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公開番号
2025064870
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023215386
出願日
2023-12-21
発明の名称
防眩シート、及び施工方法
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
G02B
5/02 20060101AFI20250410BHJP(光学)
要約
【課題】 トンネル内の視野環境を整備・向上でき(即ち、ドライバーはじめ同乗者にとってもトンネル内を見通したり見渡したりしやすく、出口表示、出口までの距離表示、非常口表示等の各種情報も見やすくする)、さらにトンネルに代表されるインフラ設備の検査に支障をきたすことなく、インフラ設備の補修・保全を容易かつ低コストで可能とするシートの提供。
【解決手段】 防眩層と基材シートとを少なくとも有し、防眩層が最表面に位置する防眩シートであって、防眩層表面に入射角30°、あおり角0°の場合の反射光の半値幅HW(30,0)が1.5~15°であり、防眩層表面に入射角60°、あおり角0°での場合の反射光の半値幅HW(60,0)を前記半値幅HW(30,0)で除した値が0.7~4である、防眩シート。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
防眩層と基材シートとを少なくとも有し、防眩層が最表面に位置する防眩シートであって、
防眩層表面に、入射角30°、あおり角0°で、ハロゲン光源からの光を照射した際の反射光の強度を反射光の反射角度に対してプロットしたチャートにおけるピークの半値幅HW(30,0)が1.5~15°であり、
防眩層表面に、入射角60°、あおり角0°で、ハロゲン光源からの光を照射した際の反射光の強度を反射光の反射角度に対してプロットしたチャートにおけるピークの半値幅HW(60,0)を前記半値幅HW(30,0)で除した値が0.7~4である、
防眩シート。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
ヘイズ値が80%未満である、請求項1記載の防眩シート。
【請求項3】
ヘイズ値が80%以上である、請求項1記載の防眩シート。
【請求項4】
ヘイズ値が80%未満である部分と、ヘイズ値が80%以上である部分とを有する、請求項1記載の防眩シート。
【請求項5】
防眩層表面に、入射角30°、あおり角2°で、ハロゲン光源から光を照射した際の反射光の強度を反射光の反射角度に対してプロットしたチャートにおけるピークの半値幅HW(30,2)が2~17°である、
請求項2、3、4記載の防眩シート。
【請求項6】
防眩層に対する水の接触角が50~85°、ヘキサデカンの接触角が10~65°である請求項2、3、4記載の防眩シート。
【請求項7】
防眩層に対する水の接触角が50~85°、ヘキサデカンの接触角が10~65°である請求項5記載の防眩シート。
【請求項8】
屋外に設けられたコンクリート構造体に、接着層を用いて、請求項2、3、4記載の防眩シートを貼付する施工方法。
【請求項9】
請求項2、3、4記載の防眩シートであって、屋外に設けられたコンクリート構造体に、貼付するための防眩シート。
【請求項10】
屋外に設けられたコンクリート構造体に、接着層を用いて、請求項5記載の防眩シートを貼付する施工方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防眩シートに関する。屋外に設けられたコンクリート構造体に好適に用いられる防眩シートに関する。また、本発明は、屋外に設けられたコンクリート構造体に、接着層を用いて防眩シートを貼付する施工方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
道路トンネルの内壁面には、ドライバーがトンネル内を見やすくなるようにしたり、ドライバーの視線を誘導したり、ドライバーへ各種情報の提示(出口表示、出口までの距離表示、非常口表示等)したり、照明効果を向上したり(以上、まとめて主にドライバーの視野環境整備・向上と略すこともある)することを目的とした内装施工が提案されている。
内装施工の方法としては、塗料を塗布する方法の他に、タイル、石膏ボード、繊維強化セメント板、金属板等の内装施工用の材料を、直張り工法、パネル工法、パネル浮かし工法等によって、トンネル内壁に設置・施工する方法もある。直張り工法は、タイル等をトンネル内壁面に接着剤で張り付ける方法である。パネル工法は、パネル等をトンネル内壁面にアンカーで取り付ける方法である。漏水が生じる又は漏水が生じる可能性のあるトンネルには、導水路を設けたパネル浮かし工法が提案されている。
【0003】
特許文献1には、下地(塗装対象物)上に、剥離可能な目地材とモルタル層(目地材と略同じ厚み)とを設け、その上に第1の無機塗料を塗布して有色層を形成し、次いで剥離可能な目地材を剥離し、目地溝を形成した後、第2の無機塗料を有色層よりも薄い厚みとなるように塗布・硬化させる、タイル目地模様を有するトンネル壁面用の塗装方法が記載されている(図2等参照)。
【0004】
特許文献2には、複数のガラスビーズが単層の面状に仮付着してなる面状ガラスビーズ群を、接着剤層を介してトンネル躯体壁面に貼り付ける工法が記載され(請求項1等参照)、貼り付けた後の面状ガラスビーズ群上にコーティング層を形成する工程が記載されている(請求項2、図10等参照)。
【0005】
特許文献3には、アルミニウム基板の外面全体を覆う状態でセラミックコーティング皮膜を形成したトンネル内装板の利用が記載されている(請求項1等)。
【0006】
特許文献4には、光反射性および防水性を有する内装シートを、トンネルの躯体の内壁面に、前記内壁面からの漏水を導水可能なように、固定部材にて前記内壁面との間に隙間をもって取り付けるトンネル内壁面へのシート張り方法が記載されている(請求項1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-174083号公報
特開2017-210792号公報
特開2012-180664号公報
特開2018-96078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
塗料を塗布(塗装)する方法は、塗料の塗布(塗装)・乾燥を必要とするため施工完了までに時間を要したり、塗り替えを頻繁にする必要が生じコストがかかったり、漏水の生じているトンネル内壁面には防水処理を行わないと塗装できない、結露の生じる冬場には塗装作業ができない、といった問題がある。
【0009】
単層の面状ガラスビーズ群を利用する方法は、ガラス由来の高い耐久性を発揮し得るが、以下のような課題があった。
即ち、ガラスビーズ自体が高価である。そして、単層の面状ガラスビーズ群の製造が複雑かつ煩雑なので、単層の面状ガラスビーズ群も高価なものになる。例えば、単層の面状ガラスビーズ群の製造には、剥離シート上に単層の面状ガラスビーズ群を仮付着させるためには紫外線照射または熱によって粘着力が低下する粘接着剤の利用を必要とする。紫外線照射または熱によって粘着力が低下する粘接着剤は、単層の面状ガラスビーズ群をトンネル内壁面に固定する際、剥離シートと共に剥がされ、廃棄されるものであり、単層の面状ガラスビーズ群、そして工法全体の価格を押し上げる原因の1つとなる。
しかも、単層の面状ガラスビーズ群は重いので、施工時の作業員への負担が大きくなる。
【0010】
道路トンネル等における主にドライバーの視野環境の整備・向上のために使用されるセラミックタイル、石膏ボード、アルミニウム基板にセラミックコーティング皮膜を形成した部材等は、白度が高く車のヘッドライトの光を反射させ、壁面を見やすくすると共に、汚れにくく、清掃しやすい利点がある。一方で、事故や災害や経年劣化によるひび割れによって、前記のセラミックタイル等自体が破損・破壊された場合は、その取替には大きな工数が必要である。
(【0011】以降は省略されています)
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