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公開番号2025075291
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186346
出願日2023-10-31
発明の名称加熱調理器
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F24C 7/02 20060101AFI20250508BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】インバータ回路基板の特定の部分を効果的に冷却することができる加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱調理器100は、加熱調理室50と、筐体10と、基板410と、基板送風部700Bと、区画部700とを備える。基板送風部700Bは、第2ファン240を収容すると共に基板410に向けて空気を吹出す第1吹出口712を有し、第1吹出口712から吹出される空気によって第6気流FFを形成する。区画部700は、第6気流FFが第1吹出口712から基板410に向けて流れる流路F2を区画する。区画部700は、基板410を収容する第2ケース720を含む。第1吹出口712は、基板410の一方側の面410aと他方側の面410bとに跨る位置に配置される。第2ケース720は、第2ケース720内を流れる空気の流量を制限する流量制限部725を底壁部723に有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項１】
被加熱物を収容する加熱調理室と、
前記加熱調理室を収容する筐体と、
前記筐体と前記加熱調理室との間に配置された回路基板と、
第１送風ファンを収容すると共に前記回路基板に向けて空気を吹出す第１吹出口を有し、前記第１吹出口から吹出される空気によって第１送風ファン気流を形成する送風部と、
前記第１送風ファン気流が前記第１吹出口から前記回路基板に向けて流れる流路を区画する区画部と
を備え、
前記区画部は、前記回路基板を収容する基板ケースを含み、
前記基板ケースは、前記加熱調理室と前記回路基板との間を仕切る底壁部を有し、
前記回路基板は、前記底壁部から離隔して配置され、
前記第１吹出口は、前記回路基板の一方側の面と他方側の面とに跨る位置に配置され、
前記基板ケースは、前記基板ケース内を流れる空気の流量を制限する流量制限部を前記底壁部に有する、加熱調理器。
続きを表示（約 570 文字）【請求項２】
前記流量制限部は、前記基板ケースの前記底壁部から前記回路基板に向けて延びると共に前記回路基板から離隔する、請求項１に記載の加熱調理器。
【請求項３】
前記流量制限部は、前記基板ケースの吸込口に近い側の端部から遠い側の端部との間に設けられる、請求項１または請求項２に記載の加熱調理器。
【請求項４】
前記流量制限部は、前記基板ケースの第２吹出口に設けられ、前記第２吹出口の端部に向かって前記加熱調理室から離隔する方向に傾斜する、請求項１または請求項２に記載の加熱調理器。
【請求項５】
前記回路基板は、
第１領域と、
前記第１領域よりも電圧が高い第２領域と
を有し、
前記底壁部は、
前記第１領域に対向する第１底壁部と、
前記第２領域に対向する第２底壁部と
を有し、
前記流量制限部は、前記第１底壁部に設けられる、請求項１または請求項２に記載の加熱調理器。
【請求項６】
前記筐体と前記加熱調理室との間に外部から空気を吸込んで第２送風ファン気流を形成する第２送風ファンとを備え、
前記回路基板は、前記第２送風ファンの上流側に配置されている、請求項１または請求項２に記載の加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、加熱調理器に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１の加熱調理器は、インバータ回路基板と、冷却ファンとを備える。特許文献１に開示される加熱調理器は、冷却ファンの上流側の通風路にインバータ回路基板の表裏面のうち何れか一方の面を配し、下流側の通風路に他方の面を配置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０００－３４６３７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示の加熱調理器は、インバータ回路基板の表裏両面を一様に冷却するものであり、インバータ回路基板の特定の部分を効果的に冷却できる構成ではない。
【０００５】
本発明は、上記課題に鑑み、インバータ回路基板の特定の部分を効果的に冷却することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一局面によれば、加熱調理器は、加熱調理室と、筐体と、回路基板と、送風部と、区画部とを備える。前記加熱調理室は、被加熱物を収容する。前記筐体は、前記加熱調理室を収容する。前記回路基板は、前記筐体と前記加熱調理室との間に配置される。前記送風部は、第１送風ファンを収容すると共に前記回路基板に向けて空気を吹出す第１吹出口を有し、前記第１吹出口から吹出される空気によって第１送風ファン気流を形成する。前記区画部は、前記第１送風ファン気流が前記第１吹出口から前記回路基板に向けて流れる流路を区画する。前記区画部は、前記回路基板を収容する基板ケースを含む。前記基板ケースは、前記加熱調理室と前記回路基板との間を仕切る底壁部を有する。前記回路基板は、前記底壁部から離隔して配置される。前記第１吹出口は、前記回路基板の一方側の面と他方側の面とに跨る位置に配置される。前記第基板ケースは、前記基板ケース内を流れる空気の流量を制限する流量制限部を前記底壁部に有する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の加熱調理器によれば、インバータ回路基板の特定の部分を効果的に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の実施形態に係る加熱調理器を示す斜視図である。
本実施形態に係る前壁以外の筐体が取り除かれた状態の加熱調理器を示す斜視図である。
本実施形態に係る前壁以外の筐体が取り除かれた状態の加熱調理器を示す斜視図である。
本実施形態に係る扉を示す斜視図である。
本実施形態に係る加熱調理器の概略断面を示す図である。
本実施形態に係る送風部の概略断面を示す図である。
本実施形態に係る前壁以外の筐体が取り除かれた状態の加熱調理器を示す斜視図である。
本実施形態に係る前壁以外の筐体が取り除かれた状態の加熱調理器を示す平面図である。
本実施形態に係るインバータユニットを示す斜視図である。
本実施形態に係るインバータユニットを示す平面図である。
図１０のＸＩ－ＸＩ線断面図である。
本実施形態に係る加熱調理器の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して、本発明に係る加熱調理器の実施形態について説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【００１０】
図１を参照して、本実施形態に係る加熱調理器１００について説明する。図１は、加熱調理器１００を示す斜視図である。また、図１は、加熱調理器１００を右斜め前の上方から視た外観を示す。図１に示すように、加熱調理器１００は、被加熱物を加熱調理する。被加熱物は、例えば、食品である。加熱調理器１００は、筐体１０と、扉２０と、操作パネル３０とを備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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