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公開番号2025064375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174080
出願日2023-10-06
発明の名称交換式レンズ鏡筒
出願人株式会社ヴイ・エス・テクノロジ-
代理人個人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20250410BHJP(光学)
要約【課題】光学系の異なるレンズ鏡筒を組み合わせた交換式レンズ鏡筒に関する。
【解決手段】被写体の像を結合させる複数のレンズが光軸Xを一致させた状態で配置され、係止固定手段によって当接して一体となる第1レンズ鏡筒10と第2レンズ鏡筒20とで構成されたカメラ本体に着脱可能な交換式レンズ鏡筒1である。交換式レンズ鏡筒では、第1レンズ鏡筒と第2レンズ鏡筒との係止および固定は、第1レンズ鏡筒の係止用ピン18を第2レンズ鏡筒の係止用凹部に嵌合した後、マウントプレート16にロックリング15を引掛けて、ロックリングネジ部(雌ネジ)と固定リングネジ部22(雄ネジ)を螺合することで行う。第1レンズ鏡筒は、交換式レンズ鏡筒をマシンビジョン装置に装着するための環状装着部材30を備える。環状装着部材は、環状装着部材を第1レンズ鏡筒の周面に沿って可動するための可動穴を設けている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カメラ本体に着脱可能となるように構成された交換式レンズ鏡筒であって、
前記交換式レンズ鏡筒は、被写体の像を結合させる複数のレンズが光軸を一致させた状態で配置され、係止固定手段によって当接して一体となる第1レンズ鏡筒と第2レンズ鏡筒とで構成され、
前記第1レンズ鏡筒は、基端部に、前記第2レンズ鏡筒の先端部の固定部材に設けられた係止用凹部と嵌合可能な係止用ピンを設けたマウントプレートを有し、
前記第2レンズ鏡筒は、基端部に前記カメラ本体に螺合可能なカメラマウントと、先端部に前記第1レンズ鏡筒基端部のマウントプレートに設けた係止用ピンと嵌合可能な係止用凹部を設けた固定部材とを有し、
前記係止固定手段は、前記第1レンズ鏡筒基端部のマウントプレートに設けた係止用ピンおよび前記第2レンズ鏡筒先端部の固定部材に設けた係止用凹部、並びに前記第1レンズ鏡筒基端部に設けたロックリングネジ部および前記第2レンズ鏡筒先端部に設けた固定部材ネジ部で構成される
ことを特徴とする交換式レンズ鏡筒。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記第1レンズ鏡筒は、交換式レンズ鏡筒をマシンビジョン装置に装着するための環状装着部材を備えることを特徴とする請求項1に記載する交換式レンズ鏡筒。
【請求項3】
前記環状装着部材は、該環状装着部材を前記第1レンズ鏡筒の周面に沿って可動するための可動穴を設けていることを特徴とする請求項2に記載する交換式レンズ鏡筒。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、光学系の異なるレンズ鏡筒を組み合わせた交換式レンズ鏡筒に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
マシンビジョン用カメラに使用されるレンズ鏡筒は、光学系の異なるレンズ鏡筒を組み合わせることで、さまざまな光学仕様(倍率/視野、焦点距離、イメージサークル径など)を実現している。レンズ鏡筒を組み合わせる方法としては、レンズ鏡筒同士を螺合する方法、レンズ鏡筒同士をビスで係合する方法が用いられている(特許文献1,特許文献2)。
しかしながら、レンズ鏡筒同士を螺合する方法は、一方のレンズ鏡筒を回転させてねじ込む必要があり、レンズ鏡筒の着脱の作業性に問題がある。また、レンズ鏡筒同士をビスで係合する方法は、ビスをレンズ鏡筒に係合するため治具が必要となる問題がある。
【0003】
マシンビジョン用カメラに使用されるレンズ鏡筒をマシンビジョン装置に固定する方法としては、レンズ鏡筒を固定用治具で挟む方法、レンズ鏡筒自体に固定用タップを取り付ける方法が用いられている。
しかしながら、レンズ鏡筒を固定用治具で挟む方法は、レンズ鏡筒に負荷がかかり、レンズ鏡筒の変形、レンズ自体に負荷がかかり性能に影響を及ぼすという問題がある。また、レンズ鏡筒自体に固定用タップを取り付ける方法は、レンズ鏡筒の固定位置が決まりカメラ本体の向きに合わせられないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-086101号公報
特開2005-017375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願発明は、上記課題に鑑み、光学系の異なるレンズ鏡筒を組み合わせた種々の光学仕様を簡易に実現可能な交換式レンズ鏡筒、レンズ鏡筒のマシンビジョン装置へ装着方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明の課題は、以下の態様(1)乃至(3)により解決できる。具体的には、
【0007】
(態様1) カメラ本体に着脱可能となるように構成された交換式レンズ鏡筒であって、前記交換式レンズ鏡筒は、被写体の像を結合させる複数のレンズが光軸を一致させた状態で配置され、係止固定手段によって当接して一体となる第1レンズ鏡筒と第2レンズ鏡筒とで構成され、前記第1レンズ鏡筒は、基端部に、前記第2レンズ鏡筒の先端部の固定部材に設けられた係止用凹部と嵌合可能な係止用ピンを設けたマウントプレートを有し、前記第2レンズ鏡筒は、基端部に前記カメラ本体に螺合可能なカメラマウントと、先端部に前記第1レンズ鏡筒基端部のマウントプレートに設けた係止用ピンと嵌合可能な係止用凹部を設けた固定部材とを有し、前記係止固定手段は、前記第1レンズ鏡筒基端部のマウントプレートに設けた係止用ピンおよび前記第2レンズ鏡筒先端部の固定部材に設けた係止用凹部、並びに前記第1レンズ鏡筒基端部に設けたロックリングネジ部および前記第2レンズ鏡筒先端部に設けた固定部材ネジ部で構成されることを特徴とする交換式レンズ鏡筒である。
係止固定手段によって当接して一体となる第1レンズ鏡筒と第2レンズ鏡筒とで構成される交換式レンズ鏡筒により、光学系の異なるレンズ鏡筒を組み合わせた種々の光学仕様を簡易に実現できる。
第1レンズ鏡筒基端部のマウントプレートに設けた係止用ピンと、第2レンズ鏡筒先端部の固定部材に設けた係止用凹部と、第1レンズ鏡筒基端部に設けたロックリングで構成される係止固定手段を採用することにより、第1レンズ鏡筒と第2レンズ鏡筒とを、第1レンズ鏡筒を回転させてねじ込むことなく、第2レンズ鏡筒と組み合わせることができ、レンズ鏡筒の着脱の作業性を改善できる。
【0008】
(態様2) 前記第1レンズ鏡筒は、交換式レンズ鏡筒をマシンビジョン装置に装着するための環状装着部材を備えることを特徴とする態様1に記載する交換式レンズ鏡筒である。
マシンビジョン用カメラに使用されるレンズ鏡筒をマシンビジョン装置に固定する方法として、環状装着部材をレンズ鏡筒本体とは別に備えることにより、レンズ鏡筒の固定位置の選択が柔軟になる。
【0009】
(態様3) 前記環状装着部材は、該環状装着部材を前記第1レンズ鏡筒の周面に沿って可動するための可動穴を備えることを特徴とする態様2に記載する交換式レンズ鏡筒である。
交換式レンズ鏡筒をマシンビジョン装置に装着するための環状装着部材に第1レンズ鏡筒の周面に沿って可動するための可動穴を備えることにより、レンズ鏡筒の固定位置をカメラ本体の向きに合せることができる。
【発明の効果】
【0010】
本願発明によれば、係止固定手段によって当接して一体となる第1レンズ鏡筒と第2レンズ鏡筒とで構成される交換式レンズ鏡筒により、光学系の異なるレンズ鏡筒を組み合わせた種々の光学仕様を簡易に実現できる。
また、第1レンズ鏡筒基端部のマウントプレートに設けた係止用ピンと、第2レンズ鏡筒先端部の固定部材に設けた係止用凹部と、第1レンズ鏡筒基端部に設けたロックリングで構成される係止固定手段を採用することにより、第1レンズ鏡筒と第2レンズ鏡筒とを、第1レンズ鏡筒を回転させてねじ込むことなく、第2レンズ鏡筒と組み合わせることができ、レンズ鏡筒の着脱の作業性を改善できる。
さらに、環状装着部材をレンズ鏡筒本体とは別に備えることにより、レンズ鏡筒の固定位置の選択が柔軟になり、環状装着部材に第1レンズ鏡筒の周面に沿って可動するための可動穴を備えることにより、レンズ鏡筒の固定位置をカメラ本体の向きに合せることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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