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公開番号
2025085344
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199151
出願日
2023-11-24
発明の名称
磁気吸着装置
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01F
7/02 20060101AFI20250529BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】吸着状態(ON状態)への切換が容易な磁気吸着装置を提供する。
【解決手段】磁気吸着装置は、少なくとも一つの永久磁石を有する第一部材と、少なくとも一つの永久磁石を有する第二部材と、を備え、磁性体を磁気吸着力によって保持可能である。第一部材と第二部材とは、永久磁石の磁束が磁気吸着装置の外部に向けられる第一切換位置と、永久磁石の磁束が磁気吸着装置の内部に閉じられる第二切換位置と、の間で相対変位が可能である。第一切換位置に向かう方向に第一部材及び第二部材を付勢する付勢部材を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一つの永久磁石を有する第一部材と、
少なくとも一つの永久磁石を有する第二部材と、
を備え、磁性体を磁気吸着力によって保持可能な磁気吸着装置であって、
前記第一部材と前記第二部材とは、前記永久磁石の磁束が前記磁気吸着装置の外部に向けられる第一切換位置と、前記永久磁石の磁束が前記磁気吸着装置の内部に閉じられる第二切換位置と、の間で相対変位が可能であり、
前記第一切換位置に向かう方向に前記第一部材及び前記第二部材を付勢する付勢部材を備える、
ことを特徴とする磁気吸着装置。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記第一部材と前記第二部材とは、相対的に直動可能であり、
前記第一部材は、直動方向に沿って延びる少なくとも一つの凹部を備え、
前記第二部材は、直動方向に沿って延びる少なくとも一つの凸部を備え、
前記第一部材の凹部に前記第二部材の凸部が収容されることで、前記第一部材と前記第二部材との相対的な直動が滑り案内される、
請求項1に記載の磁気吸着装置。
【請求項3】
前記第一部材の凹部及び前記第二部材の凸部は、低摩擦材料によって覆われる、
請求項2に記載の磁気吸着装置。
【請求項4】
前記第一部材の凹部及び前記第二部材の凸部には、潤滑材が封入される、
請求項2に記載の磁気吸着装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気吸着装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
本発明は磁性体を磁気力によって保持する磁気吸着装置として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の磁気吸着装置は、斜めに対向して配置された二つの固定永久磁石と、磁性体を吸着する吸着部を有する強磁性ブロックと、強磁性ブロックの内腔に軸線を中心として回転自在に装着された永久磁石組立体と、を有する。永久磁石組立体は、棒状の磁性部材の中央に永久磁石を組み込んだものであり、磁性部材の両側にN極部とS極部とを有している。永久磁石組立体にはハンドルが取り付けられ、ハンドルを操作することによって180°の角度範囲で回転可能である。
【0003】
特許文献1の図4に示されているように、この磁気吸着装置においてハンドルが所定の位置にある状態では、固定永久磁石の磁力が永久磁石組立体の磁力で打ち消され、吸着部に磁束が漏洩しないので、磁性体(被吸着部材)が吸着部に吸着されない。一方、ハンドルが所定の位置から回転された際には、固定永久磁石及び永久磁石組立体からの磁束が吸着部間に漏洩するので、磁性体が吸着部に吸着可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2002-518268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の磁気吸着装置においては、ハンドルの操作により永久磁石組立体を回転するとき、固定永久磁石の磁極と永久磁石組立体のN極部、S極部との磁極間の反発力が大きく、ハンドル切り換えトルクが大きい。このため、特に薄板や丸棒を吸着する場合、吸着状態(ON状態)への切換時のハンドルが重く、平板の厚み、鋼管のサイズ、肉厚によっては吸着切り換えができない場合があった。
【0006】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸着状態(ON状態)への切換が容易な磁気吸着装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、下記[1]の構成により達成される。
[1] 少なくとも一つの永久磁石を有する第一部材と、
少なくとも一つの永久磁石を有する第二部材と、
を備え、磁性体を磁気吸着力によって保持可能な磁気吸着装置であって、
前記第一部材と前記第二部材とは、前記永久磁石の磁束が前記磁気吸着装置の外部に向けられる第一切換位置と、前記永久磁石の磁束が前記磁気吸着装置の内部に閉じられる第二切換位置と、の間で相対変位が可能であり、
前記第一切換位置に向かう方向に前記第一部材及び前記第二部材を付勢する付勢部材を備える、
ことを特徴とする磁気吸着装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明の磁気吸着装置によれば、吸着状態(ON状態)への切換が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る磁気吸着装置の斜視図であり、吸着状態(ON状態)を示す図である。
図2は、図1においてII-II平面で破断した斜視図であり、吸着状態(ON状態)を示す図である。
図3は、図2のIII部分の拡大図である。
図4は、図2のIV部分の拡大図である。
図5は、図2の吸着状態(ON状態)から解放状態(OFF状態)に遷移させた図である。
図6は、図5のVI部分の拡大図である。
図7は、図5のVII部分の拡大図である。
図8は、図1においてVIII-VIII平面で破断した斜視図であり、吸着状態(ON状態)を示す図である。
図9は、図1においてIX-IX平面で破断した斜視図である。
図10は、図1においてX-X平面で破断した斜視図であり、吸着状態(ON状態)を示す図である。
図11は、ハウジングの斜視図である。
図12は、ハウジングをZ方向から見た正面図である。
図13は、図12のXIII-XIII断面矢視図である。
図14は、図12のXIV-XIV断面矢視図である。
図15は、スライダーの斜視図である。
図16は、スライダーをZ方向から見た正面図である。
図17は、図16のXVII-XVII断面矢視図である。
図18は、図16のXVIII-XVIII断面矢視図である。
図19は、ON状態における、ハウジング及びスライダーにおける鉄ピン及び永久磁石の位置関係を模式的に示す図である。
図20は、OFF状態における、ハウジング及びスライダーにおける鉄ピン及び永久磁石の位置関係を模式的に示す図である。
図21は、変形例に係るON状態における、ハウジング及びスライダーにおける鉄ピン及び永久磁石の位置関係を模式的に示す図である。
図22は、変形例に係るOFF状態における、ハウジング及びスライダーにおける鉄ピン及び永久磁石の位置関係を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本実施形態に係る磁気吸着装置の斜視図であり、吸着状態(ON状態)を示す図である。図2は、図1においてII-II平面で破断した斜視図であり、吸着状態(ON状態)を示す図である。図3は、図2のIII部分の拡大図である。図4は、図2のIV部分の拡大図である。図5は、図2の吸着状態(ON状態)から解放状態(OFF状態)に遷移させた図である。図6は、図5のVI部分の拡大図である。図7は、図5のVII部分の拡大図である。図8は、図1においてVIII-VIII平面で破断した斜視図であり、吸着状態(ON状態)を示す図である。図9は、図1においてIX-IX平面で破断した斜視図である。図10は、図1においてX-X平面で破断した斜視図であり、吸着状態(ON状態)を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
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