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公開番号
2025083898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197558
出願日
2023-11-21
発明の名称
燃料供給装置
出願人
株式会社ミツバ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02M
37/10 20060101AFI20250526BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】簡素な構造で製造コストを低減しつつ、給電端子の電食を抑制できる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料供給装置は1、電動モータ部15及びポンプ部を有し、電動モータ部15及びポンプ部が電動モータ部15の回転軸線に沿って並んで設けられた燃料ポンプ4と、燃料ポンプ4の回転軸線の方向の一端部から突出して設けられ、電動モータ部15に電力を供給するための給電端子27a,27b,27cと、燃料ポンプ4の一端部に設けられ、給電端子27a,27b,27cの周囲を取り囲む壁部37と、を備える。燃料ポンプ4の姿勢を、回転軸線が水平方向に沿う姿勢とした状態において、給電端子27a,27b,27cは、壁部37の底部となる箇所に対して上方に離間して配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料タンク内に設けられ、前記燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給するための燃料供給装置であって、
電動モータ及びポンプ部を有し、前記電動モータ及び前記ポンプ部が前記電動モータの回転軸線に沿って並んで設けられた燃料ポンプと、
前記燃料ポンプの前記回転軸線の方向の一端部から突出して設けられ、前記電動モータに電力を供給するための給電端子と、
前記燃料ポンプの前記一端部に設けられ、前記給電端子の周囲を取り囲む壁部と、
を備え、
前記燃料ポンプの姿勢を、前記回転軸線が水平方向に沿う姿勢とした状態において、前記給電端子は、前記壁部の底部となる箇所に対して上方に離間して配置されている
ことを特徴とする燃料供給装置。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記電動モータは、ブラシレスモータを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
【請求項3】
前記壁部は、前記一端部とは反対側に形成された開口部を有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料供給装置。
【請求項4】
請求項3に記載の燃料供給装置において、
前記燃料タンクに取り付けられるとともに、前記燃料ポンプを支持するフランジ部を備え、
前記フランジ部は、前記燃料タンクの内外を電気的に通じさせるコネクタ端子を備え、
前記コネクタ端子と前記給電端子とを接続するリード線を備える
ことを特徴とする燃料供給装置。
【請求項5】
前記給電端子を複数有し、
複数の前記給電端子は、前記燃料ポンプの周方向に沿って並んで配置されており、
前記壁部は、
各前記給電端子の間に設けられ、前記燃料ポンプの径方向に延びる傾斜壁と、
複数の前記傾斜壁のうち、各々径方向の内側端を連結する内周壁と、
複数の前記傾斜壁のうち、各々径方向の外側端を連結する外周壁と、
を有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料供給装置。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の燃料供給装置において、
前記回転軸線を中心とする筒状に形成され、前記燃料ポンプを収納するホルダと、
前記ホルダにおける前記燃料ポンプの前記一端部とは反対側の他端部側に設けられ、前記ホルダの開口部を覆うカップと、
を備え、
前記ホルダに前記壁部が形成されるとともに、前記燃料ポンプの前記一端部側が支持され、
前記カップに前記燃料ポンプの前記他端部側が支持され、
前記燃料ポンプの外側面と前記ホルダの内側面との間には、全周に渡って隙間が形成されている
ことを特徴とする燃料供給装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料供給装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
自動二輪車や四輪車の車両用の燃料供給装置として、燃料タンク内に電動モータを含む燃料ポンプを配置する、いわゆるインタンク式の燃料供給装置を用いる場合がある。この種の燃料供給装置は、燃料タンクの内外を導通させる複数のコネクタ端子と、燃料ポンプに設けられた給電端子とを、例えばリード線(ハーネス)を介して電気的に接続することにより、燃料ポンプに電力を供給する。
燃料ポンプは、燃料タンク内の燃料に浸漬される。このため、この燃料に給電端子が晒されて給電端子が電食してしまうことを防止するために、さまざまな技術が提案されている。
【0003】
例えば、給電端子の周囲を筒状のカバー部で覆い、さらにカバー部の開口をグロメットで閉塞した技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
グロメットは、このグロメットの上からカバー部に取り付けられるグロメットストッパーによってカバー部からの抜けが防止されている。給電端子に接続されるリード線は、グロメットを介してカバー部から引き出されている。このように構成することで、燃料に起因した給電端子の電食を防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-187751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上述の従来技術では、給電端子の電食を防止するためにグロメットやグロメットストッパーを用意する必要がある。このため、燃料供給装置の部品点数が増大するとともに、燃料供給装置の組み立て工数が増大し、燃料供給装置の製造コストが増大してしまうという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、簡素な構造で製造コストを低減しつつ、給電端子の電食を抑制できる燃料供給装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の第1態様では、燃料供給装置は、燃料タンク内に設けられ、前記燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給するための燃料供給装置であって、電動モータ及びポンプ部を有し、前記電動モータ及び前記ポンプ部が前記電動モータの回転軸線に沿って並んで設けられた燃料ポンプと、前記燃料ポンプの前記回転軸線の方向の一端部から突出して設けられ、前記電動モータに電力を供給するための給電端子と、前記燃料ポンプの前記一端部に設けられ、前記給電端子の周囲を取り囲む壁部と、を備え、前記燃料ポンプの姿勢を、前記回転軸線が水平方向に沿う姿勢とした状態において、前記給電端子は、前記壁部の底部となる箇所に対して上方に離間して配置されている。
【0008】
このように構成することで、壁部によって給電端子が燃料に晒されてしまうことを抑制できる。壁部は、給電端子の周囲を取り囲んでいるだけなので簡素な構造である。
また、給電端子は壁部の底部となる箇所に対して上方に離間して配置されている。このため、仮に壁部内に燃料が侵入して底部に燃料が溜まったとしても、給電端子が燃料に晒されてしまうことを抑制できる。
しかも、壁部によって各給電端子の周囲を取り囲むことにより、各給電端子間の沿面距離が長くなる。つまり、各給電端子の漏れ電流経路が長くなるので、電食に対する耐久性を向上できる。
よって、燃料供給装置を簡素な構造とし、製造コストを低減できるとともに、燃料供給装置における給電端子の電食を抑制できる。
【0009】
本発明の第2態様では、第1態様の燃料供給装置において、前記電動モータは、ブラシレスモータを含んでもよい。
【0010】
ブラシレスモータの場合、各給電端子が陽極と陰極とに切り替わる。これに対し、例えばブラシ付きモータの場合、各給電端子は、陽極端子と陰極端子とに分類されて陽極と陰極とが切り替わることがない。このように、ブラシレスモータの給電端子は、陽極と陰極とが切り替わる分、各給電端子に電流が供給される時間がブラシ付きモータと比較して短くなる。この分、ブラシレスモータは、ブラシ付きモータと比較して給電端子の電食を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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