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公開番号
2025077649
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190002
出願日
2023-11-07
発明の名称
燃料噴射弁
出願人
Astemo株式会社
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
F02M
61/16 20060101AFI20250512BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】
本発明の目的は、接続管の側への傾倒動作を許容しつつ、回転方向における燃料噴射弁の位置決め機能の低下を抑制することができるホルダを備えた燃料噴射弁を提供することにある。
【解決手段】
本発明の燃料噴射弁1は、ホルダ3を有し、ホルダ3からの付勢力を受けてエンジンの側に向けて付勢されて接続管2に取り付けられる燃料噴射弁であって、ホルダ3は、燃料配管の接続管2に当接して、燃料噴射弁1の中心軸線1aを中心とする回転方向の位置決めを行う回転止め33を有し、回転止め33は、貫通穴33aを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
ホルダを有し、前記ホルダからの付勢力を受けてエンジンの側に向けて付勢されて燃料配管の接続管に取り付けられる燃料噴射弁であって、
前記ホルダは、前記接続管に当接して、当該燃料噴射弁の中心軸線を中心とする回転方向の位置決めを行う回転止めを有し、
前記回転止めは、貫通穴を有する燃料噴射弁。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の燃料噴射弁において、
前記貫通穴は、当該貫通穴の内周面で閉じた空間を形成するように構成される燃料噴射弁。
【請求項3】
請求項2に記載の燃料噴射弁において、
前記貫通穴は、円形または楕円形状である燃料噴射弁。
【請求項4】
請求項3に記載の燃料噴射弁において、
前記貫通穴は、楕円形状であり、
前記貫通穴の楕円形状は、前記中心軸線に沿う方向の寸法を縦方向寸法、前記中心軸線に垂直な方向の寸法を横方向寸法とした場合に、前記横方向寸法を前記縦方向寸法で除した縦横比が2.5以上である燃料噴射弁。
【請求項5】
請求項4に記載の燃料噴射弁において、
前記貫通穴の楕円形状は、縦横比が9以下である燃料噴射弁。
【請求項6】
請求項4又は5に記載の燃料噴射弁において、
前記貫通穴は、楕円形状の長軸と短軸との交点が、前記回転止めの下端部から0.0~2.0[mm]の範囲に配置されている燃料噴射弁。
【請求項7】
請求項6に記載の燃料噴射弁において、
前記ホルダは、前記回転止めのほか、平板状を成し当該燃料噴射弁の側に当接するベース部と、前記ベース部から前記接続管の側に折り曲げられて形成され前記接続管の側に当接するばね部と、を有し、
前記ばね部は、前記ベース部から前記接続管の側に折り曲げられて立設された立設部と、前記立設部からさらに前記ホルダの前縁側に向かって折り曲げられて延在する2つの弾性変形部と、を有し、
前記回転止めは、前記2つの弾性変形部の間で、前記下端部が前記ばね部の前記立設部に接続されている燃料噴射弁。
【請求項8】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料噴射弁において、
前記貫通穴は、楕円形状であり、
前記貫通穴は、楕円形状の長軸と短軸との交点が、前記回転止めの下端部から0.0~2.0[mm]の範囲に配置されている燃料噴射弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料を噴射する燃料噴射弁に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料噴射弁と燃料分配管路の接続管との間に設けられた押さえ装置が特許文献1に記載されている(段落0018及び図1参照)。押さえ装置は、部分的にリング状のベース要素とベース要素から折り曲げられて延在する押さえブラケットとを有し、燃料噴射弁と燃料分配管路とを半径方向の力なしに、燃料噴射弁をシリンダヘッドの収容孔内に押さえつける。押さえブラケットは、組み込まれた状態で接続管の下流側端面に当接する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-528982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以下、押さえ装置はホルダと呼び、押さえ装置の押さえブラケットはばね部と呼んで説明する。また、燃料分配管路は燃料配管と呼んで説明する。
【0005】
ホルダは、燃料配管に対する燃料噴射弁の回転方向の位置決めのための回転止めを有する。回転止めはホルダから燃料配管の接続管の側に延設され、接続管の外周面に設けられた凹部に係止されることにより、燃料配管に対する燃料噴射弁の回転方向の位置決めを行う。ここで回転方向とは、燃料噴射弁の中心軸線を中心とする回転方向である。
【0006】
回転止めは根本でばね部と一体となっており、ばね部が収縮する方向に力を受けると、回転止めはばね部と連動して燃料配管の接続管の側に傾倒する。このため、回転止めは接続部の側への傾倒動作を許容する必要がある。一方で、回転止めは回転方向の剛性が低下すると、燃料噴射弁を回転方向に位置決めする機能が低下する。
【0007】
本発明の目的は、接続管の側への傾倒動作を許容しつつ、回転方向における燃料噴射弁の位置決め機能の低下を抑制することができるホルダを備えた燃料噴射弁を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の燃料噴射弁は、
ホルダを有し、前記ホルダからの付勢力を受けてエンジンの側に向けて付勢されて燃料配管の接続管に取り付けられる燃料噴射弁であって、
前記ホルダは、前記接続管に当接して、当該燃料噴射弁の中心軸線を中心とする回転方向の位置決めを行う回転止めを有し、
前記回転止めは、貫通穴を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、接続部の側への傾倒動作を許容しつつ、回転方向における燃料噴射弁の位置決め機能の低下を抑制することができるホルダを備えた燃料噴射弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施例に係る燃料噴射弁の外観図である。
本発明の一実施例に係るホルダの外観を示す斜視図である。
図2のホルダを右側方から見たホルダの右側面図である。
図2のホルダを後ろ側から見たホルダの背面図である。
図2のホルダで燃料噴射弁を燃料配管の接続管に接続した状態を示す断面図である。
燃料噴射弁を燃料配管の接続管に接続した状態を図5とは異なる方向から見た外観図である。
回転止め33にくびれ部又は貫通穴を設けた場合の、回転方向変位の解析結果である。
図7の解析結果から、くびれ部又は貫通穴の各形状における回転方向変位をプロットした図である。
押圧力低減部の楕円形状の縦横比を変えた場合の軸方向変位の変化を示す図である。
押圧力低減部の楕円形状の縦横比を変えた場合の回転方向変位の変化を示す図である。
図12及び図13の穴高さ位置の説明図である。
穴高さ位置を変えた場合の軸方向変位の変化を示す図である。
穴高さ位置を変えた場合の回転方向変位の変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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