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公開番号2025121630
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017188
出願日2024-02-07
発明の名称制振システム
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02P 23/03 20060101AFI20250813BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】アクチュエータが搭載される装置において、制振機能への悪影響を与えることなくアクチュエータを適切に制御できる制振システムを提供する。
【解決手段】制振システムは、振動制御される対象である被制振部の振動を抑えるための力を前記被制振部に与えるアクチュエータと、前記アクチュエータを駆動するモータと、前記被制振部の加速度を検出する加速度センサと、前記モータに駆動信号を与える駆動部と、前記加速度センサの検出結果に基づいて、前記駆動部に指令を与えるコントローラと、を含み、前記駆動部は、前記指令が入力されておらず、かつ、前記モータが動作している場合に、前記モータへの前記駆動信号の入力をオフにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
振動制御される対象である被制振部の振動を抑えるための力を前記被制振部に与えるアクチュエータと、
前記アクチュエータを駆動するモータと、
前記被制振部の加速度を検出する加速度センサと、
前記モータに駆動信号を与える駆動部と、
前記加速度センサの検出結果に基づいて、前記駆動部に指令を与えるコントローラと、
を含み、
前記駆動部は、前記指令が入力されておらず、かつ、前記モータが動作している場合に、前記モータへの前記駆動信号の入力をオフにする制振システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記駆動部は、前記モータへの前記駆動信号の入力をオンオフするスイッチを含み、
前記駆動部は、前記指令が入力されておらず、かつ、前記モータが動作している場合に、前記スイッチをオフにして、前記モータと電気的に切断する
請求項1に記載の制振システム。
【請求項3】
前記駆動信号を出力するインバータ回路をさらに含み、
前記スイッチは、前記インバータ回路の出力側に設けられる
請求項2に記載の制振システム。
【請求項4】
前記駆動信号を出力するインバータ回路をさらに含み、
前記スイッチは、前記インバータ回路の入力側に設けられる
請求項2に記載の制振システム。
【請求項5】
入力される三相交流電圧を整流する整流回路をさらに含み、
前記インバータ回路は、前記整流回路の整流出力を入力とし、
前記インバータ回路の出力を前記駆動信号として前記モータに与える
請求項3または請求項4に記載の制振システム。
【請求項6】
前記インバータ回路は、直流電圧を入力とし、
前記インバータ回路の出力を前記駆動信号として前記モータに与える
請求項3または請求項4に記載の制振システム。
【請求項7】
前記スイッチは、外部装置から入力される信号によってオンオフされる請求項2に記載の制振システム。
【請求項8】
前記スイッチをオフ状態からオン状態にした後、所定時間経過後に前記モータの動作を開始させる請求項2または請求項3に記載の制振システム。
【請求項9】
前記モータの回転角度を検出する角度検出部をさらに含み、
前記駆動部は、前記指令が入力されておらず、かつ、前記角度検出部によって前記モータの回転が検出されている場合に、前記モータへの前記駆動信号の入力をオフにする
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の制振システム。
【請求項10】
前記モータへの前記駆動信号の配線に接続される電流センサをさらに含み、
前記駆動部は、前記指令が入力されておらず、かつ、前記電流センサによって前記モータの回転が検出されている場合に、前記モータへの前記駆動信号の入力をオフにする
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の制振システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制振システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道車両など人が乗る装置には、アクティブ制振用のアクチュエータが搭載されることがある。このような装置では、一定周波数以下(例えば、20Hz以下)の振動については、振動を打ち消すように直動アクチュエータを動作させる。また、人間が感知しづらい高周波の振動に対しては,モータの電流指令を0にして逆作動状態にする。特許文献1においては、逆作動状態の時に、アクチュエータをロックしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-105506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、逆作動時にアクチュエータをロックする場合、アクチュエータは一個の剛体のように振舞うため、加震源からの振動を伝達する経路になってしまう。すると、人が乗る部分の振動が大きくなる場合があり、好ましくない。また、アクチュエータを駆動するモータをオフにしていた場合でも電気的な接続がされていると、回路上のコンデンサや回生抵抗などによって逆作動のエネルギーが消費される。このことは、装置に対するブレーキとなり、ロックしている場合と同様の悪影響をもたらす。また、モータを励磁している状態で逆作動をした場合、モータからの逆起電力が制御系の外乱となり、指令とは異なる電流が流れる。その場合、アクチュエータが意図しない動作をするため、制振機能への悪影響となる。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、アクチュエータが搭載される装置において、制振機能への悪影響を与えることなくアクチュエータを適切に制御できる制振システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面の制振システムは、振動制御される対象である被制振部の振動を抑えるための力を前記被制振部に与えるアクチュエータと、前記アクチュエータを駆動するモータと、前記被制振部の加速度を検出する加速度センサと、前記モータに駆動信号を与える駆動部と、前記加速度センサの検出結果に基づいて、前記駆動部に指令を与えるコントローラと、を含み、前記駆動部は、前記指令が入力されておらず、かつ、前記モータが動作している場合に、前記モータへの前記駆動信号の入力をオフにする。
【0007】
前記駆動部は、前記モータへの前記駆動信号の入力をオンオフするスイッチを含み、前記駆動部は、前記指令が入力されておらず、かつ、前記モータが動作している場合に、前記スイッチをオフにして、前記モータと電気的に切断することが好ましい。
【0008】
前記駆動信号を出力するインバータ回路をさらに含み、前記スイッチは、前記インバータ回路の出力側に設けられることが好ましい。
【0009】
前記駆動信号を出力するインバータ回路をさらに含み、前記スイッチは、前記インバータ回路の入力側に設けられることが好ましい。
【0010】
入力される三相交流電圧を整流する整流回路をさらに含み、前記インバータ回路は、前記整流回路の整流出力を入力とし、前記インバータ回路の出力を前記駆動信号として前記モータに与えることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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