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公開番号
2025074734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185740
出願日
2023-10-30
発明の名称
モータ
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H02K
1/278 20220101AFI20250507BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】簡素な構造でありながら、コギングトルクの均一化や、出力トルクの均一化を実現できるモータを提供する。
【解決手段】モータは、コイルとステータコアを備えたステータと、前記ステータに対して回転可能なロータと、前記ステータと前記ロータとの間に配置された軸受と、を有し、前記ロータの前記ステータコアに対向する面に、S極とN極とが交互に並ぶようにして、第1グループの磁石と第2グループの磁石が周方向に沿って配置され、前記第1グループの磁石の軸方向の中心は、前記第2グループの磁石の軸方向の中心に対して、軸方向に変位して配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コイルとステータコアを備えたステータと、
前記ステータに対して回転可能なロータと、
前記ステータと前記ロータとの間に配置された軸受と、を有し、
前記ロータの前記ステータコアに対向する面に、S極とN極とが交互に並ぶようにして、第1グループの磁石と第2グループの磁石が周方向に沿って配置され、
前記第1グループの磁石の軸方向の中心は、前記第2グループの磁石の軸方向の中心に対して、軸方向に変位して配置されている、
ことを特徴とするモータ。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記第1グループの磁石と、前記第2グループの磁石の形状は共通である、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記第1グループの磁石の一方の端部は、前記第2グループの磁石の一方の端部に対して軸方向に変位し、
前記第1グループの磁石の他方の端部は、前記第2グループの磁石の他方の端部に対して軸方向同方向に変位している、
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記ロータは、外周側に段差面を備えた円筒部材を有し、
前記第1グループの磁石の前記一方の端部は、前記円筒部材の段差面に当接し、
前記第2グループの磁石の前記他方の端部は、前記段差面に対向して前記円筒部材に取り付けられる支持部材の保持面に当接する、
ことを特徴とする請求項3に記載のモータ。
【請求項5】
前記第1グループの磁石は、前記ステータコアに対してS極を対向させ、
前記第2グループの磁石は、前記ステータコアに対してN極を対向させ、
前記第1グループの前記磁石は、前記第2グループの前記磁石の間に配置されており、前記第2グループの前記磁石は、前記第1グループの前記磁石の間に配置されている、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のモータ。
【請求項6】
前記第1グループの磁石は、前記ステータコアに対してS極を対向させた磁石と、前記ステータコアに対してN極を対向させた磁石とを含む第1の磁石ユニットを複数有し、
前記第2グループの磁石は、前記ステータコアに対してS極を対向させた磁石と、前記ステータコアに対してN極を対向させた磁石とを含む第2の磁石ユニットを複数有し、
前記第1の磁石ユニットは、前記第2の磁石ユニットの間に配置されており、前記第2の磁石ユニットは、前記第1の磁石ユニットの間に配置されている、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のモータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばダイレクトドライブモータは、ギアやベルト、及びローラなどの伝達機構を介在させることなく、回転体に回転力をダイレクトに伝達し、当該回転体を被回転体に対して所定方向へ回転させる駆動方式を採用したモータである。
【0003】
特許文献1には、10個の磁石をロータコアの周方向に沿って配置したモータが開示されている。10個の磁石の周方向(配列方向)における配置間隔は一定であり、10個の磁石の実装面に対する高さも一定である。ステータに対してロータコアの軸方向位置を精度よく固定できれば、磁石の実装面に対する高さを一定とすることで、磁石が形成する磁界とステータの位置とを最適に設定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-122945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的なモータにおいて、ステータを支持するハウジングとロータとの間に転がり軸受が配置される。転がり軸受には部品の形状ばらつきが存在し、また組付誤差もあるため、それらに起因してステータとロータとの間で基準位置に対するずれが生じる恐れがある。このようなずれが生じると、磁石の実装面に対する高さを一定としても、磁石が形成する磁界とステータの位置とが適切な関係とならず、それによりコギングトルクの不均一や、出力トルクの不均一を招来することとなる。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、簡素な構造でありながら、コギングトルクの均一化や、出力トルクの均一化を実現できるモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のモータは、
コイルとステータコアを備えたステータと、
前記ステータに対して回転可能なロータと、
前記ステータと前記ロータとの間に配置された軸受と、を有し、
前記ロータの前記ステータコアに対向する面に、S極とN極とが交互に並ぶようにして、第1グループの磁石と第2グループの磁石が周方向に沿って配置され、
前記第1グループの磁石の軸方向の中心は、前記第2グループの磁石の軸方向の中心に対して、軸方向に変位して配置されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡素な構造でありながら、コギングトルクの均一化や、出力トルクの均一化を実現できるモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態にかかるダイレクトドライブモータの断面図である。
図2は、本実施形態にかかるダイレクトドライブモータのモータ部付近を拡大して示す断面図である。
図3(a)は、本実施形態における磁石を取り付けた外側円筒部の外周面を展開した状態で示す図であり、図3(b)は、図3(a)に示す磁石に対して、モータの回転方向にステータコアが相対変位した際に、ステータ回路に生じる逆起電圧の波形の例を示すグラフである。
図4(a)は、本実施形態における磁石を取り付けた外側円筒部の外周面を展開した状態で示す図であり、図4(b)は、図4(a)に示す磁石に対して、モータの回転方向にステータコアが相対変位した際に、ステータ回路に生じる逆起電圧の波形の例を示すグラフである。
図5(a)は、比較例における磁石を取り付けた外側円筒部の外周面を展開した状態で示す図であり、図5(b)は、図5(a)に示す磁石に対して、モータの回転方向にステータコアが相対変位した際に、ステータ回路に生じる逆起電圧の波形の例を示すグラフである。
図6(a)は、比較例における磁石を取り付けた外側円筒部の外周面を展開した状態で示す図であり、図6(b)は、図6(a)に示す磁石に対して、モータの回転方向にステータコアが相対変位した際に、ステータ回路に生じる逆起電圧の波形の例を示すグラフである。
図7は、変形例にかかる磁石の配列を示す図3(a)と同様な図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、モータの一例である、本実施形態に係るダイレクトドライブモータ1の断面図である。図2は、ダイレクトドライブモータ1のモータ部2付近を拡大して示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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