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公開番号2025065666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175025
出願日2023-10-10
発明の名称電池パック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H01M 50/289 20210101AFI20250415BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池ケースに補強部材を設ける必要なしに補強された電池パックを提供する。
【解決手段】電池パックは、電池セル群と、電池ケースと、を備える。電池セル群は、複数の電池セルを含む。電池ケースは、電池セル群を収容している。電池ケースは、第1方向において電池セル群を間に挟むように配置され且つ第1方向と直交する第2方向に沿って延びる一対のクロスメンバを含む。複数の電池セルは、第2方向に沿って積層されている。電池セル群は、第2方向における電池セル群の各端よりも電池セル群の中央に近い位置において複数の電池セルとともに積層された補強プレートを含む。補強プレートは、一対のクロスメンバの間を橋渡すように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数の電池セルを含む電池セル群と、
前記電池セル群を収容する電池ケースと、
を備え、
前記電池ケースは、第１方向において前記電池セル群を間に挟むように配置され且つ前記第１方向と直交する第２方向に沿って延びる一対のクロスメンバを含み、
前記複数の電池セルは、前記第２方向に沿って積層されており、
前記電池セル群は、前記第２方向における前記電池セル群の各端よりも前記電池セル群の中央に近い位置において前記複数の電池セルとともに積層された補強プレートを含み、
前記補強プレートは、前記一対のクロスメンバの間を橋渡すように配置されている
ことを特徴とする電池パック。
続きを表示（約 340 文字）【請求項２】
前記複数の電池セル及び前記補強プレートは、前記一対のクロスメンバに接合されている
ことを特徴とする請求項１に記載の電池パック。
【請求項３】
前記複数の電池セル及び前記補強プレートは、接着剤を介して前記一対のクロスメンバに接合されている
ことを特徴とする請求項２に記載の電池パック。
【請求項４】
前記電池セル群は、前記第２方向において前記補強プレートと電池セルとの間に介在する断熱材を含む
ことを特徴とする請求項１～３の何れか１つに記載の電池パック。
【請求項５】
前記補強プレートは、樹脂材料を用いて形成されている
ことを特徴とする請求項１～３の何れか１つに記載の電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電池パックに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、車両に搭載された電池パックを開示している。この電池パックでは、車両前後方向に延びるように配置されたリインフォースメントを挟んで両側にセル群が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１１１５３１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の電池パックでは、セル群単体としては補強部材を有しない。このため、特許文献１に記載の構造では、セル群を収容する電池ケースに補強部材（リインフォースメント）を設ける必要が生じている。
【０００５】
本開示は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、電池ケースに補強部材を設ける必要なしに補強された電池パックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る電池パックは、電池セル群と、電池ケースと、を備える。電池セル群は、複数の電池セルを含む。電池ケースは、電池セル群を収容している。電池ケースは、第１方向において電池セル群を間に挟むように配置され且つ第１方向と直交する第２方向に沿って延びる一対のクロスメンバを含む。複数の電池セルは、第２方向に沿って積層されている。電池セル群は、第２方向における電池セル群の各端よりも電池セル群の中央に近い位置において複数の電池セルとともに積層された補強プレートを含む。補強プレートは、一対のクロスメンバの間を橋渡すように配置されている。
【発明の効果】
【０００７】
本開示に係る電池パックによれば、電池ケースに補強部材を設ける必要なしに、第１方向からの荷重に対する補強構造を有する電池パックが実現される。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態に係る電池パックの構成を示す図である。
図１中のＡ－Ａ線断面を示す図である。
実施形態に係る電池パックにおける複数の電池セル間の電気的接続経路を説明するための図である。
実施の形態に係る電池セル群の断熱構造の一例を示す図である。
実施の形態に係る電池セル群の断熱構造の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
１．電池パックの基本構成
図１は、実施の形態に係る電池パック１の構成を示す図である。電池パック１は、例えば、バッテリ電気自動車（ＢＥＶ）等の電動車両に搭載される。図１に示す「ＦＲ」の方向は、電池パック１を搭載する車両の前方向に相当する。「ＲＨ」の方向は車両の右方向に相当する。
【００１０】
電池パック１は、複数の電池セル１０と、電池ケース２０と、を備えている。電池ケース２０は、複数の電池セル１０を収容する。電池ケース２０は、ロアケース２１と、アッパーケース２２（後述の図２参照）と、を含む。図１は、ロアケース２１の上に載せられた複数の電池セル１０を電動車両の上方向（図２に示す「ＵＰＲ」の方向）から見下ろした図とともに、複数の電池セル１０の拘束構造を説明するための分解斜視図を含んでいる。
（【００１１】以降は省略されています）

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