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公開番号2025075299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186359
出願日2023-10-31
発明の名称回転電機
出願人株式会社ミツバ
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 9/06 20060101AFI20250508BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】冷却性能を高めて長時間の作動させることができる回転電機を提供する。
【解決手段】電動モータ2は、ステータと、フライホイール10と、ファン18と、を備える。フライホイール10は、底壁12と、底壁12の周縁から第1回転軸線A1に沿って延出する周壁13と、フライホイール通風口16に配置される凸部85,86,87と、を備える。ファン18は、底壁12の外面に設けられており、ファン18は、周方向に並んで配置された複数のファンブレード20を有する。凸部85,86,87は、ファンブレード20の底壁12側の端部に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
励磁コイルが巻回され、磁界を発生するステータと、
前記ステータに対して回転自在に設けられたフライホイールと、
前記フライホイールに設けられ、前記フライホイールと一体となって回転するファンと、
を備え、
前記フライホイールは、
前記ステータと前記フライホイールの回転軸線方向で対向するように配置され、開口部が形成されたフライホイール底壁と、
前記フライホイール底壁の周縁から前記回転軸線に沿って延出し、前記ステータの外周面と径方向で対向するとともにマグネットが設けられたフライホイール周壁と、
前記開口部内に配置される凸部と、
を備え、
前記ファンは、前記フライホイール底壁における前記ステータとは反対側の外面に設けられており、
前記ファンは、周方向に並んで配置された複数のファンブレードを有し、
前記凸部は、前記ファンブレードの前記フライホイール底壁側の端部に配置されている
ことを特徴とする回転電機。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記ファンブレードに、前記凸部が突出形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記凸部は、前記フライホイール底壁における前記ステータ側の内面に突き出ている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記開口部は、周方向に長い弧状に形成されており、
1つの前記開口部には、複数の前記凸部が挿入されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機。
【請求項5】
1つの前記開口部に挿入された複数の前記凸部は、前記開口部を周方向に均等に仕切るように配置されている
ことを特徴とする請求項4に記載の回転電機。
【請求項6】
前記ファンは、前記フライホイール底壁の前記回転軸線上に配置された筒部を有するボス部を有し、
前記筒部の外周面から径方向外側に向かって前記複数のファンブレードが突出されており、
各前記ファンブレードの前記回転軸線に対する傾斜角度θは、
25°≦θ≦45°
を満たす
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機。
【請求項7】
前記凸部は、前記回転軸線に沿って延びている
ことを特徴とする請求項6に記載の回転電機。
【請求項8】
前記開口部は、周方向に長い弧状に形成されており、
前記開口部の周方向両端のうち、前記フライホイールの回転方向の後方側は、径方向に沿うように平坦に形成されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機。
【請求項9】
前記フライホイールを外側から覆うカバーを備え、
前記カバーは、
前記ファンと回転軸線方向で対向するように配置されカバー底壁と、
前記カバー底壁の周縁から前記回転軸線に沿って延出し、前記フライホイール周壁の外周面と径方向で対向するカバー周壁と、
を備え、
前記カバー周壁と前記フライホイール周壁との間の隙間は、前記カバー底壁と前記ファンとの間の隙間よりも大きい
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば自動二輪車などは、近年、エンジンなどの内燃機関に代えて回転電機(電動モータ)を動力としたものが開発されている。この種の回転電機は、励磁コイルが巻回されたステータと、ステータに対して回転自在に設けられたロータと、を備える。ロータは、ステータを外側から覆うように有底筒状に形成されたフライホイール(ロータヨーク)と、フライホイールを支持するシャフトと、を備える。
【0003】
フライホイールの内周面には、マグネットが設けられている。シャフトは、動力を伝達する伝達機構を介して例えば後輪に連結されている。また、この種の回転電機は、フライホイールを外側から覆うカバーが設けられており、回転電機が保護されている。このような構成のもと、回転電機は、励磁コイルに給電を行うことにより磁界が発生され、ロータが回転される。ロータの回転が伝達機構を介して例えば後輪に伝達されることにより、自動二輪車等は走行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-75885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の従来技術のように、フライホイールをカバーで覆ってしまうと高負荷時に励磁コイルが発熱されて、回転電機内が高温になってしまう可能性があった。このような場合、回転電機を長時間作動させることが困難になるという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、冷却性能を高めて長時間の作動させることができる回転電機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の第1態様では、回転電機は、励磁コイルが巻回され、磁界を発生するステータと、前記ステータに対して回転自在に設けられたフライホイールと、前記フライホイールに設けられ、前記フライホイールと一体となって回転するファンと、を備え、前記フライホイールは、前記ステータと前記フライホイールの回転軸線方向で対向するように配置され、開口部が形成されたフライホイール底壁と、前記フライホイール底壁の周縁から前記回転軸線に沿って延出し、前記ステータの外周面と径方向で対向するとともにマグネットが設けられたフライホイール周壁と、前記開口部内に配置される凸部と、を備え、前記ファンは、前記フライホイール底壁における前記ステータとは反対側の外面に設けられており、前記ファンは、周方向に並んで配置された複数のファンブレードを有し、前記凸部は、前記ファンブレードの前記フライホイール底壁側の端部に配置されている。
【0008】
このように構成することで、フライホイールに形成された開口部に、フライホイールと一体となって回転するファンにより生成された冷却風を効率よく通過させることができる。また、開口部を通過する冷却風の流速を増速させることができる。このため、回転電機の冷却性能を高めることができ、回転電機を長時間作動させることが可能になる。
【0009】
本発明の第2態様では、第1態様の回転電機において、前記ファンブレードに、前記凸部が突出形成されてもよい。
【0010】
このように構成することで、フライホイールに凸部が形成されない分、フライホイールを容易に形成できる。凸部とファンブレードとが滑らかに連結されるので、凸部からファンブレードへと冷却風をスムーズに流すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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