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公開番号2025100151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217307
出願日2023-12-22
発明の名称車両下部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B62D 25/20 20060101AFI20250626BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両幅方向の衝突荷重に対して、車両幅方向の単位長さ当たりに吸収可能な衝突エネルギーの大きさを確保することができる車両下部構造を得る。
【解決手段】車両10は、車室16に対して車両下側に配置されたバッテリモジュール35と、バッテリモジュール35の車両幅方向外側に車両幅方向から見て一部がバッテリモジュール35と重なるように配置されたロッカ22と、ロッカ22内に設けられ、車両幅方向から見た断面形状が閉断面とされて車両幅方向に延在する閉断面構造部56を備えた衝撃吸収部48とを有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車室に対して車両下側に配置されたバッテリと、
前記バッテリの車両幅方向外側に車両幅方向から見て一部が当該バッテリと重なるように配置されたフレームと、
前記フレーム内に設けられ、車両幅方向から見た断面形状が閉断面とされて車両幅方向に延在する閉断面構造部を備えた衝撃吸収部と、
を有する車両下部構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記フレームは、車体下部の一部を構成すると共に車両前後方向に延在するロッカとされ、当該ロッカ内に前記衝撃吸収部が設けられている、
請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項3】
前記衝撃吸収部は、車両前後方向に曲げられた金属製の補強パネルを含んで構成されている、
請求項2に記載の車両下部構造。
【請求項4】
前記衝撃吸収部は、当該衝撃吸収部の車両上側の部分を構成する前記補強パネルとしてのアッパパネルと、当該衝撃吸収部の車両下側の部分を構成する当該補強パネルとしてのロアパネルと、を含んで構成され、
前記アッパパネルは、車両幅方向から見て車両上側に凸とされて車両下側が開放された所定の断面形状とされた上側構成部が車両前後方向に複数連なって構成され、
前記ロアパネルは、車両幅方向から見て車両下側に凸とされて車両上側が開放された所定の断面形状とされると共に車両上下方向から見て前記上側構成部と重なる下側構成部が車両前後方向に複数連なって構成され、
前記アッパパネルと前記ロアパネルとが接合されることで車両上下方向に連なる前記上側構成部及び前記下側構成部を含む前記閉断面構造部が車両前後方向に複数連なって構成されている、
請求項3に記載の車両下部構造。
【請求項5】
車両幅方向から見て、前記車体下部の一部を構成すると共に車両幅方向に延在するクロスメンバ及び前記バッテリの外殻を構成するバッテリケースの一部を構成しかつ車両幅方向に延在する補強メンバの少なくとも一方と、前記ロッカとが重なる位置では、前記閉断面構造部の分布密度が高くなっている、
請求項2に記載の車両下部構造。
【請求項6】
前記衝撃吸収部は、車両幅方向から見てジグザグ状に曲げられた前記補強パネルを含んで構成されている、
請求項3に記載の車両下部構造。
【請求項7】
前記衝撃吸収部は、車両幅方向から見て矩形波状に曲げられた前記補強パネルを含んで構成されている、
請求項3に記載の車両下部構造。
【請求項8】
前記衝撃吸収部は、車両幅方向から見て波線状に曲げられた前記補強パネルを含んで構成されている、
請求項3に記載の車両下部構造。
【請求項9】
前記ロッカは、当該ロッカの車両幅方向外側の部分を構成するロッカアウタパネルと、当該ロッカの車両幅方向内側の部分を構成するロッカインナパネルと、を含んで構成され、
前記補強パネルは、前記ロッカアウタパネル又は前記ロッカインナパネルに接合されている、
請求項3に記載の車両下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両下部構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両下部構造に関する発明が開示されている。この車両下部構造では、ロッカの内部が複数の隔壁部によって区画されることで、ロッカの内部に衝撃吸収部が形成されている。そして、この衝撃吸収部によって車両幅方向の衝突荷重を吸収することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-080379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記先行技術では、衝撃吸収部が車両前後方向に延在しており、車両幅方向の衝突荷重の入力時において、衝撃吸収部の断面形状を維持することが困難となる。その結果、衝撃吸収部の変形が進むにつれて、衝撃吸収部における車両幅方向の単位長さ当たりに吸収可能な衝突エネルギーが小さくなることが考えられる。つまり、上記先行技術は、車両幅方向の衝突荷重に対して、車両幅方向の単位長さ当たりに吸収可能な衝突エネルギーの大きさを確保するという点においては改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両幅方向の衝突荷重に対して、車両幅方向の単位長さ当たりに吸収可能な衝突エネルギーの大きさを確保することができる車両下部構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る車両下部構造は、車室に対して車両下側に配置されたバッテリと、前記バッテリの車両幅方向外側に車両幅方向から見て一部が当該バッテリと重なるように配置されたフレームと、前記フレーム内に設けられ、車両幅方向から見た断面形状が閉断面とされて車両幅方向に延在する閉断面構造部を備えた衝撃吸収部と、を有している。
【0007】
第1の態様に係る車両下部構造によれば、バッテリが車室に対して車両下側に配置されている。そして、バッテリの車両幅方向外側にフレームが配置されており、このフレームは、車両幅方向から見て一部がバッテリと重なった状態となっている。このため、車両幅方向の衝突荷重の入力時において、当該衝突荷重は、バッテリよりも先にフレームに入力されることとなる。
【0008】
ところで、バッテリの保護の観点では、フレームによって車両幅方向の荷重を吸収可能な構成とされていることが好ましい。例えば、ロッカの内部を車両前後方向に延在する複数の隔壁部で区画して、ロッカの内部に衝撃吸収部を形成するような構成を採用することが考えられる。
【0009】
しかしながら、このような構成では、衝撃吸収部が車両前後方向に延在しているため、車両幅方向の衝突荷重に対して衝撃吸収部の断面形状を維持することが困難となる。その結果、衝撃吸収部の変形が進むにつれて、衝撃吸収部における車両幅方向の単位長さ当たりに吸収可能な衝突エネルギーが小さくなることが考えられる。つまり、このような構成では、車両幅方向の衝突荷重に対して、車両幅方向の単位長さ当たりに吸収可能な衝突エネルギーの大きさを確保することが困難となる。
【0010】
ここで、本態様では、フレーム内に設けられた衝撃吸収部が、車両幅方向から見た断面形状が閉断面とされて車両幅方向に延在する閉断面構造部を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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