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公開番号2025072017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182499
出願日2023-10-24
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F02D 29/02 20060101AFI20250430BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】 ウォーターハンマー現象の発生を抑制することができる制御装置を提供する。
【解決手段】 制御装置は、内燃機関及び電動機を備える車両の駐車位置における所定時間内の降雨量を取得する取得部と、前記電動機による前記内燃機関のクランキングを制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記降雨量が閾値以上である場合、前記電動機に対し、前記内燃機関のピストンが圧縮上死点と排気上死点の間の位置から、前記内燃機関の排気バルブが開放される位置に達するまで、前記内燃機関のクランクシャフトを前記クランキングの方向とは逆方向に回転させた後、前記クランキングを開始させる。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関及び電動機を備える車両の駐車位置における所定時間内の降雨量を取得する取得部と、
前記電動機による前記内燃機関のクランキングを制御する制御部とを有し、
前記制御部は、前記降雨量が閾値以上である場合、前記電動機に対し、前記内燃機関のピストンが圧縮上死点と排気上死点の間の位置から、前記内燃機関の排気バルブが開放される位置に達するまで、前記内燃機関のクランクシャフトを前記クランキングの方向とは逆方向に回転させた後、前記クランキングを開始させる、
制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関のクランキングに関し、例えば特許文献1には、ハイブリッド車両において電動走行可能な領域を拡大するようにクランキングトルクを適切に設定する点が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-131142号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば豪雨により内燃機関の燃焼室が浸水すると、クランキング開始時、燃焼室の容積が縮小した際に雨水の圧力が過剰に増加するため、ウォーターハンマー現象によって内燃機関が損傷するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ウォーターハンマー現象の発生を抑制することができる制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の制御装置は、内燃機関及び電動機を備える車両の駐車位置における所定時間内の降雨量を取得する取得部と、前記電動機による前記内燃機関のクランキングを制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記降雨量が閾値以上である場合、前記電動機に対し、前記内燃機関のピストンが圧縮上死点と排気上死点の間の位置から、前記内燃機関の排気バルブが開放される位置に達するまで、前記内燃機関のクランクシャフトを前記クランキングの方向とは逆方向に回転させた後、前記クランキングを開始させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ウォーターハンマー現象の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、ハイブリッド車両システムの一例を示す構成図である。
図2は、クランキング開始前の排水処理の一例を示す図である。
図3は、エンジンの始動処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(ハイブリッド車両システムの構成)
図1は、ハイブリッド車両システムSの一例を示す構成図である。ハイブリッド車両システムSは、ECU(Electronic Control Unit)1、エンジン(ENG)2、可変バルブタイミング機構(VVT:Variable Valve Timing)3、ダンパ4、ギア機構5、ディファレンシャルギア6、電動機MG#1、電動機MG#2、イグニッションスイッチ90、レインセンサ91、GPS(Global Positioning System)92、及び通信ユニット93を有する。
【0010】
エンジン2は内燃機関の一例である。符号Gはエンジン2の構成を模式的に示す。エンジン2は、例えばガソリンまたは軽油などの燃料を燃焼し動力を出力するガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンである。エンジン2は、クランクシャフト20、ピストン21、燃焼室22、吸気通路23、排気通路24、吸気バルブ25、排気バルブ26、点火プラグ27、燃料噴射弁28を有する。また、エンジン2には、クランクシャフト20の回転角を検出するクランク角センサ94が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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