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公開番号
2025076772
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188616
出願日
2023-11-02
発明の名称
電池
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/105 20210101AFI20250509BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】本開示は、体積効率が高く、かつラミネートフィルムを折り曲げた部分のスプリングバックが抑制された電池を提供する。
【解決手段】本開示の電池100は、電極積層体10、及び電極積層体を封止しているラミネートフィルム20を有する。本開示の電池におけるラミネートフィルムは、電極積層体の周縁に延出している延出部20aを有しており、延出部は、電極積層体に向かって折り曲げられている。本開示の電池において、電極積層体の端部に形成されている第1領域10a及び第1領域を封止しているラミネートフィルムの合計の厚さは、電極積層体の第1領域以外の領域である第2領域10b及び第2領域を封止しているラミネートフィルムの合計の厚さよりも小さい。また、ラミネートフィルムのうちの、第1領域を封止している箇所において、帯状部材30が、ラミネートフィルムを巻回して延出部を固定するように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電極積層体、及び前記電極積層体を封止しているラミネートフィルムを有する電池であって、
前記ラミネートフィルムは、前記電極積層体の周縁に延出している延出部を有しており、
前記延出部は、前記電極積層体に向かって折り曲げられており、
前記電極積層体が、少なくとも1つの端部に形成されている第1領域、及び前記第1領域以外の領域である第2領域を有しており、
前記電極積層体の前記第1領域及び前記第1領域を封止している前記ラミネートフィルムの合計の厚さが、前記電極積層体の前記第2領域及び前記第2領域を封止している前記ラミネートフィルムの合計の厚さよりも小さく、かつ
前記ラミネートフィルムのうちの、前記第1領域を封止している箇所において、帯状部材が、前記ラミネートフィルムを巻回して前記延出部を固定するように配置されている、
電池。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記ラミネートフィルムは、融着層を有し、前記延出部は、前記ラミネートフィルムの端部の融着層同士が融着された融着端部によって形成されている、請求項1に記載の電池。
【請求項3】
前記電極積層体の前記第1領域、前記第1領域を封止している前記ラミネートフィルム、及び前記帯状部材の合計の厚さが、前記電極積層体の前記第2領域及び前記第2領域を封止している前記ラミネートフィルムの合計の厚さと同じ又はそれよりも小さい、請求項1に記載の電池。
【請求項4】
前記帯状部材が、粘着テープである、請求項1に記載の電池。
【請求項5】
前記電極積層体は、負極集電体層、負極活物質層、電解質層、正極活物質層、及び正極集電体層をこの順に有する複数の予備積層体から構成されており、
前記第1領域は、前記正極活物質層が前記負極活物質層よりも面方向について小さいことに起因して形成される領域である、請求項1に記載の電池。
【請求項6】
前記電極積層体の集電箔に電気的に接続されている集電端子を更に有し、前記ラミネートフィルムが、前記集電端子とともに、前記電極積層体を封止している、請求項1に記載の電池。
【請求項7】
積層された複数の請求項1~6のいずれか一項に記載の電池を有する、電池モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電池に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池等の電池では、正極集電体層、正極活物質層、電解質層、負極活物質層、及び負極集電体層を有する電極積層体が用いられることがある。この電極積層体を封止する様々な技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1は、第一及び第二のフィルムを重ね合わせたラミネート部材と、前記ラミネート部材の前記第一及び第二のフィルムの間に収納された電池セルとを有するラミネート型電池であって、前記ラミネート部材の周縁部分が、前記第一及び第二のフィルムが互いに接着されている外縁部、並びに前記第一及び第二のフィルムが互いに接着されていない内縁部を有し、前記外縁部が、前記電池セルの側面に沿って1回以上折り曲げられ、かつ前記内縁部が、前記電池セルの側面に沿って1回以上折り曲げられている、ラミネート型電池を開示している。
【0004】
特許文献2は、電極集合体(電極積層体)、及び電極集合体の外表面に配置されており、熱によって収縮する熱収縮保護層を備える二次電池を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-139494号公報
米国特許出願公開第2018/0287184号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特に、特許文献1の技術に関して、電池の体積効率を高めつつ、ラミネートフィルムを折り曲げた部分のスプリングバックを抑制する観点で改善の余地がある。
【0007】
本開示は、体積効率が高く、かつラミネートフィルムを折り曲げた部分のスプリングバックが抑制された電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本件開示者等は、以下の手段により上記課題を解決することができることを見出した。
〈態様1〉
電極積層体、及び前記電極積層体を封止しているラミネートフィルムを有する電池であって、
前記ラミネートフィルムは、前記電極積層体の周縁に延出している延出部を有しており、
前記延出部は、前記電極積層体に向かって折り曲げられており、
前記電極積層体が、少なくとも1つの端部に形成されている第1領域、及び前記第1領域以外の領域である第2領域を有しており、
前記電極積層体の前記第1領域及び前記第1領域を封止している前記ラミネートフィルムの合計の厚さが、前記電極積層体の前記第2領域及び前記第2領域を封止している前記ラミネートフィルムの合計の厚さよりも小さく、かつ
前記ラミネートフィルムのうちの、前記第1領域を封止している箇所において、帯状部材が、前記ラミネートフィルムを巻回して前記延出部を固定するように配置されている、
電池。
〈態様2〉
前記ラミネートフィルムは、融着層を有し、前記延出部は、前記ラミネートフィルムの端部の融着層同士が融着された融着端部によって形成されている、態様1に記載の電池。
〈態様3〉
前記電極積層体の前記第1領域、前記第1領域を封止している前記ラミネートフィルム、及び前記帯状部材の合計の厚さが、前記電極積層体の前記第2領域及び前記第2領域を封止している前記ラミネートフィルムの合計の厚さと同じ又はそれよりも小さい、態様1又は2に記載の電池。
〈態様4〉
前記帯状部材が、粘着テープである、態様1~3のいずれか一項に記載の電池。
〈態様5〉
前記電極積層体は、負極集電体層、負極活物質層、電解質層、正極活物質層、及び正極集電体層をこの順に有する複数の予備積層体から構成されており、
前記第1領域は、前記正極活物質層が前記負極活物質層よりも面方向について小さいことに起因して形成される領域である、態様1~4のいずれか一項に記載の電池。
〈態様6〉
前記電極積層体の集電箔に電気的に接続されている集電端子を更に有し、前記ラミネートフィルムが、前記集電端子とともに、前記電極積層体を封止している、態様1~5のいずれか一項に記載の電池。
〈態様7〉
積層された複数の態様1~6のいずれか一項に記載の電池を有する、電池モジュール。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、体積効率が高く、かつラミネートフィルムを折り曲げた部分のスプリングバックが抑制された電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の電池の一例を示す概略斜視図である。
図2は、(a)本開示の電池のA-A線断面図、及び(b)本開示の電池のB-B線断面図である。
図3は、電極積層体の第1領域の部分を拡大した、本開示の電池の一例を示す概略側面図である。
図4は、本開示の電池において、第1領域を拡大した電極積層体の一例を示す概略側面図である。
図5は、本開示の電池モジュールの一例を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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