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公開番号2025062239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171169
出願日2023-10-02
発明の名称画像照射装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類G02F 1/1333 20060101AFI20250407BHJP(光学)
要約【課題】画像生成ユニットによって生成される表示用画像を画像表示部に虚像として映し出すように構成された画像照射装置において、そのコストを抑制した上で明るい表示用画像を生成することができる構成とする。
【解決手段】液晶パネル22の外周縁領域を覆うマスク部材26を、液晶パネル22よりも熱伝導率が高い部材で構成し、かつ、ヒートシンク40と接触するように配置された構成とする。これにより、液晶パネル22の使用領域を規定可能な構成とした上で、液晶パネル22が光学ユニット30からのバックライト照射や太陽光照射によって昇温してしまうようなことがあっても、マスク部材26を介してヒートシンク40に熱を逃がし、これにより液晶パネル22の過熱を効果的に抑制する。しかもこれを、専用の伝熱パネルを用いることなく、マスク部材26の流用によって実現する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像生成ユニットによって生成される表示用画像を画像表示部に虚像として映し出すように構成された画像照射装置において、
上記画像生成ユニットは、液晶パネルと、上記液晶パネルに対してバックライト照射を行う光学ユニットと、上記液晶パネルを支持するパネル支持部材と、上記液晶パネルの外周縁領域を覆うマスク部材とを備えており、
上記光学ユニットは、上記パネル支持部材に固定されたヒートシンクに搭載されており、
上記マスク部材は、上記液晶パネルよりも熱伝導率が高い部材で構成されており、かつ、上記ヒートシンクと接触するように配置された状態で上記パネル支持部材に固定されている、ことを特徴とする画像照射装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
上記パネル支持部材に対する上記マスク部材の固定がカシメによって行われている、ことを特徴とする請求項1記載の画像照射装置。
【請求項3】
上記パネル支持部材が樹脂製部材で構成されており、
上記カシメが熱カシメによって行われている、ことを特徴とする請求項2記載の画像照射装置。
【請求項4】
上記マスク部材の2箇所に開口部が形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の画像照射装置。
【請求項5】
上記画像生成ユニットからの出射光を上記画像表示部へ向けて反射させる凹面鏡を備えている、ことを特徴とする請求項1または2記載の画像照射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、画像生成ユニットによって生成される表示用画像を画像表示部に虚像として映し出すように構成された画像照射装置に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車載用の画像照射装置として、車室内に配置された状態で、フロントウインドウ(すなわちウインドシールド)やその車室内側に配置された透光板等の画像表示部に虚像を映し出すように構成されたものが知られている。
【0003】
「特許文献1」には、このような画像照射装置において、上記虚像の元となる表示用画像を生成するための画像生成ユニットの構成として、液晶パネルとこの液晶パネルに対してバックライト照射を行う光学ユニットとを備えたものが記載されている。
【0004】
この「特許文献1」に記載された画像照射装置においては、液晶パネルと光学ユニットを支持するヒートシンクとの間に伝熱パネルが配置された構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-3732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような画像照射装置において画像表示部に明るい虚像を映し出すためには、画像生成ユニットの構成として高出力の光学ユニットを備えたものとすることが必要となる。しかしながら、このような構成を採用した場合には液晶パネルが過熱しやすくなってしまう。
【0007】
これに対し、上記「特許文献1」に記載されているように、液晶パネルとヒートシンクとの間に伝熱パネルが配置された構成とすれば、液晶パネルで発生した熱を伝熱パネルを介してヒートシンクに逃がすことができ、これにより液晶パネルが過熱してしまうのを抑制することが可能となる。
【0008】
しかしながら、このような構成を採用した場合には、伝熱パネルが新たに必要となるので、その分だけ画像照射装置のコストが上昇してしまう。
【0009】
なお、このような課題は、車載用以外の画像照射装置においても同様に生じ得る課題である。
【0010】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、画像生成ユニットによって生成される表示用画像を画像表示部に虚像として映し出すように構成された画像照射装置において、そのコストを抑制した上で明るい表示用画像を生成することができる画像照射装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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