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公開番号2025060062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170560
出願日2023-09-29
発明の名称位置調整装置
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人,個人
主分類G12B 5/00 20060101AFI20250403BHJP(器械の細部)
要約【課題】複数の方向から対象物を押圧可能である、より好適な構造を備える位置調整装置を提供すること。
【解決手段】
対象物を載置可能な中央領域を有する枠状体を備え、
前記枠状体は、前記中央領域を囲むように配置される複数のバー部材と、前記バー部材に取り付けられる複数のプッシャーを備え、
前記複数のプッシャーのうち、少なくとも2つのプッシャーは前記中央領域を介して互いに対向して配置され、
前記複数のバー部材は、相互に連動して変位し、前記中央領域に載置された前記対象物に接近または離隔する方向に変位可能である、位置調整装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象物を載置可能な中央領域を有する枠状体を備え、
前記枠状体は、前記中央領域を囲むように配置される複数のバー部材と、前記バー部材に取り付けられる複数のプッシャーを備え、
前記複数のプッシャーのうち、少なくとも2つのプッシャーは前記中央領域を介して互いに対向して配置され、
前記複数のバー部材は、相互に連動して変位し、前記中央領域に載置された前記対象物に接近または離隔する方向に変位可能である、位置調整装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記バー部材の変位軌跡が円弧状を成す、請求項1に記載の位置調整装置。
【請求項3】
前記バー部材の前記変位に伴い、前記複数のプッシャーが前記対象物に接近または離隔する方向に連動して変位可能となっている、請求項1に記載の位置調整装置。
【請求項4】
前記複数のプッシャーが、前記バー部材の前記変位に伴って前記対象物を押圧可能となっており、
前記押圧方向が、前記プッシャーが取付けられる前記バー部材の延在方向と斜めに交差する、請求項1に記載の位置調整装置。
【請求項5】
前記複数のバー部材が、前記対象物を挟んで対向配置され、かつ互いに平行に延在する2つのバー部材を少なくとも一対含む、請求項1に記載の位置調整装置。
【請求項6】
前記互いに平行に延在する2つのバー部材が、平行関係を維持しながら変位可能となっている、請求項5に記載の位置調整装置。
【請求項7】
前記枠状体が、前記バー部材の端部に取り付けられる複数の連結部材をさらに備え、
前記複数のバー部材のうち、互いに隣接するバー部材は、前記連結部材を介して互いに連結される、請求項1に記載の位置調整装置。
【請求項8】
前記連結部材が、軸部、および前記互いに隣接する2つのバー部材の各々と連結する2つのリンク部を備え、
前記連結部材は、前記軸部を回転軸として回動可能となっている、請求項7に記載の位置調整装置。
【請求項9】
前記連結部材の前記回動に伴い、前記中央領域が縮小または拡大される、請求項8に記載の位置調整装置。
【請求項10】
前記複数の連結部材の回動方向が同一の回動方向である、請求項8に記載の位置調整装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、位置調整装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製品の製造過程、または梱包を含む搬送工程においては、製品を所望の位置に配置するための位置調整装置が用いられることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-196595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の位置調整装置では、位置調整を行う対象物を所望の位置まで移動させるため、複数方向から対象物を押圧可能な機構を備える。例えば、特許文献1の位置調整装置では、2つの位置決めローラを、当該位置決めローラの各々に取り付けられた可動部材によって変位させることで、対象物の位置決めが為されている。本願発明者は、このような従来の位置調整装置について開発の余地が依然ないかを鋭意検討した。その結果、複数の位置決めローラを複数の可動部材で変位させる位置調整装置には、依然として開発の余地が残されていることを見出した。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みて為されたものである。即ち、本発明の主たる目的は、複数方向からの位置調整を可能とする位置調整装置として、より好適な構造を備える位置調整装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明者は、従来技術の延長線上で対応するのではなく、新たな方向で対処することによって上記課題の解決を試みた。その結果、上記主たる目的が達成された位置調整装置の発明に至った。
【0007】
本発明に係る位置調整装置は、
対象物を載置可能な中央領域を有する枠状体を備え、
前記枠状体は、前記中央領域を囲むように配置される複数のバー部材と、前記バー部材に取り付けられる複数のプッシャーを備え、
前記複数のプッシャーのうち、少なくとも2つのプッシャーは前記中央領域を介して互いに対向して配置され、
前記複数のバー部材は、相互に連動して変位し、前記中央領域に載置された前記対象物に接近または離隔する方向に変位可能である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る位置調整装置では、互いに対向して配置される少なくとも2つのプッシャーが取付けられる複数のバー部材が、互いに連動して変位するように構成されている点で、従前に見られない新たな構造を有している。かかる構成により、複数のプッシャーの移動を同期させることが可能となるため、各プッシャーの変位のずれの抑制を図ることが可能となる。これにより、プッシャーの変位のずれに起因する、対象物の位置のばらつきを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る位置調整装置を模式的に示す斜視図である。
図2は、本発明の一実施形態に係る位置調整装置を模式的に示す上面図である。
図3は、図1に示す位置調整装置の作動後を模式的に示す斜視図である。
図4は、図3に示す位置調整装置の作動後を模式的に示す上面図である。
図5は、本発明の一実施形態に係る位置調整装置を模式的に示す斜視分解図である。
図6は、本発明の一実施形態に係る架台を模式的に示す斜視図である。
図7は、本発明の一実施形態に係る支持枠体および枠状体を模式的に示す斜視図である。
図8Aは、本発明の一実施形態に係る支持枠体を模式的に示す斜視図である。
図8Bは、本発明の一実施形態に係る支持枠体を模式的に示す上面図である。
図9は、本発明の一実施形態に係る枠状体を模式的に示す斜視分解図である。
図10Aは、本発明の一実施形態に係る基準プッシャーを模式的に示す斜視図である。
図10Bは、本発明の一実施形態に係る基準プッシャーを模式的に示す上面図である。
図10Cは、本発明の一実施形態に係る基準プッシャーを模式的に示す側面図である。
図10Dは、本発明の別の実施形態に係る基準プッシャーを模式的に示す側面図である。
図11は、本発明の一実施形態に係る基準プッシャーを模式的に示す斜視分解図である。
図12Aは、本発明の一実施形態に係る従動プッシャーを模式的に示す斜視図である。
図12Bは、本発明の一実施形態に係る従動プッシャーを模式的に示す上面図である。
図12Cは、本発明の一実施形態に係る従動プッシャーを模式的に示す側面図である。
図13は、本発明の一実施形態に係る対象物と接触する従動プッシャーを模式的に示す側面図である。
図14は、本発明の一実施形態に係る従動プッシャーを模式的に示す斜視分解図である。
図15Aは、本発明の一実施形態に係る連結部材を模式的に示す斜視図である。
図15Bは、本発明の一実施形態に係る基準プッシャーを模式的に示す上面図である。
図15Cは、本発明の一実施形態に係る基準プッシャーを模式的に示す側面図である。
図16は、本発明の一実施形態に係る駆動デバイスを模式的に示す斜視図である。
図17は、図16に示す駆動デバイスの作動後を模式的に示す斜視図である。
図18は、対象物が載置された作動前の位置調整装置を模式的に示す斜視図である。
図19は、対象物が載置された作動前の位置調整装置を模式的に示す上面図である。
図20は、対象物が載置された作動後の位置調整装置を模式的に示す斜視図である。
図21は、対象物が載置された作動後の位置調整装置を模式的に示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、本発明の実施形態を具体的に説明する。出願人は、本発明を当業者が十分に理解するために以下の説明および実施例を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではないことに留意されたい。つまり、本発明は、以下で説明する好適態様などに特に限定されるものではなく、その目的の範囲で適宜変更して実施できる。なお、要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施態様や実施例などに分けて示す場合があるが、異なる実施態様などで示した構成の部分的な置換および/または組合せなどは可能である。そのような実施形態の記載では、実質的に同一の事項については重複説明を省略し、異なる点についてのみ説明する場合がある。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施態様ごとには逐次言及しない場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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