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公開番号
2025083834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197446
出願日
2023-11-21
発明の名称
エンジンシステムの制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
F02D
45/00 20060101AFI20250526BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】エンジンの冷間始動から暖機完了までにピストン打音を抑制できるエンジンシステム制御装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載したエンジン、エンジンオイルを加熱するオイルヒータ、外気温度を検出する外気温センサ、オイル温度を検出する油温センサ、冷却水温度を検出する水温センサを備えたエンジンシステム制御装置で、エンジン始動前に前記車両の電子キーが車両周辺に存在するか否かを判定する電子キー判定部と、電子キー判定部により肯定判定された場合に、外気温度に基づきエンジンが冷間状態か否かを判定する冷間判定部と、冷間判定部により肯定判定した場合にオイルヒータを駆動するヒータ制御部と、前記オイルヒータにより加熱された前記オイル温度が前記冷却水温度よりも高いか否かを判定する油温判定部と、油温判定部により肯定判定した場合にエンジンを始動する始動制御部と、を備えたエンジンシステム制御装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載されたエンジン、エンジンオイルを加熱するオイルヒータ、外気温度を検出する外気温センサ、前記エンジンオイルの温度を検出する油温センサ、前記エンジンの冷却水の温度を検出する水温センサを備えたエンジンシステムの制御装置であって、
前記エンジンの始動前に前記車両の電子キーが前記車両の周辺に存在しているか否かを判定する電子キー判定部と、
前記電子キー判定部により肯定判定がなされた場合に、前記外気温度に基づいて前記エンジンが冷間状態か否かを判定する冷間判定部と、
前記冷間判定部により肯定判定がなされた場合に、前記オイルヒータを駆動するヒータ制御部と、
前記オイルヒータにより加熱された前記エンジンオイルの温度が前記冷却水の温度よりも高いか否かを判定する油温判定部と、
前記油温判定部により肯定判定がなされた場合に、前記エンジンを始動する始動制御部と、を備えたエンジンシステムの制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンシステムの制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンには、エンジンを冷却するための冷却水とエンジンを潤滑するためのエンジンオイルとが循環する(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-027012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エンジンが冷間始動すると、冷却水とエンジンオイルは温度が徐々に上昇する。ここで、冷却水の比熱はエンジンオイルの比熱よりも小さい。このため、エンジンの暖機が完了するまで、冷却水とエンジンオイルとが温度上昇するにつれて両者の温度差が拡大する。この結果、ピストンの打音が増大するおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、エンジンの冷間始動から暖機完了までにピストンの打音が増大することを抑制したエンジンシステムの制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、車両に搭載されたエンジン、エンジンオイルを加熱するオイルヒータ、外気温度を検出する外気温センサ、前記エンジンオイルの温度を検出する油温センサ、前記エンジンの冷却水の温度を検出する水温センサを備えたエンジンシステムの制御装置であって、前記エンジンの始動前に前記車両の電子キーが前記車両の周辺に存在しているか否かを判定する電子キー判定部と、前記電子キー判定部により肯定判定がなされた場合に、前記外気温度に基づいて前記エンジンが冷間状態か否かを判定する冷間判定部と、前記冷間判定部により肯定判定がなされた場合に、前記オイルヒータを駆動するヒータ制御部と、前記オイルヒータにより加熱された前記エンジンオイルの温度が前記冷却水の温度よりも高いか否かを判定する油温判定部と、前記油温判定部により肯定判定がなされた場合に、前記エンジンを始動する始動制御部と、を備えたエンジンシステムの制御装置によって達成できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、エンジンの冷間始動から暖機完了までにピストンの打音が増大することを抑制したエンジンシステムの制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、エンジンシステムの概略構成図である。
図2Aは、比較例でのエンジンの冷間始動から暖機完了までの水温及び油温の推移を示したタイミングチャートであり、図2Bは、本実施例でのエンジンの冷間始動から暖機完了までの水温及び油温の推移を示したタイミングチャートである。
図3は、エンジン始動制御の一例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[エンジンシステムの概略構成]
図1は、エンジンシステム1の概略構成図である。エンジンシステム1は、エンジン10と、エンジン10を制御するメインECU(Electronic Control Unit)50と、認証ECU51を含む。エンジンシステム1は、車両に搭載されている。車両は、エンジン車両でもよいが、走行動力源としてモータを備えたハイブリッド車両であってもよい。
【0010】
エンジン10内には、エンジン10の潤滑に用いられるエンジンオイルが循環するオイル循環経路が形成されている。オイル循環経路には、オイルポンプ11、オイルストレーナ14、オイルフィルタ15、及びOCV(Oil Control Valve)18が設けられている。オイルポンプ11は、エンジン10のオイルパン13からエンジンオイルを吸引して吐出する。オイルポンプ11は、クランクシャフト12の回転、すなわちエンジン10の回転を受けて動作する機械式のポンプである。オイルストレーナ14は、オイルポンプ11が吸入するエンジンオイルに含まれる比較的大きめの異物を濾過する濾過器である。オイルフィルタ15は、オイルポンプ11が吐出したエンジンオイルに含まれる微細な異物を濾過する濾過器である。OCV18は、メインECU50の制御により開閉する。OCV18の開閉によって、オイルポンプ11からのエンジンオイルの吐出量が変更される。
(【0011】以降は省略されています)
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