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公開番号2025074831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185900
出願日2023-10-30
発明の名称アンテナ基板、アンテナモジュール、通信装置
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人,個人
主分類H01Q 13/08 20060101AFI20250507BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】放射電極と伝送線路との距離を小さくしながらも伝送特性の低下を低減できるアンテナ基板、アンテナモジュール及び通信装置を提供する。
【解決手段】
アンテナ基板1は、誘電体層20を有する誘電体基板2と、誘電体層20の少なくとも一部を挟んで対向する放射電極3及び接地電極5と、誘電体基板2にある伝送線路4と、を備える。伝送線路4は、誘電体基板2の法線方向と直交する第1方向に延び、第1方向に交差する第2方向において放射電極3から離間する線路部41を含む。放射電極3と線路部41と間の距離は、第1方向における放射電極3の第1端部31a及び第2端部31bで最小となり、第1方向における放射電極3の第1端部31a及び第2端部31b間の中間部位31cで最大となる。放射電極3と線路部41と間の距離の最小値は、線路部41の幅wより小さい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
誘電体層を有する誘電体基板と、
前記誘電体層の少なくとも一部を挟んで対向する放射電極及び接地電極と、
前記誘電体基板にある伝送線路と、
を備え、
前記伝送線路は、前記誘電体基板の法線方向と直交する第1方向に延び、前記第1方向に交差する第2方向において前記放射電極から離間する線路部を含み、
前記放射電極と前記線路部と間の距離は、前記第1方向における前記放射電極の第1端部及び第2端部で最小となり、前記第1方向における前記放射電極の前記第1端部及び前記第2端部間の中間部位で最大となり、
前記放射電極と前記線路部と間の距離の最小値は、前記線路部の幅より小さい、
アンテナ基板。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記放射電極が対応する周波数帯域に対応する波長をλ、
前記放射電極の前記第1端部において前記線路部と前記放射電極との間の距離が最小となる第1点と前記放射電極の前記第2端部において前記線路部と前記放射電極との間の距離が最小となる第2点との間の距離をdとすると、
dは、λ/4±40%以内である、
請求項1のアンテナ基板。
【請求項3】
前記第1方向における前記放射電極のサイズをD、
前記放射電極の前記第1端部において前記線路部と前記放射電極との間の距離が最小となる第1点と前記放射電極の前記第2端部において前記線路部と前記放射電極との間の距離が最小となる第2点との間の距離をdとすると、
dは、D/2±40%以内である、
請求項1のアンテナ基板。
【請求項4】
前記放射電極が対応する周波数帯域に対応する波長をλ、
前記放射電極の前記第1端部において前記線路部と前記放射電極との間の距離が最小となる第1点と前記放射電極の前記第2端部において前記線路部と前記放射電極との間の距離が最小となる第2点との間の距離をdとすると、
dは、3λ/20より大きく、λ/2より小さい、
請求項1のアンテナ基板。
【請求項5】
前記第1方向における前記放射電極のサイズをD、
前記放射電極の前記第1端部において前記線路部と前記放射電極との間の距離が最小となる第1点と前記放射電極の前記第2端部において前記線路部と前記放射電極との間の距離が最小となる第2点との間の距離をdとすると、
dは、3D/10より大きく、Dより小さい、
請求項1のアンテナ基板。
【請求項6】
前記放射電極と前記線路部と間の距離の最大値は、前記線路部の幅より小さい、
請求項1のアンテナ基板。
【請求項7】
少なくとも、前記誘電体基板の厚み方向から見て前記第1方向における前記放射電極の両端間の範囲において、前記線路部と前記放射電極とは、前記第1方向における前記放射電極の中心を通り前記第1方向に直交する直線に対して、線対称の形状である、
請求項1のアンテナ基板。
【請求項8】
前記線路部は、前記誘電体基板の前記法線方向において前記放射電極と同じ位置にある、
請求項1のアンテナ基板。
【請求項9】
少なくとも、前記誘電体基板の厚み方向から見て前記第1方向における前記放射電極の両端間の範囲において、前記線路部と前記放射電極とは、前記第1方向における前記放射電極の中心を通り前記第1方向に直交する直線に対して、線対称の形状ではない、
請求項1のアンテナ基板。
【請求項10】
前記放射電極の給電点は、前記第1方向における前記放射電極の中心に対して、前記放射電極の前記第1端部において前記線路部と前記放射電極との間の距離が最小となる第1点と前記放射電極の前記第2端部において前記線路部と前記放射電極との間の距離が最小となる第2点とを結ぶ線分の中点を通る直線とは反対側にある、
請求項1のアンテナ基板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アンテナ基板、アンテナモジュール、及び、通信装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、アンテナを開示する。特許文献1に開示されたアンテナは、基板の第1の主面に設けられ、パッチ電極を有する給電素子及び無給電素子を含み、無給電素子には第1の主面に設けられた伝送線路が接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-164354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたアンテナでは、給電素子(放射電極)から無給電素子の伝送線路を十分に離すことで、放射電極と伝送線路との間のアイソレーションを確保し、伝送線路の伝送特定の低下の低減を図っていると考えられる。近年、アンテナの小型化の要求があり、放射電極から伝送線路を十分に離すことが難しい場合もある。
【0005】
本開示は、放射電極と伝送線路との距離を小さくしながらも伝送特性の低下を低減できるアンテナ基板、アンテナモジュール、及び、通信装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様にかかるアンテナ基板は、誘電体層を有する誘電体基板と、誘電体層の少なくとも一部を挟んで対向する放射電極及び接地電極と、誘電体基板にある伝送線路と、を備える。伝送線路は、誘電体基板の法線方向と直交する第1方向に延び、第1方向に交差する第2方向において放射電極から離間する線路部を含む。放射電極と線路部と間の距離は、第1方向における放射電極の第1端部及び第2端部で最小となり、第1方向における放射電極の第1端部及び第2端部間の中間部位で最大となる。放射電極と線路部と間の距離の最小値は、線路部の幅より小さい。
【0007】
本開示の一態様にかかるアンテナモジュールは、上記のアンテナ基板を備える。
【0008】
本開示の一態様にかかる通信装置は、上記のアンテナモジュールを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の態様は、放射電極と伝送線路との距離を小さくしながらも伝送特性の低下を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施の形態にかかるアンテナモジュールを備える通信装置のブロック図
一実施の形態にかかるアンテナ基板の部分斜視図
一実施の形態にかかるアンテナ基板の平面図
一実施の形態にかかるアンテナ基板の断面図
一実施の形態にかかるアンテナ基板の要部の拡大図
ループ状の電流経路の長さを変化させた場合のアンテナ基板の電流分布を示す図
ループ状の電流経路の長さを変化させた場合のアンテナ基板のアイソレーション特性を示すグラフ
一実施の形態にかかるアンテナ基板のアイソレーション特性を示すグラフ
比較例1にかかるアンテナ基板のアイソレーション特性を示すグラフ
比較例2にかかるアンテナ基板のアイソレーション特性を示すグラフ
変形例1にかかるアンテナ基板の要部の拡大図
変形例2にかかるアンテナ基板の要部の拡大図
変形例3にかかるアンテナ基板の要部の拡大図
変形例4にかかるアンテナ基板の要部の拡大図
変形例5にかかるアンテナ基板の要部の拡大図
変形例6にかかるアンテナ基板の要部の拡大図
変形例7にかかるアンテナ基板の要部の拡大図
変形例8にかかるアンテナ基板の平面図
変形例8にかかるアンテナ基板の断面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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