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公開番号2025085474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199375
出願日2023-11-24
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250529BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】DC充電回路においてインレットと電池とを接続するスイッチがAC充電時にオンにされるのを抑制することが可能な制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置10は、DC充電回路100aにおいてインレット151と電池パック152(電池)とを接続するDCR20(スイッチ)のオンオフを制御するPWC回路2(第1制御回路)と、DCR20のオンオフを制御するEV-ECU4(第2制御回路)と、を備える。PWC回路2およびEV-ECU4の各々は、AC充電およびDC充電のいずれが実行されるかを判定し、AC充電が実行されると判定した場合に、DCR20をオフするように動作する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
電池を充電するためのＡＣ充電回路およびＤＣ充電回路のインレットが共通の電気機器における充電を制御する制御装置であって、
前記ＤＣ充電回路において前記インレットと前記電池とを接続するスイッチのオンオフを制御する第１制御回路と、
前記スイッチのオンオフを制御するとともに前記第１制御回路とは異なる第２制御回路と、を備え、
前記第１制御回路および前記第２制御回路の各々は、
ＡＣ充電およびＤＣ充電のいずれが実行されるかを判定し、
ＡＣ充電が実行されると判定した場合に、前記スイッチをオフするように動作する、制御装置。
続きを表示（約 880 文字）【請求項２】
前記第１制御回路および前記第２制御回路の各々は、前記電池に充電電力を供給する外部電源から前記インレットへの入力電圧に基づく第１情報と、前記外部電源からの信号に基づく第２情報とを用いて、ＡＣ充電およびＤＣ充電のいずれが実行されるかを判定する、請求項１に記載の制御装置。
【請求項３】
前記第２情報は、主情報と、副情報とを含み、
前記第１制御回路は、
前記主情報および前記副情報の各々を用いて、ＡＣ充電およびＤＣ充電のいずれが実行されるかを判定し、
前記第１情報を用いた判定結果、前記主情報を用いた判定結果、および、前記副情報を用いた判定結果に基づいて、ＡＣ充電およびＤＣ充電のいずれが実行されるかを判定する、請求項２に記載の制御装置。
【請求項４】
前記スイッチのオンオフを制御する制御信号を前記スイッチに出力するとともに、前記第１制御回路および前記第２制御回路の各々から動作指令を受信する第１スイッチ制御回路をさらに備え、
前記スイッチは、前記制御信号がオフ指令を含む場合にオフされ、
前記第２制御回路は、ＡＣ充電が実行されると判定した場合に、前記制御信号に前記オフ指令が含まれるように前記動作指令を前記第１スイッチ制御回路に出力する、請求項１～３のいずれか１項に記載の制御装置。
【請求項５】
前記第１制御回路は、前記スイッチのオンオフを制御する制御信号を前記スイッチに出力するように構成され、
前記スイッチは、前記制御信号がオフ指令を含む場合にオフされ、
前記第１制御回路は、
前記電池に充電電力を供給する外部電源から前記インレットへの入力電圧に基づく第３情報と、前記外部電源からの信号に基づく第４情報とを用いて、ＡＣ充電およびＤＣ充電のいずれが実行されるかを判定し、
ＡＣ充電が実行されると判定した場合に、前記制御信号に前記オフ指令が含まれるように動作する、請求項１～３のいずれか１項に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、制御装置に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
特開２０２２－０３９３３７号公報（特許文献１）には、交流電力を受電するＡＣポートと、直流電力を受電するＤＣポートと、バッテリとを備える車両が開示されている。ＡＣポートおよびＤＣポートの各々とバッテリとの間には、充電リレーが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－０３９３３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１には記載されていないが、従来の充電システムにおいて、共通のポート（インレット）により交流電力および直流電力を受電可能な場合がある。この場合、交流電源等に電池の直流電圧が印加されるのを防止するために、ＡＣ充電時において、ＤＣ充電回路に設けられる充電リレー（スイッチ）をオフにする必要がある。
【０００５】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ＤＣ充電回路においてインレットと電池とを接続するスイッチがＡＣ充電時にオンにされるのを抑制することが可能な制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一の局面に係る制御装置は、電池を充電するためのＡＣ充電回路およびＤＣ充電回路のインレットが共通の電気機器における充電を制御する制御装置であって、ＤＣ充電回路においてインレットと電池とを接続するスイッチのオンオフを制御する第１制御回路と、スイッチのオンオフを制御するとともに第１制御回路とは異なる第２制御回路と、を備える。第１制御回路および第２制御回路の各々は、ＡＣ充電およびＤＣ充電のいずれが実行されるかを判定し、ＡＣ充電が実行されると判定した場合に、スイッチをオフするように動作する。
【０００７】
本開示の一の局面に係る制御装置では、上記のように、第１制御回路および第２制御回路の各々は、ＡＣ充電が実行されると判定した場合に、スイッチをオフするように動作する。これにより、第１制御回路および第２制御回路の一方がＡＣ充電時にスイッチをオンするように動作したとしても、第１制御回路および第２制御回路の他方の動作により、スイッチがオンされるのを抑制することができる。その結果、第１制御回路および第２制御回路のいずれか一方のみがＡＣ充電時にスイッチをオフするように動作する場合に比べて、ＡＣ充電時にスイッチがオンされるのを抑制することができる。したがって、ＤＣ充電回路においてインレットと電池とを接続するスイッチがＡＣ充電時にオンにされるのを抑制することができる。
【０００８】
上記一の局面に係る制御装置において、好ましくは、第１制御回路および第２制御回路の各々は、電池に充電電力を供給する外部電源からインレットへの入力電圧に基づく第１情報と、外部電源からの信号に基づく第２情報とを用いて、ＡＣ充電およびＤＣ充電のいずれが実行されるかを判定する。このように構成すれば、外部電源からの入力電圧に基づく第１情報と外部電源からの信号に基づく第２情報との２つの情報を用いて判定することができる。その結果、上記の２つのうちいずれか一方のみを用いて上記判定を行う場合に比べて、上記判定の信頼性を向上させることができる。
【０００９】
この場合、好ましくは、上記第２情報は、主情報と、副情報とを含み、第１制御回路は、主情報および副情報の各々を用いて、ＡＣ充電およびＤＣ充電のいずれが実行されるかを判定し、第１情報を用いた判定結果、主情報を用いた判定結果、および、副情報を用いた判定結果に基づいて、ＡＣ充電およびＤＣ充電のいずれが実行されるかを判定する。このように構成すれば、主情報および副情報の２つの判定結果を用いることができるので、主情報のみを用いる場合に比べて、ＡＣ充電およびＤＣ充電のいずれが実行されるかの判定における信頼性をより向上させることができる。
【００１０】
上記一の局面に係る制御装置は、好ましくは、スイッチのオンオフを制御する制御信号をスイッチに出力するとともに第１制御回路および第２制御回路の各々から動作指令を受信する第１スイッチ制御回路を備える。スイッチは、制御信号がオフ指令を含む場合にオフされる。第２制御回路は、ＡＣ充電が実行されると判定した場合に、制御信号にオフ指令が含まれるように動作指令を第１スイッチ制御回路に出力する。このように構成すれば、第２制御回路からの動作指令によりスイッチを容易にオフさせることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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