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公開番号2025072153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182715
出願日2023-10-24
発明の名称ドハティ増幅器
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H03F 1/02 20060101AFI20250430BHJP(基本電子回路)
要約【課題】出力特性の劣化を抑制する。
【解決手段】半導体装置は、キャリアアンプの第1相アンプの出力端子に接続された第1端子と、キャリアアンプの第2相アンプの出力端子に接続された第2端子と、ピークアンプの第1相アンプの出力端子に接続された第3端子と、ピークアンプの第2相アンプの出力端子に接続された第4端子と、ピークアンプの第1相アンプの出力端子に接続された第5端子と、ピークアンプの第2相アンプの出力端子に接続された第6端子と、を含む。ドハティ増幅器は、第1配線の一端と第1端子との間を接続する第1金属部材と、第2配線の一端と第2端子との間を接続する第2金属部材と、第1配線の他端と第5端子との間を接続する第3金属部材と、第2配線の他端と第6端子との間を接続する第4金属部材と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
各々が第1相アンプ及び第2相アンプを含む差動増幅器であるキャリアアンプ及びピークアンプが形成された、半導体装置と、
前記キャリアアンプの出力信号と前記ピークアンプの出力信号とを合成するバランが形成された、プリント配線板と、
を含み、
前記半導体装置は、
前記キャリアアンプの前記第1相アンプの出力端子に電気的に接続された第1端子と、
前記キャリアアンプの前記第2相アンプの出力端子に電気的に接続された第2端子と、
前記ピークアンプの前記第1相アンプの出力端子に電気的に接続され、前記バランの一端に電気的に接続された第3端子と、
前記ピークアンプの前記第2相アンプの出力端子に電気的に接続され、前記バランの他端に電気的に接続された第4端子と、
前記ピークアンプの前記第1相アンプの出力端子に電気的に接続された第5端子と、
前記ピークアンプの前記第2相アンプの出力端子に電気的に接続された第6端子と、
を含み、
前記プリント配線板は、
第1配線及び第2配線
を含み、
前記第1配線の一端と前記第1端子との間を電気的に接続する第1金属部材と、
前記第2配線の一端と前記第2端子との間を電気的に接続する第2金属部材と、
前記第1配線の他端と前記第5端子との間を電気的に接続する第3金属部材と、
前記第2配線の他端と前記第6端子との間を電気的に接続する第4金属部材と、
を含む、
ドハティ増幅器。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載のドハティ増幅器であって、
前記第5端子は、前記第3端子の一方向側に形成されており、
前記第6端子は、前記第4端子の前記一方向側に形成されている、
ドハティ増幅器。
【請求項3】
請求項1に記載のドハティ増幅器であって、
前記第5端子は、前記第3端子の、前記第1端子の側に形成されており、
前記第6端子は、前記第4端子の、前記第2端子の側に形成されている、
ドハティ増幅器。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載のドハティ増幅器であって、
前記キャリアアンプの前記第1相アンプと、前記キャリアアンプの前記第2相アンプと、は隣り合って形成されており、
前記ピークアンプの前記第1相アンプと、前記ピークアンプの前記第2相アンプと、は隣り合って形成されている、
ドハティ増幅器。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載のドハティ増幅器であって、
前記第1金属部材、前記第2金属部材、前記第3金属部材及び前記第4金属部材の各々は、バンプ又はワイヤである、
ドハティ増幅器。
【請求項6】
請求項1に記載のドハティ増幅器であって、
前記第5端子は、前記第3端子の、前記キャリアアンプの前記第1相アンプの側に形成されており、
前記第6端子は、前記第4端子の、前記キャリアアンプの前記第2相アンプの側に形成されている、
ドハティ増幅器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ドハティ増幅器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
高効率な電力増幅器として、ドハティ(Doherty)増幅器が知られている。ドハティ増幅器は、一般的に、入力信号の電力レベルにかかわらず動作するキャリアアンプと、入力信号の電力レベルが小さい場合はオフとなり、大きい場合にオンとなるピークアンプとが並列に接続された構成である。当該構成では、高周波入力信号の電力レベルが大きい場合、キャリアアンプが飽和出力電力レベルで飽和を維持しながら動作する。これにより、ドハティ増幅器は、通常の電力増幅器に比べて効率を向上させることができる。
【0003】
下記の特許文献1には、キャリアアンプ及びピークアンプの各々が差動増幅器であり、キャリアアンプの出力とピークアンプの出力との間に位相器が設けられたドハティ電力増幅器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-90557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1記載のドハティ増幅器を実現する場合について、検討する。例えば、キャリアアンプ及びピークアンプが、半導体装置(IC:Integrated Circuit)上に形成される。そして、この半導体装置が、プリント配線板(PWB:Printed Wiring Board)に実装される。これにより、特許文献1記載のドハティ増幅器が、プリント回路板(PCB:Printed Circuit Board)として実現できる。
【0006】
しかしながら、キャリアアンプの出力とピークアンプの出力との合成点をPWB内に設けた場合、ピークアンプの出力と合成点との間の距離が長くなり、ピークアンプの出力と合成点との間のインダクタンス値が増加するので、出力特性が劣化する。
【0007】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、ドハティ増幅器の出力特性の劣化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一側面のドハティ増幅器は、各々が第1相アンプ及び第2相アンプを含む差動増幅器であるキャリアアンプ及びピークアンプが形成された、半導体装置と、キャリアアンプの出力信号とピークアンプの出力信号とを合成するバランが形成された、プリント配線板と、を含む。半導体装置は、キャリアアンプの第1相アンプの出力端子に電気的に接続された第1端子と、キャリアアンプの第2相アンプの出力端子に電気的に接続された第2端子と、ピークアンプの第1相アンプの出力端子に電気的に接続され、バランの一端に電気的に接続された第3端子と、ピークアンプの第2相アンプの出力端子に電気的に接続され、バランの他端に電気的に接続された第4端子と、ピークアンプの第1相アンプの出力端子に電気的に接続された第5端子と、ピークアンプの第2相アンプの出力端子に電気的に接続された第6端子と、を含む。プリント配線板は、第1配線及び第2配線を含む。ドハティ増幅器は、第1配線の一端と第1端子との間を電気的に接続する第1金属部材と、第2配線の一端と第2端子との間を電気的に接続する第2金属部材と、第1配線の他端と第5端子との間を電気的に接続する第3金属部材と、第2配線の他端と第6端子との間を電気的に接続する第4金属部材と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ドハティ増幅器の出力特性の劣化を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態及び比較例のドハティ増幅器に共通の回路構成を示す図である。
図2は、比較例のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図3は、第1の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図4は、第1の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図5は、第2の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図6は、第2の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図7は、第3の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図8は、第3の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図9は、第4の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図10は、第4の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図11は、第5の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図12は、第5の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図13は、第6の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
図14は、第6の実施の形態のドハティ増幅器のレイアウトを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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