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公開番号2025077304
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189392
出願日2023-11-06
発明の名称内燃機関の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 41/34 20060101AFI20250512BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】燃料噴射補正の応答性及び精度をともに確保する。
【解決手段】制御装置70は、気筒間の出力トルクの変動を抑えるための燃料噴射補正を実施する。制御装置70は、気筒別の出力トルクである気筒別トルクを算出する処理と、第1サイクル期間内に算出された気筒別トルクについての平均値である短期気筒別平均トルクを気筒毎に算出する処理と、第1サイクル期間よりも長い第2サイクル期間内に算出された気筒別トルクについての平均値である長期気筒別平均トルクを気筒毎に算出する処理と、内燃機関10を始動してからのサイクル数が既定値に達するまでは燃料噴射補正を実施するための噴射補正量を短期気筒別平均トルクに基づいて算出する一方、内燃機関10を始動してからのサイクル数が既定値に達した後は燃料噴射補正を実施するための噴射補正量を長期気筒別平均トルクに基づいて算出する処理と、実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の気筒を備える内燃機関に適用されて、気筒間の出力トルクの変動を抑えるための燃料噴射補正を実施する制御装置であって、
気筒別の出力トルクである気筒別トルクを算出する処理と、
第1サイクル期間内に算出された前記気筒別トルクについての平均値である短期気筒別平均トルクを気筒毎に算出する処理と、
前記第1サイクル期間よりも長い第2サイクル期間内に算出された前記気筒別トルクについての平均値である長期気筒別平均トルクを気筒毎に算出する処理と、
前記内燃機関を始動してからのサイクル数が既定値に達するまでは前記燃料噴射補正を実施するための噴射補正量を前記短期気筒別平均トルクに基づいて算出する一方、前記内燃機関を始動してからのサイクル数が前記既定値に達した後は前記燃料噴射補正を実施するための噴射補正量を前記長期気筒別平均トルクに基づいて算出する処理と、実行する
内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の制御装置は、各種値に基づいて内燃機関の出力トルクを推定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-125993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の気筒を備える内燃機関では、気筒間の出力トルクの変動を抑えるために燃料噴射補正を実施することがある。この燃料噴射補正では、1サイクルにおける気筒別の出力トルクである気筒別トルクを算出するとともに、その気筒別トルクの気筒毎の平均値である気筒別平均トルクを算出する。そして、気筒別平均トルクに基づいて燃料噴射補正を実施するための噴射補正量を算出することが考えられる。
【0005】
ここで、気筒別平均トルクを算出する際のサンプリング数を多くすると、気筒別平均トルクの算出精度が向上するために燃料噴射補正の精度は向上するものの燃料噴射補正の応答性は悪くなる。一方、そうしたサンプリング数を少なくすると、燃料噴射補正の応答性は向上するものの気筒別平均トルクの算出精度が低下するために燃料噴射補正の精度が悪くなる。従って、気筒別平均トルクを算出する際のサンプリング数を適切に設定しないと、燃料噴射補正の応答性及び精度をともに確保することは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、複数の気筒を備える内燃機関に適用されて、気筒間の出力トルクの変動を抑えるための燃料噴射補正を実施する制御装置である。この制御装置は、気筒別の出力トルクである気筒別トルクを算出する処理と、第1サイクル期間内に算出された前記気筒別トルクについての平均値である短期気筒別平均トルクを気筒毎に算出する処理と、前記第1サイクル期間よりも長い第2サイクル期間内に算出された前記気筒別トルクについての平均値である長期気筒別平均トルクを気筒毎に算出する処理と、前記内燃機関を始動してからのサイクル数が既定値に達するまでは前記燃料噴射補正を実施するための噴射補正量を前記短期気筒別平均トルクに基づいて算出する一方、前記内燃機関を始動してからのサイクル数が前記既定値に達した後は前記燃料噴射補正を実施するための噴射補正量を前記長期気筒別平均トルクに基づいて算出する処理と、実行する。
【発明の効果】
【0007】
この内燃機関の制御装置は、燃料噴射補正の応答性及び精度をともに確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態にかかる内燃機関の駆動系及び制御装置の構成を示す図。
同実施形態にかかる制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<内燃機関の駆動系及び制御装置の構成>
図1に示すように、車両500に搭載された内燃機関10は、4つの気筒#1~#4を備える。内燃機関10の吸気通路12には、スロットルバルブ14が設けられている。吸気通路12の下流部分である吸気ポート12aには、吸気ポート12aに燃料を噴射するポート噴射弁16が設けられている。吸気通路12に吸入された空気やポート噴射弁16から噴射された燃料は、吸気バルブ18の開弁に伴って、燃焼室20に流入する。燃焼室20には、筒内噴射弁22から燃料が噴射される。また、燃焼室20内の空気と燃料との混合気は、点火プラグ24の火花放電に伴って燃焼に供される。そのときに生成される燃焼エネルギは、出力軸26の回転エネルギに変換される。
【0010】
燃焼室20において燃焼に供された混合気は、排気バルブ28の開弁に伴って、排気として排気通路30に排出される。排気通路30には、酸素吸蔵能力を有した三元触媒32と、ガソリンパティキュレートフィルタ(GPF34)とが設けられている。なお、本実施形態では、GPF34として、PMを捕集するフィルタに三元触媒が担持されたものを想定している。
(【0011】以降は省略されています)

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