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公開番号
2025106993
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024000659
出願日
2024-01-05
発明の名称
駆動輪及び台車
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B62D
11/04 20060101AFI20250710BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】差動式の全方向移動機構を備えつつヨーイングを抑えて安定した走行を行うこと。
【解決手段】駆動輪110は、同軸上の第一入力軸25A及び第二入力軸25Bと、第一入力軸25Aと交差して設けられる車軸37と、車軸37に設けられる第一車輪15A及び第二車輪15Bと、第一入力軸25A及び第二入力軸25Bと同軸上で回転自在に設けられて車軸37を介して各車輪15A,15Bを旋回可能に支持する旋回軸35と、第一入力軸25Aの回転力を第一車輪15Aに伝達する第一回転力伝達機構13Aと、第二入力軸25Bの第一入力軸25Aとは逆回転で同速度の回転力を第一車輪15Aと同方向及び同回転数で第二車輪15Bに伝達する第二回転力伝達機構13Bと、を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
同軸上の第一入力軸及び第二入力軸と、
前記第一入力軸と交差して設けられる車軸と、
前記車軸に設けられる第一車輪及び第二車輪と、
前記第一入力軸及び前記第二入力軸と同軸上で回転自在に設けられて前記車軸を介して各前記車輪を旋回可能に支持する旋回軸と、
前記第一入力軸の回転力を前記第一車輪に伝達する第一回転力伝達機構と、
前記第二入力軸の前記第一入力軸とは逆回転で同速度の回転力を前記第一車輪と同方向及び同回転数で前記第二車輪に伝達する第二回転力伝達機構と、
を含む、
駆動輪。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記第一回転力伝達機構は、互いに直交する軸にそれぞれ設けられて互いに噛み合う第一変換歯車と第一変換出力歯車とが傘歯車で構成され、
前記第二回転力伝達機構は、互いに直交する軸にそれぞれ設けられて互いに噛み合う第二変換歯車と第二変換出力歯車とが傘歯車で構成される、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項3】
前記第一入力軸及び前記第二入力軸と交差して設けられる出力軸をさらに含み、
前記第一回転力伝達機構は、前記第一入力軸の回転力を前記出力軸の回りの回転として前記第一車輪に伝達し、
前記第二回転力伝達機構は、前記第二入力軸の回転力を前記出力軸の回りの回転として前記第二車輪に伝達する、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項4】
前記第一入力軸と交差し前記車軸と平行して設けられる交差出力軸と、
前記第二入力軸と平行し前記車軸と交差して設けられる平行出力軸と、
をさらに含み、
前記第一回転力伝達機構は、前記第一入力軸の回転力を前記交差出力軸の回りの回転として前記第一車輪に伝達し、
前記第二回転力伝達機構は、前記第二入力軸の回転力を前記平行出力軸の回りの回転として前記第二車輪に伝達する、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項5】
前記第一入力軸とは別軸上で前記第一入力軸と平行に設けられる第一平行出力軸と、
前記第二入力軸とは別軸上で前記第二入力軸と平行に設けられる第二平行出力軸と、
をさらに含み、
前記第一回転力伝達機構は、前記第一入力軸の回転力を前記第一平行出力軸を介して前記第一車輪に伝達し、
前記第二回転力伝達機構は、前記第二入力軸の回転力を前記第二平行出力軸を介して前記第二車輪に伝達する、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項6】
各前記車輪の回転軸心が、前記旋回軸の軸心に対して各前記車軸の軸心に直交する水平方向にずれて配置される、
請求項1から5のいずれか1項に記載の駆動輪。
【請求項7】
前記車軸と別軸上で前記車軸と平行に設けられる第一中間軸と、
前記車軸と別軸上で前記車軸と平行かつ前記第一中間軸と同軸上に設けられる第二中間軸と、
をさらに含み、
前記第一回転力伝達機構は、前記第一入力軸の回転力を前記第一中間軸に伝達し、前記第一中間軸から前記第一車輪に回転力を伝達する第一回転力接続機構を含み、
前記第二回転力伝達機構は、前記第二入力軸の回転力を前記第二中間軸に伝達し、前記第二中間軸から前記第二車輪に回転力を伝達する第二回転力接続機構を含み、
前記第一中間軸及び前記第一回転力接続機構、及び前記第二中間軸及び前記第二回転力接続機構は、各前記車輪の回転軸心を、前記旋回軸の軸心に対して各前記車軸の軸心に直交する水平方向にずれて配置する、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項8】
前記第一回転力接続機構は、一対の巻掛車と、各前記巻掛車に掛け回される無端状の巻掛伝動部材と、を有する第一巻掛伝動機構からなり、
前記第二回転力接続機構は、一対の巻掛車と、各前記巻掛車に掛け回される無端状の巻掛伝動部材と、を有する第二巻掛伝動機構からなる、
請求項7に記載の駆動輪。
【請求項9】
前記第一中間軸を中心に前記第一回転力接続機構を揺動自在に設けて当該第一回転力接続機構を弾性力を伴って支持する第一弾性部材と、
前記第二中間軸を中心に前記第二回転力接続機構を揺動自在に設けて当該第二回転力接続機構を弾性力を伴って支持する第二弾性部材と、
をさらに含む、
請求項7または8に記載の駆動輪。
【請求項10】
駆動輪と、
前記駆動輪が取付けられる台車本体と、
を備え、
前記駆動輪は、
同軸上の第一入力軸及び第二入力軸と、
前記第一入力軸と交差して設けられる第一車軸と、
前記第二入力軸と交差して前記第一車軸と同軸上に設けられる第二車軸と、
前記第一車軸に設けられる第一車輪と、
前記第二車軸に設けられる第二車輪と、
前記第一入力軸及び前記第二入力軸と同軸上で回転自在に設けられて各前記車軸を介して各前記車輪を旋回可能に支持する旋回軸と、
前記第一入力軸の回転力を前記第一車輪に伝達する第一回転力伝達機構と、
前記第二入力軸の前記第一入力軸とは逆回転で同速度の回転力を前記第一車輪と同方向及び同回転数で前記第二車輪に伝達する第二回転力伝達機構と、
を含む、
台車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動輪及び台車に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に差動方式の車輪駆動装置(駆動輪)が示されている。この車輪駆動装置は、2つの駆動部と2つの車輪を有し、一方の駆動部の回転力を一方の車輪に伝達し、他方の駆動部の回転力を他方の車輪に伝達する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-049921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の駆動輪は、その実施例において、旋回軸を通って車輪へ繋がる2つの入力軸の回転が同じときに、純粋な前進・後退を行うような組み合わせである。しかしながら、この組み合わせは、傘歯車の噛み合いにより上下に延びる各入力軸から左右に延びる各車軸に回転力を伝達する構成で、かつ2つの入力軸の回転方向が同じであるため、前進・後退させることに対して左右に振れる運動(ヨーイング)が生じ、これが旋回軸を回転させる力を生じさせる。このため、従来では、例えば、直進時に旋回する外力が加わって、走行が不安定になる懸念がある。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、差動式の全方向移動機構を備えつつヨーイングを抑えて安定した走行を行うことのできる駆動輪及び台車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の一態様の駆動輪は、同軸上の第一入力軸及び第二入力軸と、前記第一入力軸と交差して設けられる車軸と、前記車軸に設けられる第一車輪及び第二車輪と、前記第一入力軸及び前記第二入力軸と同軸上で回転自在に設けられて前記車軸を介して各前記車輪を旋回可能に支持する旋回軸と、前記第一入力軸の回転力を前記第一車輪に伝達する第一回転力伝達機構と、前記第二入力軸の前記第一入力軸とは逆回転で同速度の回転力を前記第一車輪と同方向及び同回転数で前記第二車輪に伝達する第二回転力伝達機構と、を含む。
【0007】
上記駆動輪の望ましい態様として、前記第一回転力伝達機構は、互いに直交する軸にそれぞれ設けられた第一変換歯車と第一変換出力歯車とが傘歯車で構成され、前記第二回転力伝達機構は、互いに直交する軸にそれぞれ設けられた第二変換歯車と第二変換出力歯車とが傘歯車で構成される。
【0008】
上記駆動輪の望ましい態様として、前記第一入力軸及び前記第二入力軸と交差して設けられる出力軸をさらに含み、前記第一回転力伝達機構は、前記第一入力軸の回転力を前記出力軸の回りの回転として前記第一車輪に伝達し、前記第二回転力伝達機構は、前記第二入力軸の回転力を前記出力軸の回りの回転として前記第二車輪に伝達する。
【0009】
上記駆動輪の望ましい態様として、前記第一入力軸と交差し前記車軸と平行して設けられる交差出力軸と、前記第二入力軸と平行し前記車軸と交差して設けられる平行出力軸と、をさらに含み、前記第一回転力伝達機構は、前記第一入力軸の回転力を前記交差出力軸の回りの回転として前記第一車輪に伝達し、前記第二回転力伝達機構は、前記第二入力軸の回転力を前記平行出力軸の回りの回転として前記第二車輪に伝達する。
【0010】
上記駆動輪の望ましい態様として、前記第一入力軸とは別軸上で前記第一入力軸と平行に設けられる第一平行出力軸と、前記第二入力軸とは別軸上で前記第二入力軸と平行に設けられる第二平行出力軸と、をさらに含み、前記第一回転力伝達機構は、前記第一入力軸の回転力を前記第一平行出力軸を介して前記第一車輪に伝達し、前記第二回転力伝達機構は、前記第二入力軸の回転力を前記第二平行出力軸を介して前記第二車輪に伝達する。
(【0011】以降は省略されています)
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