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公開番号
2025099999
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217062
出願日
2023-12-22
発明の名称
車両のパーキング制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60T
7/12 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約
【課題】駆動力源である電動機を積極的に使用して車両を確実にパーキング状態にすることのできるパーキング制御装置を提供する。
【解決手段】運転席から運転者が離れていることを検出する無人検出部27aと、車両の車速を検出する車速検出部27bと、車両の運転席から運転者が離れていることが無人検出部によって検出された状態で車速検出部によって検出された車速が予め定めた所定車速以下であるか否かを判定する車速判定部27cと、車両の運転席から運転者が離れている状態で車速が所定車速を超えていることが車速判定部27cによって判定されたことによって車速を減じる制動制御を実行する制動制御部27dと、制動制御を実行した後に車速が所定車速以下になったことによりパーキング機構を作動させるパーキング制御を実行するパーキング制御部27eとを備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動力源として電動機を備えた車両を停止状態に維持する場合にパーキング機構を作動させるパーキング制御を実行する車両のパーキング制御装置であって、
前記パーキング制御を実行するコントローラを備え、
前記コントローラは、
前記車両の運転席から運転者が離れていることを検出する無人検出部と、
前記車両の車速を検出する車速検出部と、
前記車両の運転席から運転者が離れていることが前記無人検出部によって検出された状態で前記車速検出部によって検出された車速が予め定めた所定車速以下であるか否かを判定する車速判定部と、
前記車両の運転席から運転者が離れている状態で前記車速が前記所定車速を超えていることが前記車速判定部によって判定されたことによって前記車速を減じる制動制御を実行する制動制御部と、
前記制動制御を実行した後に前記車速が前記所定車速以下になったことにより前記パーキング機構を作動させるパーキング制御を実行するパーキング制御部と
を備えている
ことを特徴とする車両のパーキング制御装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両のパーキング制御装置であって、
前記電動機は、三相モータによって構成され、
前記制動制御部は、前記車速を減じる方向にトルクを出力するために前記三相モータの各相を共にONにする三相ON制御を行うように構成されている
ことを特徴とする車両のパーキング制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両のパーキング制御装置であって、
前記車両は、電気的に制御されて車輪の回転を止める摩擦力を発生する電気ブレーキ機構を更に備え、
前記制動制御部は、前記三相ON制御と併せて前記電気ブレーキ機構を作動させて前記車速を減じるように構成されている
ことを特徴とする車両のパーキング制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の車両のパーキング制御装置であって、
前記制動制御部は、前記三相ON制御と前記電気ブレーキ機構の作動とのいずれか一方にフェールが生じている場合には、前記三相ON制御と前記電気ブレーキ機構の作動とのいずれか他方によって前記車速を減じるように構成されている
ことを特徴とする車両のパーキング制御装置。
【請求項5】
請求項2に記載の車両のパーキング制御装置であって、
前記車両は、電気的に制御されて車輪の回転を止める摩擦力を発生する電気ブレーキ機構を更に備え、
前記パーキング制御部は、前記パーキング機構にフェールが生じている場合には、前記電気ブレーキ機構を作動させて前記車両を停止状態に維持するように構成されている
ことを特徴とする車両のパーキング制御装置。
【請求項6】
請求項1に記載の車両のパーキング制御装置であって、
前記車速判定部は、前記車両が動いておりかつ前記車速が前記所定車速以下であることを判定する機能を更に備え、
前記パーキング制御部は、前記車両が動いておりかつ前記車速が前記所定車速以下であることが前記車速判定部によって判定された場合に前記パーキング機構を作動させるパーキング制御を実行するように構成されている
ことを特徴とする車両のパーキング制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両をパーキング状態に維持するための制御を行う装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車両を停止させるための装置として、フットブレーキとパーキングブレーキとが知られている。フットブレーキは、運転者がブレーキペダルを踏み込むことにより、車輪と一体のブレーキドラムもしくはブレーキディスクに摩擦力を作用させて、車輪を制動するブレーキである。これに対してパーキングブレーキは、パーキングブレーキレバーあるいはパーキングペダルを運転者が操作することにより、あるいは運転者がシフトレバーを操作してパーキングポジションを選択することにより、車輪に連結されている所定の回転部材にロック部材を噛み合わせて車輪の回転を止めるブレーキである。後者のパーキングブレーキは、運転者が一旦、パーキング操作を行えば車輪の回転を止めておくことができるように構成され、したがって運転者が降車した場合に車両を停止状態(パーキング状態)に維持することができる。
【0003】
パーキングブレーキは、運転者が意識的に操作することにより作動する機構であるから、車両が停止したことのみを確認して運転者が車両を離れたり、あるいはパーキングブレーキレバーを操作したもののその操作が不充分であった場合には、路面の傾斜によって車両が動いてしまう可能性がある。そこで、特許文献1に記載された装置は、運転者に替わってパーキングブレーキを作動させるように構成されている。すなわち、特許文献1に記載された装置は、運転席側のドアがロックされていることが検出されたことに基づいて、パーキングブレーキを作動させるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2009ー530156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された装置によれば、運転席側のドアがロックされたこと、したがってその前提として運転者が運転席を離れていることを要件として、パーキングブレーキを作動させる制御を実行し、あるいはその制御を実行する指令信号を出力する。したがって、特許文献1に記載された装置によれば、運転者が運転席を離れて降車し、その後に運転席側のドアをロックするまでの間にある程度の時間が経過する。その間はパーキングブレーキが作動していない状態が継続し、そのために車両が路面の傾斜などが要因となって動いてしまい、所定以上の車速に達してしまう可能性がある。このような場合、ロック部材を回転部材に噛み合わせて車輪の回転を止める構成のパーキング機構であれば、回転部材がある程度の速さで回転していることによりロック部材が回転部材によって跳ね返されてしまうので、ロック部材が回転部材に噛み合わず、いわゆるパーキングロックを行うことができない事態が生じる可能性がある。
【0006】
このように特許文献1に記載された装置は、車両をパーキング状態にするための制御を開始する指示を自動的に行うように構成されているが、パーキング状態を成立させるようには構成されていないので、無人の車両が動き出してしまうなどの可能性があり、その点で未だ改善の余地があった。
【0007】
本発明は上記の事情を背景としてなされたものであって、駆動力源である電動機を積極的に使用して車両を確実にパーキング状態にすることのできるパーキング制御装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の目的を達成するために、駆動力源として電動機を備えた車両を停止状態に維持する場合にパーキング機構を作動させるパーキング制御を実行する車両のパーキング制御装置であって、前記パーキング制御を実行するコントローラを備え、前記コントローラは、前記車両の運転席から運転者が離れていることを検出する無人検出部と、前記車両の車速を検出する車速検出部と、前記車両の運転席から運転者が離れていることが前記無人検出部によって検出された状態で前記車速検出部によって検出された車速が予め定めた所定車速以下であるか否かを判定する車速判定部と、前記車両の運転席から運転者が離れている状態で前記車速が前記所定車速を超えていることが前記車速判定部によって判定されたことによって前記車速を減じる制動制御を実行する制動制御部と、前記制動制御を実行した後に前記車速が前記所定車速以下になったことにより前記パーキング機構を作動させるパーキング制御を実行するパーキング制御部とを備えていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明では、前記電動機は、三相モータによって構成され、前記制動制御部は、前記車速を減じる方向にトルクを出力するために前記三相モータの各相を共にONにする三相ON制御を行うように構成されていてよい。
【0010】
本発明では、前記車両は、電気的に制御されて車輪の回転を止める摩擦力を発生する電気ブレーキ機構を更に備え、前記制動制御部は、前記三相ON制御と併せて前記電気ブレーキ機構を作動させて前記車速を減じるように構成されていてよい。
(【0011】以降は省略されています)
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