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公開番号2025055374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164676
出願日2023-09-27
発明の名称動画像復号装置および動画像符号化装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人
主分類H04N 19/593 20140101AFI20250401BHJP(電気通信技術)
要約【課題】
従来の色成分間の畳み込みモデルによる予測画像や残差画像を予測する符号化方式では、畳み込み演算モデルのパラメータ導出のために計算量が多くなるという課題がある。
【解決手段】
色成分間予測パラメータを導出する予測パラメータ導出部と、導出した予測パラメータを用いた色成分間予測モデルを入力画像に適用して出力画像を生成する予測フィルタ部を備える動画像復号装置であって、隣接ブロックの予測パラメータを用いて予測パラメータを導出して入力画像から出力画像を生成することを特徴とする。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
色成分間予測パラメータを導出する予測パラメータ導出部と、導出した予測パラメータを用いた色成分間予測モデルを入力画像に適用して出力画像を生成する予測フィルタ部を備える動画像復号装置であって、隣接領域の予測パラメータを用いて予測パラメータを導出して入力画像から出力画像を生成することを特徴とする動画像復号装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
上記予測パラメータ導出部は、隣接領域の局所輝度復号画像から隣接領域の局所色差復号画像への変換処理を表現する畳み込み演算モデルの予測パラメータを隣接領域の予測パラメータを用いて導出し、上記予測フィルタ部は対象ブロックの局所輝度復号画像に当該モデルを適用して対象ブロックの局所色差予測画像を生成することを特徴とする、請求項1に記載の動画像復号装置。
【請求項3】
上記予測パラメータ導出部は、対象ブロックの局所輝度予測画像から対象ブロックの局所色差予測画像への変換処理を表現する畳み込み演算モデルの予測パラメータを隣接領域の予測パラメータを用いて導出し、上記予測フィルタ部は対象ブロックの局所輝度復号画像に当該モデルを適用して対象ブロックの局所色差予測画像を生成することを特徴とする、請求項1に記載の動画像復号装置。
【請求項4】
上記予測パラメータ導出部は、復号されたインデックスに基づいて複数の隣接領域の予測パラメータを選択することで予測パラメータを導出することを特徴とする、請求項1に記載の動画像復号装置。
【請求項5】
上記予測パラメータ導出部は、複数の隣接領域の予測パラメータを重み付き和により合成することで予測パラメータを導出することを特徴とする、請求項1に記載の動画像復号装置。
【請求項6】
上記予測パラメータ導出部は、上記重みを対象領域の幅と高さの和および隣接領域の幅と高さの和の比に基づいて導出することを特徴とする、請求項5に記載の動画像復号装置。
【請求項7】
上記予測パラメータ導出部は、隣接領域の属性に基づいて隣接領域の予測パラメータの利用可能性を導出し、利用可能である隣接領域の予測パラメータを用いて予測パラメータを導出することを特徴とする、請求項1に記載の動画像復号装置。
【請求項8】
上記予測パラメータ導出部は、隣接領域の幅及び高さに基づいて隣接領域の予測パラメータの利用可能性を導出することを特徴とする、請求項7に記載の動画像復号装置。
【請求項9】
上記予測パラメータ導出部は、隣接領域と対象領域の位置関係に基づいて隣接領域の予測パラメータの利用可能性を導出することを特徴とする、請求項7に記載の動画像復号装置。
【請求項10】
請求項1から9に記載の予測パラメータ導出装置を備え、上記予測パラメータにより表される色成分間予測モデルを局所画像に適用して生成した予測画像と符号化対象画像との残差を符号化することを特徴とする動画像符号化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、動画像復号装置および動画像符号化装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
動画像を効率的に伝送または記録するために、動画像を符号化することによって符号化データを生成する動画像符号化装置、および、当該符号化データを復号することによって復号画像を生成する動画像復号装置が用いられている。
【0003】
具体的な動画像符号化方式としては、例えば、H.264/AVCやHEVC(High-Efficiency Video Coding)にて提案されている方式などが挙げられる。
【0004】
このような動画像符号化方式においては、動画像を構成する画像(ピクチャ)は、画像を分割することにより得られるスライス、スライスを分割することにより得られる符号化ツリーユニット(CTU:Coding Tree Unit)、符号化ツリーユニットを分割することで得
られる符号化単位(符号化ユニット(Coding Unit:CU)と呼ばれることもある)、及び
、符号化単位を分割することより得られる変換ユニット(TU:Transform Unit)からなる階層構造により管理され、CU毎に符号化/復号される。
【0005】
また、このような動画像符号化方式においては、通常、入力画像を符号化/復号することによって得られる局所復号画像に基づいて予測画像が生成され、当該予測画像を入力画像(原画像)から減算して得られる予測誤差(「差分画像」または「残差画像」と呼ぶこともある)が符号化される。予測画像の生成方法としては、画面間予測(インター予測)、および、画面内予測(イントラ予測)が挙げられる。
【0006】
また、近年の動画像符号化及び復号の技術として非特許文献1および非特許文献2が挙げられる。非特許文献1には、色差の予測画像を輝度の予測画像から畳み込み演算モデルにより予測する、色成分間畳み込み演算モデル予測が開示されている。非特許文献2には、色差画素の残差を輝度画素の残差を用いて畳み込み演算によるモデルにより予測する、色成分間残差モデル予測が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
"AHG12: Convolutional cross-component model (CCCM) for intraprediction", Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, JVET-Z0064, 2022
"AHG12: Cross-component residual model (CCRM) for inter prediction", Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC1/SC 29/WG 11, JVET-AD0108, 2023
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
非特許文献1および2のような色成分間の畳み込みモデルによる予測画像や残差画像を予測する符号化方式では、畳み込み演算モデルのパラメータ導出のために計算量が多くなるという課題がある。
【0009】
本発明は、畳み込み演算モデルを用いる場合においても計算量の増加を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る動画像復号装置は、色成分間予測パラメータを導出する予測パラメータ導出部と、導出した予測パラメータを用いた色成分間予測モデルを入力画像に適用して出力画像を生成する予測フィルタ部を備える動画像復号装置であって、隣接ブロックの予測パラメータを用いて予測パラメータを導出して入力画像から出力画像を生成することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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