前記第2部分の最大厚さH3と前記隔壁層の厚さH1との比H3/H1は、0.01乃至0.95の範囲内にある請求項1に記載の波長変換基板。
【請求項6】
前記透明基板と前記隔壁層との間に介在し、前記複数の貫通孔の位置に複数の第1貫通孔をそれぞれ有しているブラックマトリクスを更に備えた請求項1に記載の波長変換基板。
【請求項7】
前記隔壁層は、前記複数の貫通孔の位置に複数の第2貫通孔をそれぞれ有している樹脂層を含んだ請求項1に記載の波長変換基板。
【請求項8】
前記隔壁層は、前記複数の第2貫通孔の側壁を少なくとも部分的に被覆した反射層を更に含んだ請求項7に記載の波長変換基板。
【請求項9】
前記複数の貫通孔の少なくとも一部の位置にそれぞれ配置された複数の着色層を含んだカラーフィルタを更に備えた請求項1に記載の波長変換基板。
【請求項10】
前記複数の機能層の各々の前記第1部分を被覆したオーバーコート層を更に備えた請求項1に記載の波長変換基板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
表示装置において、発光ダイオードなどの発光素子は、例えば、バックライトユニットの光源として、又は、画素若しくはサブ画素の構成要素として利用されている(特許文献1及び2を参照)。そのような表示装置では、発光素子又は画素若しくはサブ画素を互いから区画する隔壁を設けることがある。隔壁は、例えば、発光素子が射出する光を効率的に利用すること、又は、或る発光素子が射出した光を入射させるべき領域へ他の発光素子が射出した光が入射するのを防止することを可能とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-131683号公報
特開2009-244383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、波長変換基板と調光装置との位置ズレに起因した色再現性の低下を生じ難くし得る技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面によると、第1主面及び第2主面を有している透明基板と、前記第1主面上に設けられ、互いに交差する第1方向及び第2方向へ配列した複数の貫通孔を有している隔壁層と、前記複数の貫通孔の位置にそれぞれ設けられた複数の機能層とを備え、前記複数の機能層は、光源が射出する光を第1光へ変換する第1波長変換層と、前記光源が射出する前記光を前記第1光とは色が異なる第2光へ変換する第2波長変換層とを含み、前記複数の機能層の各々は、この機能層が設けられた前記貫通孔の中に位置した第1部分と、前記隔壁層の上面のうち、この機能層が設けられた前記貫通孔の開口を取り囲んだ周辺領域を、少なくとも部分的に被覆した第2部分とを含んだ波長変換基板が提供される。
【0006】
本発明の他の側面によると、前記複数の貫通孔の各々の前記開口は前記第2方向へ伸びた形状を有し、前記複数の機能層の各々の前記第2部分は、前記周辺領域のうち、前記第1方向へ隣り合った前記貫通孔の前記開口によって挟まれた領域を被覆した上記側面に係る波長変換基板が提供される。
【0007】
本発明の更に他の側面によると、前記複数の機能層は、前記第1方向へ隣り合い且つ前記第2部分が重なり合ったものを含んだ上記側面の何れかに係る波長変換基板が提供される。
【0008】
本発明の更に他の側面によると、前記複数の機能層は、前記光源が射出する前記光をそのまま透過させるか又は前記第1及び第2光とは色が異なる第3光へ変換する充填層を更に含み、前記複数の機能層は、前記第1方向へ各々が伸び、前記第2方向へ配列した複数の行を形成しており、前記複数の行の各々は、前記第1波長変換層と前記第2波長変換層と前記充填層とを含んだ上記側面の何れかに係る波長変換基板が提供される。
【0009】
本発明の更に他の側面によると、前記第2部分の最大厚さH3と前記隔壁層の厚さH1との比H3/H1は、0.01乃至0.95の範囲内にある上記側面の何れかに係る波長変換基板が提供される。
【0010】
本発明の更に他の側面によると、前記透明基板と前記隔壁層との間に介在し、前記複数の貫通孔の位置に複数の第1貫通孔をそれぞれ有しているブラックマトリクスを更に備えた上記側面の何れかに係る波長変換基板が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

カンタツ株式会社
光学系
10日前
日本精機株式会社
表示装置
11日前
株式会社シグマ
レンズ鏡筒
21日前
株式会社シグマ
結像光学系
14日前
個人
眼鏡装着位置変更具
4日前
個人
ユニバーサルヒンジ眼鏡の改良
1か月前
キヤノン株式会社
画像表示装置
21日前
独立行政法人 国立印刷局
特殊発光印刷物
10日前
株式会社カネカ
光学フィルム
1か月前
AGC株式会社
光学素子
14日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
4日前
国立大学法人徳島大学
光位相変調モジュール
22日前
白金科技股分有限公司
光学フィルター
10日前
株式会社ジュン
メガネの製作システム
29日前
シンテック株式会社
光スイッチング素子
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
有限会社オプトセラミックス
空中結像装置
25日前
新光電気工業株式会社
光導波路装置
8日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
21日前
信越化学工業株式会社
導光部材
今日
二幸電気工業株式会社
光コネクタプラグ
21日前
FDK株式会社
余長処理ユニット
3日前
artience株式会社
防眩シート、及び施工方法
1か月前
キヤノン株式会社
光走査装置
2日前
住友電気工業株式会社
光ケーブル
8日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
4日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
4日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
10日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
8日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
8日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
21日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
25日前
株式会社エビデント
走査型顕微鏡
21日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
2日前
日東電工株式会社
反射フィルム
1日前
株式会社カネカ
偏光子保護フィルムおよび偏光板
8日前
続きを見る