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公開番号2025071936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182369
出願日2023-10-24
発明の名称モータ製造装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類H02K 15/021 20250101AFI20250430BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータコアの損傷を抑制しつつ、ステータコアを精度良く位置決めできるモータ製造装置を提供する。
【解決手段】モータ製造装置1は、複数の板状部材51を積層することによって形成されたステータコア50を備えるモータを製造するためのものであり、ステータコア50を支持する支持部10と、ステータコア50を支持部10に位置決めする位置決め部20と、を備え、支持部10及び位置決め部20のいずれか一方又は双方は、支持部10がステータコア50の表面50aに当接した状態でステータコア50に対して相対的に移動可能であることを特徴とする。ステータコア50は、積層方向に沿って形成された貫通孔53を備え、位置決め部20は、貫通孔53に挿入される位置決めピン20を備え、支持部10は、位置決めピン20の周囲において、ステータコア50の表面と当接可能な可動部10を形成している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の板状部材を積層することによって形成されたステータコアを備えるモータを製造するためのモータ製造装置であって、
前記ステータコアを支持する支持部と、
前記ステータコアを前記支持部に位置決めする位置決め部と、
を備え、
前記支持部及び前記位置決め部のいずれか一方又は双方は、前記支持部が前記ステータコアの表面に当接した状態で前記ステータコアに対して相対的に移動可能であることを特徴とするモータ製造装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記ステータコアは、積層方向に沿って形成された貫通孔を備え、
前記位置決め部は、前記貫通孔に挿入される位置決めピンを備え、
前記支持部は、前記位置決めピンの周囲において、前記ステータコアの表面と当接可能な可動部を形成していることを特徴とする請求項1に記載のモータ製造装置。
【請求項3】
前記位置決めピンは、先端側に直径よりも縮径された縮径部を備え、
前記可動部は、前記縮径部の少なくとも一部が収容される位置まで、前記位置決めピンに対して移動可能であることを特徴とする請求項2に記載のモータ製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータコアの組み立て等に用いられるモータ製造装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車部品等に用いられるモータの製造に関し、ステータコアにインシュレータが組み付けられている(例えば、特許文献1)。前記ステータコアは、複数の電磁鋼板が積層された構造を有しており、当該ステータコアには、完成後にケース等に取り付けるための貫通孔が設けられている。また、特許文献1に記載の従来技術においては、載置台に立設された位置決めピンが、ステータコアの貫通孔に挿入される構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-122212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術は、ステータコアの位置決めが完了した後、貫通孔から位置決めピンを抜去する際に、位置決めピンと貫通孔周囲における電磁鋼板とが引っ掛かって、電磁鋼板がめくれてしまうという問題が発生していた。このように電磁鋼板がめくれると、モータの性能低下やステータ固定時にボルト締め付け軸力が不安定化するといった不具合を引き起こす懸念がある。
【0005】
そこで本発明は、モータ製造時のステータコアの損傷を抑制しつつ、ステータコアを精度良く位置決めできるモータ製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明のモータ製造装置は、複数の板状部材を積層することによって形成されたステータコアを備えるモータを製造するためのモータ製造装置であって、前記ステータコアを支持する支持部と、前記ステータコアを前記支持部に位置決めする位置決め部と、を備え、前記支持部及び前記位置決め部のいずれか一方又は双方は、前記支持部が前記ステータコアの表面に当接した状態で前記ステータコアに対して相対的に移動可能であることを特徴とするものである。
【0007】
上述したモータ製造装置は、支持部がステータコアの表面に当接した状態で、支持部及び位置決め部のいずれか一方又は双方が、ステータコアに対して相対的に移動可能なものとされている。これにより、上述したモータ製造装置は、支持部がステータコアの表面に当接した状態で、ステータコアから位置決め部を離脱させることができるので、ステータコアにおける板状部材(例えば、電磁鋼板等)のめくれを抑制できる。したがって、上述したモータ製造装置は、モータの性能低下を抑制することができ、ステータの固定時におけるボルト締め付け軸力不安定化も抑制できる。
【0008】
(2)上述した本発明のモータ製造装置において、前記ステータコアは、積層方向に沿って形成された貫通孔を備え、前記位置決め部は、前記貫通孔に挿入される位置決めピンを備え、前記支持部は、前記位置決めピンの周囲において、前記ステータコアの表面と当接可能な可動部を形成していることを特徴とするとよい。
【0009】
上述したモータ製造装置は、かかる構成とすることにより、ステータコアの表面における貫通孔の周囲に可動部を当接させつつ位置決めと、ステータコアの取り外し(位置決めピンの抜去)を行うことができる。これにより、上述したモータ製造装置は、モータの性能低下を抑制することができ、ステータの固定時におけるボルト締め付け軸力不安定化も抑制できる。
【0010】
(3)上述した本発明のモータ製造装置において、前記位置決めピンは、先端側に直径よりも縮径された縮径部を備え、前記可動部は、前記縮径部の少なくとも一部が収容される位置まで、前記位置決めピンに対して移動可能であることを特徴とするとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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