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公開番号2025070374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180637
出願日2023-10-19
発明の名称モータケース
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02K 5/20 20060101AFI20250424BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】モータからモータケースへの熱伝達を促進させることができるモータケースを提供すること。
【解決手段】モータケースは、ケース内壁と、ケース内壁に設けられ、潤滑油が流れる油路と、を備え、ケース内壁が、ステータの周方向に並んで配置され、ステータの外周を支持する複数の楔型部と、複数の楔型部に対して、ステータの径方向外側に配置され、かつ複数の楔型部の周囲に配置された波型部と、を備え、油路が、複数の楔型部と波型部との間に設けられ、潤滑油がステータの径方向および周方向に流れるように蛇行している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ケース内壁と、
前記ケース内壁に設けられ、潤滑油が流れる油路と、
を備え、
前記ケース内壁は、
ステータの周方向に並んで配置され、前記ステータの外周を支持する複数の楔型部と、
前記複数の楔型部に対して、前記ステータの径方向外側に配置され、かつ前記複数の楔型部の周囲に配置された波型部と、
を備え、
前記油路は、前記複数の楔型部と前記波型部との間に設けられ、前記潤滑油が前記ステータの径方向および周方向に流れるように蛇行している、
モータケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、モータケースに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、モータケースの内周面とステータコアの外周面との間に空隙部を形成し、当該空隙部に潤滑油を流すことによりモータを冷却する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－１２２４５１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１で開示された構成では、油路となる空隙部が薄く狭いため、潤滑油の流量が制限される。また、特許文献１で開示された構成では、油路内における潤滑油の流路が、乱れの少ない層流となるため、モータからモータケースへの熱伝達が限定的となり、改善の余地がある。
【０００５】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、モータからモータケースへの熱伝達を促進させることができるモータケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係るモータケースは、ケース内壁と、前記ケース内壁に設けられ、潤滑油が流れる油路と、を備え、前記ケース内壁が、ステータの周方向に並んで配置され、前記ステータの外周を支持する複数の楔型部と、前記複数の楔型部に対して、前記ステータの径方向外側に配置され、かつ前記複数の楔型部の周囲に配置された波型部と、を備え、前記油路が、前記複数の楔型部と前記波型部との間に設けられ、前記潤滑油が前記ステータの径方向および周方向に流れるように蛇行している。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、油路が蛇行していることにより、当該油路内において、潤滑油の流れが乱され撹拌されるため、モータからモータケースへの熱伝達を促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係るモータケースの構成を示す断面図である。
図２は、実施形態に係るモータケースの変形例の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本開示の実施形態に係るモータケースについて、図面を参照しながら説明する。なお、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【００１０】
実施形態に係るモータケースは、ステータおよびロータからなるモータを収容するためのものである。実施形態に係るモータケースは、例えばアルミダイカストにより形成されている。また、実施形態に係るモータケースは、後記するように、モータ（ステータ）に直接接触する潤滑油を内蔵している。
（【００１１】以降は省略されています）

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