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公開番号2025057930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167771
出願日2023-09-28
発明の名称二次電池
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250402BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】外装体と封口体との間に位置するガスケットの封止性を向上させることが可能な二次電池を提供すること。
【解決手段】一端側に開口部分を有する外装体と、前記開口部分を封口する封口体と、前記外装体と前記封口体との間に介在するガスケットとを備え、前記外装体は前記開口部分を形作る側壁部と前記側壁部に連続する底部とを備え、前記側壁部は、外周に沿って連続し、電池の内側方向に向かってくぼむビーディング部を備え、前記ビーディング部は、内側に湾曲する内側湾曲部分を備え、かつ、くぼみ開始ポイントから前記電池の内側方向に向かって延在すると共に前記ガスケットを支持可能なガスケット支持壁部分を有し、断面視で、前記ビーディング部の前記内側湾曲部分のうち、曲率半径が最小となる最小R部分が、前記ガスケット支持壁部分の前記くぼみ開始ポイントよりも上側に位置する、二次電池が提供される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一端側に開口部分を有する外装体と、前記開口部分を封口する封口体と、前記外装体と前記封口体との間に介在するガスケットとを備え、
前記外装体は前記開口部分を形作る側壁部と前記側壁部に連続する底部とを備え、前記側壁部は、外周に沿って連続し、電池の内側方向に向かってくぼむビーディング部を備え、
前記ビーディング部は、内側に湾曲する内側湾曲部分を備え、かつ、くぼみ開始ポイントから前記電池の内側方向に向かって延在すると共に前記ガスケットを支持可能なガスケット支持壁部分を有し、
断面視で、前記ビーディング部の前記内側湾曲部分のうち、曲率半径が最小となる最小R部分が、前記ガスケット支持壁部分の前記くぼみ開始ポイントよりも上側に位置する、二次電池。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
断面視で、前記ビーディング部の前記ガスケット支持壁部分が、前記くぼみ開始ポイントから前記最小R部分へと向かって斜め上方向に傾斜している、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
断面視で、前記最小R部分が前記ガスケットに部分的にくい込んでいる、請求項1に記載の二次電池。
【請求項4】
断面視で、前記最小R部分と接触する前記ガスケットの所定箇所の厚さ寸法が前記所定箇所以外の他の部分の厚さ寸法よりも小さい、請求項1に記載の二次電池。
【請求項5】
断面視で、前記最小R部分の湾曲角度が90度以下である、請求項1に記載の二次電池。
【請求項6】
前記ビーディング部を備える前記側壁部の厚さが0.1mm以上である、請求項1に記載の二次電池。
【請求項7】
前記外装体の側壁部が前記封口体に対してカシメ構造を有する、請求項1に記載の二次電池。
【請求項8】
円筒型、ボタン型、またはコイン型の二次電池である、請求項1に記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従前より充放電が繰り返し可能な二次電池が様々な用途に用いられている。例えば、二次電池は、スマートフォン、ノートパソコン等の電子機器の電源として用いられている。
【0003】
二次電池は、正極、負極、および正極と負極との電極間に配置されたセパレータを含む電極組立体と、電解液とが収容部に収容された構造となっている。正極は正極活物質を含む正極材層を有して成り、負極は負極活物質を含む負極材層を有して成る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-231193号公報
特開平10-199495号公報
国際公開2013/125244号公報
特許4509064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
二次電池においては、上記の収容部として、一端側に開口部分を有する外装体と、この開口部分を封口する封口体とを、外装体と封口体との間に封止材としてのガスケットを介在させることにより密閉させる構造が採られる場合がある。かかる外装体としては、外周に沿って連続し、電池の内側方向に向かってくぼむビーディング部を側壁部に備えるものが用いられる場合がある。
【0006】
ここで、本願発明者は、かかる構成を有する二次電池において、外装体と封口体との間に介在するガスケットによる封止性を改善する余地があることを見出した。
【0007】
本開示は、かかる事情に鑑みて案出されたものである。具体的には、本開示は、外装体と封口体との間に位置するガスケットの封止性を向上させることが可能な二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本開示の一実施形態では、
一端側に開口部分を有する外装体と、前記開口部分を封口する封口体と、前記外装体と前記封口体との間に介在するガスケットとを備え、
前記外装体は前記開口部分を形作る側壁部と前記側壁部に連続する底部とを備え、前記側壁部は、外周に沿って連続し、電池の内側方向に向かってくぼむビーディング部を備え、
前記ビーディング部は、内側に湾曲する内側湾曲部分を備え、かつ、くぼみ開始ポイントから前記電池の内側方向に向かって延在すると共に前記ガスケットを支持可能なガスケット支持壁部分を有し、
断面視で、前記ビーディング部の前記内側湾曲部分のうち、曲率半径が最小となる最小R部分が、前記ガスケット支持壁部分の前記くぼみ開始ポイントよりも上側に位置する、二次電池が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一実施形態に係る二次電池によれば、外装体と封口体との間に位置するガスケットの封止性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ビーディング部付きの外装体を備える二次電池の一般的な構成を模式的に示す断面図である。
本開示の一実施形態に係る二次電池における外装体のビーディング部を模式的に示す拡大断面図である。
比較例としての二次電池における外装体のビーディング部を模式的に示す拡大断面図である。
本開示の一実施形態に係る二次電池における外装体のビーディング部の作製プロセスの模式図である。
電極構成層の基本的構成を模式的に示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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