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公開番号2025080547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193776
出願日2023-11-14
発明の名称車両構造
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 25/08 20060101AFI20250519BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】従来の車両構造では、コントローラの保護機能が充分であるとは言い難く、コネクタの保護については考慮されていなかった。
【解決手段】車両前部に駆動源を搭載するルームR内に、バッテリ1と、駆動源やバッテリ1を制御するコントローラ2と、カウルパネルPに固定してコントローラ2を保持するプロテクタ3とを備え、コントローラ2が、バッテリ1の車両後方に配置してあると共に、その車両前方部にコネクタ4を有し、プロテクタ3が、コネクタ4よりも車両前方へ延在する張出部5を有している車両構造とし、車両の前面衝突時において、とくに、比較的簡単な構造で、コネクタ4を含むコントローラ2の保護機能の向上を実現した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両前部に駆動源を搭載するルーム内に、バッテリと、前記駆動源や前記バッテリを制御するコントローラと、カウルパネルに固定して前記コントローラを保持するプロテクタとを備え、
前記コントローラが、前記バッテリの車両後方に配置してあると共に、その車両前方部にコネクタを有し、
前記プロテクタが、前記コネクタよりも車両前方へ延在する張出部を有していることを特徴とする車両構造。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記プロテクタが、前記コントローラの上面、下面、及び左右一対の側面に夫々対向する上壁、下壁、及び左右一対の側壁を有し、前記カウルパネルに前記上壁を固定すると共に、前記下壁に、前記張出部が設けてあることを特徴とする請求項1に記載の車両構造。
【請求項3】
前記プロテクタが、ストラットハウジングの車両横方向に対応する位置に設けてあり、
前記プロテクタの前記張出部が、その車両前方部に、前記ストラットハウジング側に延在する延長部を有し、
前記プロテクタの前記ストラットハウジング側の側壁が、前記延長部の車両前端まで延在していることを特徴とする請求項2に記載の車両構造。
【請求項4】
前記バッテリが、車両後方部に外部端子を有し、
前記外部端子の車両後方側を覆う第2プロテクタを備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両構造。
【請求項5】
前記バッテリと前記第2プロテクタとの間に、絶縁体が介装してあることを特徴とする請求項4に記載の車両構造。
【請求項6】
前記第2プロテクタが、前記外部端子の車両後方と車両側方を覆っていることを特徴とする請求項4に記載の車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部に駆動源を搭載するルーム内にバッテリとコントローラを備えた車両構造の改良に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来において、上記のような車両構造としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、エンジンルーム内に、バッテリと、その車両後方に配置したコントローラ(EUC)とを備えた車両において、カウルパネルの傾斜部に設けたブラケットによりコントローラを傾斜状態に保持した構造が記載されている。
【0003】
特許文献1の車両構造では、車両の前面衝突時において、バッテリが車両後方に移動してコントローラに干渉すると、コントローラを車両の斜め後方にスライドさせて、ブラケットとともにカウルパネルから離脱させることで、バッテリやコントローラに与える荷重を緩和する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-95088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した従来の車両構造では、車両の前面衝突時、移動したバッテリがコントローラに直接干渉するので、コントローラの保護機能が充分であるとは言い難く、比較的干渉に弱いコントローラのコネクタの保護については考慮されていないことから、改善の余地があった。
【0006】
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、車両の前面衝突時において、とくに、比較的簡単な構造で、バッテリとコントローラとが直接干渉するのを回避して、コネクタを含むコントローラの保護機能を高めることができる車両構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、車両前部に駆動源を搭載するルーム内に、バッテリと、駆動源やバッテリを制御するコントローラと、カウルパネルに固定して前記コントローラを保持するプロテクタとを備えている。そして、車両構造は、コントローラが、バッテリの車両後方に配置してあると共に、その車両前方部にコネクタを有し、プロテクタが、コネクタよりも車両前方へ延在する張出部を有していることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係わる車両構造は、上記構成を採用したことにより、車両の前面衝突時において、バッテリが車両後方に移動すると、そのバッテリをプロテクタの張出部に干渉させることで荷重を緩和する。これにより、上記の車両構造は、比較的簡単な構造で、バッテリとコントローラとが直接干渉するのを回避して、コネクタを含むコントローラの保護機能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
車両構造の第1実施形態を示す要部の平面図である。
図1に示す要部の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1実施形態>
図1及び図2は、車両構造の第1実施形態において要部を示す平面図及び側面図であって、エンジンやモータである駆動源やその他の機器類を省略している。また、各図の左方向が車両前方向であり、とくに、図1には車両左側のストラットハウジングSを示している。
(【0011】以降は省略されています)

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