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公開番号
2025066941
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176540
出願日
2023-10-12
発明の名称
フィルタ装置およびそれを備えたアンテナモジュール、ならびに通信装置
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01P
1/203 20060101AFI20250417BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】バンドストップフィルタのフィルタ特性を向上させるフィルタ装置及びそれを備えたアンテナモジュール並びに通信装置を提供する。
【解決手段】フィルタ装置100は、複数の誘電体層を含む積層体110と、入力端子T1及び出力端子T2と、平板形状の接地電極GND1と、伝送線路120と、共振器130、140と、を備える。伝送線路は、積層体内において接地電極に対向して配置され、入力端子と出力端子との間に接続され、共振器は、接地電極に対向して配置され、伝送線路と電磁界結合し、共振器は、接地電極に対向して配置され、両端が開放されている。また、伝送線路は、第1部分121及び第2部分122並びに第1部分及び第2部分から突出する第3部分123を有し、共振器は、第1部分及び第2部分よりも第3部分に近接して配置され、共振器は、第1部分及び第2部分に沿って配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の誘電体層を含む積層体と、
前記積層体の外表面に配置された入力端子および出力端子と、
前記積層体に配置された平板形状の接地電極と、
前記積層体内において前記接地電極に対向して配置され、前記入力端子と前記出力端子との間に接続された伝送線路と、
前記積層体内において前記接地電極に対向して配置され、前記伝送線路と電磁界結合する第1共振器と、
前記積層体内において前記接地電極に対向して配置され、両端が開放された第2共振器とを備え、
前記伝送線路は、
前記入力端子に接続された第1部分と、
前記出力端子に接続された第2部分と、
前記第1部分と前記第2部分とを接続するとともに、前記第1部分および前記第2部分から突出した第3部分とを含み、
前記第1共振器は、前記第1部分および前記第2部分よりも前記第3部分に近接して配置されており、
前記第2共振器は、前記第1部分および前記第2部分に沿って配置されている、フィルタ装置。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記第1共振器は、第1端部および第2端部が前記接地電極に接続された平板電極であり、
前記第1共振器は、前記第1端部から前記第2端部に至る経路の中央部において前記第3部分と結合している、請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項3】
前記積層体を積層方向から平面視した場合に、前記第1共振器と前記第3部分とが部分的に重なっている、請求項2に記載のフィルタ装置。
【請求項4】
前記中央部と前記第3部分との距離は、前記第1端部から前記第2端部に至る経路長の1/2より短い、請求項2または請求項3に記載のフィルタ装置。
【請求項5】
前記第1共振器は、第3端部が前記接地電極に接続されるとともに、第4端部が開放された平板電極であり、
前記第1共振器は、前記第4端部において前記第3部分と結合している、請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項6】
前記積層体を積層方向から平面視した場合に、前記第4端部と前記第3部分とが部分的に重なっている、請求項5に記載のフィルタ装置。
【請求項7】
前記第4端部と前記第3部分との距離は、前記第3端部から前記第4端部に至る経路長より短い、請求項5または請求項6に記載のフィルタ装置。
【請求項8】
前記第1共振器は、屈曲部分を有する、請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項9】
前記第2共振器の一方端は、前記伝送線路における前記第1部分から前記第3部分への第1屈曲部と結合し、
前記第2共振器の他方端は、前記伝送線路における前記第2部分から前記第3部分への第2屈曲部と結合している、請求項1に記載のフィルタ装置。
【請求項10】
前記積層体を積層方向から平面視した場合に、
前記第2共振器の一方端と前記第1屈曲部とが重なっており、
前記第2共振器の他方端と前記第2屈曲部とが重なっている、請求項9に記載のフィルタ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フィルタ装置およびそれを備えたアンテナモジュール、ならびに通信装置に関し、より特定的には、バンドストップフィルタの特性を向上させるための技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許第6612803号公報(特許文献1)には、直線状の伝送線路に沿って両端開放型共振器が配置されたフィルタ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6612803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許第6612803号公報(特許文献1)に開示されたフィルタ装置は、伝送線路を伝播する高周波信号における特定の周波数帯域の信号を阻止するためのバンドストップフィルタとして機能し得る。
【0005】
近年では、互いに異なる周波数帯域を用いた複数の通信規格に基づいて通信が行なわれている。対象となる周波数帯域の増加に伴って、異なる周波数帯域が近接する場合がある。通信装置においては、送信側あるいは受信側の回路に遮断特性の急峻なフィルタを搭載することで、周波数帯域(通過帯域)の近傍の周波数帯域(非通過帯域)の不要波を適切に除去することができ、通信品質の向上につながる。
【0006】
また、近年では、従来よりさらに高い周波数帯域の信号を用いる第6世代移動通信システム(6G)の開発が進められている。使用する周波数帯域が高くなると、従来から使用されていた低い周波数帯域の信号の高調波の影響が生じやすくなる。そのため、次世代の通信システムにおいては、従来の周波数帯域の信号に起因するスプリアスを適切に除去することが必要となる。
【0007】
したがって、このような不要波を除去するために、特定の周波数帯域の信号を阻止するためのバンドストップフィルタの特性向上が望まれている。
【0008】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、バンドストップフィルタのフィルタ特性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係るフィルタ装置は、複数の誘電体層を含む積層体と、入力端子および出力端子と、平板形状の接地電極と、伝送線路と、第1共振器と、第2共振器とを備える。入力端子および出力端子は、積層体の外表面に配置されている。伝送線路は、積層体内において接地電極に対向して配置され、入力端子と出力端子との間に接続されている。第1共振器は、積層体内において接地電極に対向して配置され、伝送線路と電磁界結合する。第2共振器は、積層体内において接地電極に対向して配置され、両端が開放されている。伝送線路は、入力端子に接続された第1部分と、出力端子に接続された第2部分と、第3部分とを含む。第3部分は、第1部分と第2部分とを接続するとともに、第1部分および第2部分から突出している。第1共振器は、第1部分および第2部分よりも第3部分に近接して配置されている。第2共振器は、第1部分および第2部分に沿って配置されている。
【発明の効果】
【0010】
本開示のフィルタ装置においては、高周波信号を伝達するための伝送線路を屈曲させた部分(第3部分)が、伝送線路の他の部分(第1部分,第2部分)よりも、共振器に近接して配置されている。伝送線路を屈曲させると、当該屈曲部分における電流分布が変化するため、電磁界放射が生じやすくなる。そのため、伝送線路の屈曲部分において共振器と伝送線路とを結合させることによって、共振器と伝送線路との間の電磁界結合の強度をアップすることができる。したがって、バンドストップフィルタのフィルタ特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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