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公開番号
2025068804
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2023178823
出願日
2023-10-17
発明の名称
インダクタ部品
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
27/29 20060101AFI20250422BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コイルと外部電極との接触面における発熱を抑制する。
【解決手段】インダクタ部品1は、素体10と、素体内に設けられたコイル20と、素体に設けられコイルに電気的に接続された第1、第2外部電極30、40と、を備え、コイルは、軸AX方向に沿って螺旋状に巻き回された巻回部23を有し、巻回部と、巻回部の一方端及び他方端と第1、第2外部電極とを接続する第1、第2引出配線21、22と、を有し、第1、第2外部電極の少なくとも一方は、素体内に埋め込まれた埋込部31、41を有し、第1、第2引出配線の少なくとも1つは、巻回部に接続する接続部分211と、接続部分から埋込部側に向かって湾曲する湾曲部分212と、を有し、軸方向からみて、湾曲部分は、凹形状を有し、埋込部及び引出配線との間の接触面の長さ寸法L1が、接続部分の配線幅W1よりも大きく、長さ寸法L1は、埋込部の接触面に垂直な方向の高さ寸法D1よりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
素体と、
前記素体内に設けられたコイルと、
前記素体に設けられ、前記コイルに電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極と
を備え、
前記コイルは、軸方向に沿って螺旋状に巻き回された巻回部を有し、
前記コイルは、前記巻回部と、前記巻回部の一方端および他方端と前記第1外部電極および前記第2外部電極とを接続する第1引出配線および第2引出配線と、を有し、
前記第1外部電極および前記第2外部電極の少なくとも一方は、前記素体内に埋め込まれた埋込部を有し、
前記第1引出配線および前記第2引出配線の少なくとも1つは、前記巻回部に接続する接続部分と、前記接続部分から前記埋込部側に向かって湾曲する湾曲部分とを有し、
前記軸方向に沿って投影したときに、
前記湾曲部分は、凹形状を有し、前記埋込部および前記引出配線との間の接触面の長さ寸法L1が、前記接続部分の配線幅W1よりも大きく、
前記長さ寸法L1は、前記埋込部の前記接触面に垂直な方向の高さ寸法D1よりも大きい、
インダクタ部品。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記軸方向に沿って投影したときに、前記湾曲部分の、前記埋込部の高さ寸法D1と平行な方向の最大高さ寸法D2は、前記高さ寸法D1よりも大きい、
請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項3】
前記湾曲部分の配線幅の増加率は、前記接続部分と前記湾曲部分との接触面から前記埋込層と前記湾曲部分との接触面へ向けて大きくなる、
請求項2に記載のインダクタ部品。
【請求項4】
前記軸方向に沿って投影したときに、前記埋込層と前記湾曲部分との間の接触面上に、前記最大高さ寸法D2を有する第1接点a1、前記最大高さ寸法D2の半分の高さ寸法D3を有する第2接点a2、および、前記湾曲部分の表面が前記埋込層と接触する第3接点a3を、この順に有し、
前記第2接点a2から前記第3接点a3までの前記埋込層と前記湾曲部分との間の接触面に沿った長さ寸法L3は、前記第1接点a1から前記第2接点a2までの前記埋込層と前記湾曲部分との間の接触面に沿った長さ寸法L2よりも大きい、
請求項2に記載のインダクタ部品。
【請求項5】
前記長さ寸法L1は、10μm以上である、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項6】
前記軸方向に沿って投影したときに、前記埋込部の前記素体表面に露出する部分の長さ寸法Lに対する、前記埋込部と前記湾曲部分との間の接触面に対向する部分の前記長さ寸法L1の割合は、1/8以上2/3以下である、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項7】
前記第1外部電極および前記第2外部電極の少なくとも一方は、前記埋込部が前記素体表面に露出する部分の、少なくとも一部を覆うめっき層をさらに有し、
前記めっき層は、Niを含み、
前記第1引出配線および前記埋込部は、Niを含まない、
請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項8】
前記コイルは、内径側の外周面と、前記内径と反対側の外径側の外周面とを有し、
前記軸方向に沿って投影したときに、前記湾曲部分の前記内径の外周面および前記外径側の外周面の少なくとも一方は、フィレット形状を描き、
前記フィレット形状のフィレット半径は、10μm以上である、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項9】
前記埋込層の高さ寸法D1は、20μm以下である、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
【請求項10】
前記めっき層の、前記高さ寸法D1と平行な方向の高さ寸法D4は、10μm以下である、請求項1または2に記載のインダクタ部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インダクタ部品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、インダクタ部品としては、特開2017-11044号公報(特許文献1)に記載されたものがある。このインダクタ部品は、素体と、素体内に設けられたコイルと、素体内に設けられ、コイルに電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極とを有し、該コイルは、巻回部と、該巻回部の一方端および他方端と第1外部電極および第2外部電極とを接続する第1および第2引出配線とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-011044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のインダクタ部品では、クラック対策として、外部電極と素体との界面に生じる焼成残留応力を低下してきた。焼成残留応力を低下するために、従来のインダクタ部品では、外部電極の体積を小さくし、引出配線の配線幅を小さくした。しかしながら、従来のインダクタ部品では、引出配線と外部電極とが接する接触面に電流が集中し、接触面が発熱することがあった。
【0005】
本開示は、コイルと外部電極との接触面における発熱を抑制するインダクタ部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本開示の一態様であるインダクタ部品は、
素体と、
前記素体内に設けられたコイルと、
前記素体に設けられ、前記コイルに電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極と
を備え、
前記コイルは、軸方向に沿って螺旋状に巻き回された巻回部を有し、
前記コイルは、前記巻回部と、前記巻回部の一方端および他方端と前記第1外部電極および前記第2外部電極とを接続する第1引出配線および第2引出配線と、を有し、
前記第1外部電極および前記第2外部電極の少なくとも一方は、前記素体内に埋め込まれた埋込部を有し、
前記第1引出配線および前記第2引出配線の少なくとも1つは、前記巻回部に接続する接続部分と、前記接続部分から前記埋込部側に向かって湾曲する湾曲部分とを有し、
前記軸方向からみて、
前記湾曲部分は、凹形状を有し、前記埋込部および前記引出配線との間の接触面の長さ寸法L1が、前記接続部分の配線幅W1よりも大きく、
前記長さ寸法L1は、前記埋込部の前記接触面に垂直な方向の高さ寸法D1よりも大きい。
【0007】
湾曲部分と埋込部との接触面の長さ寸法L1が、接続部分の配線幅W1よりも大きくなることにより、湾曲部分と埋込部との接触面が大きくなり、単位面積当たりに流れる電流量を小さくできる。その結果、湾曲部分と埋込部との接触面における発熱を放散でき、接触面における温度上昇を抑制できる。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様であるインダクタ部品によれば、コイルと外部電極との接触面における発熱を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
インダクタ部品の第1実施形態を示す斜視図である。
第1実施形態における第1側面側から見た透視正面図である。
第1実施形態における分解図である。
第2実施形態における第1側面側から見た透視正面図である。
第2実施形態における分解図である。
第3実施形態における第1側面側から見た透視正面図である。
第3実施形態における分解図である。
第4実施形態における天面側から見た透視正面図である。
第4実施形態における分解図である。
第4実施形態における分解図である。
第4実施形態における分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一態様であるインダクタ部品を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面は一部模式的なものを含み、実際の寸法や比率を反映していない場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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