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公開番号2025099404
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216044
出願日2023-12-21
発明の名称駆動輪及び台車
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F16H 1/14 20060101AFI20250626BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】差動式の全方向移動機構を備え、車輪の周囲の伝達系の容積を減らす。
【解決手段】同軸上の第一入力軸25A,第二入力軸25Bと、別軸上の第一出力軸40A,第二出力軸40Bと、車輪15に接続される車軸37と、第一入力軸の回転力を第一出力軸に伝達する第一伝達機構13Aと、第二入力軸の回転力を第二出力軸に伝達する第二伝達機構13Bと、車輪と共に設けられた変換従動歯車42及び当該変換従動歯車に噛み合い第一出力軸に設けられる第一変換駆動歯車41Aを含む第一動力変換機構14Aと、変換従動歯車及び当該変換従動歯車に噛み合い第二出力軸に設けられる第二変換駆動歯車41Bを含む第二動力変換機構14Bと、車軸を介して車輪を旋回可能に支持する旋回軸35とを含み、変換従動歯車は、車軸の一方の側にのみ設けられ、第一変換駆動歯車及び第二変換駆動歯車は、車軸の軸心O2を含む平面を境にした一側で変換従動歯車に噛み合う。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
同軸上に配置される第一入力軸及び第二入力軸と、
別軸上に配置される第一出力軸及び第二出力軸と、
車輪に接続される車軸と、
前記第一入力軸の回転力を前記第一出力軸に伝達する第一伝達機構と、
前記第二入力軸の回転力を前記第二出力軸に伝達する第二伝達機構と、
前記車輪と共に設けられた変換従動歯車及び当該変換従動歯車に噛み合い前記第一出力軸に設けられる第一変換駆動歯車を含む第一動力変換機構と、
前記変換従動歯車及び当該変換従動歯車に噛み合い前記第二出力軸に設けられる第二変換駆動歯車を含む第二動力変換機構と、
前記車軸を介して前記車輪を旋回可能に支持する旋回軸と、
を含み、
前記変換従動歯車は、前記車軸の一方の側にのみ設けられ、
前記第一変換駆動歯車及び前記第二変換駆動歯車は、前記車軸の軸心を含む平面を境にした一側で前記変換従動歯車に噛み合う、
駆動輪。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記第一出力軸と前記第二出力軸は、少なくとも一方の軸心が自在継手を介して前記第一入力軸及び前記第二入力軸の軸心に対して傾いて設けられる、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項3】
前記第一出力軸と前記第二出力軸は、少なくとも一方の軸心が傾斜軸を介して前記第一入力軸及び前記第二入力軸の軸心に対して傾いて設けられる、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項4】
前記車軸の軸心に交差して鉛直方向に沿う前記車輪の回転軸心を、前記旋回軸の軸心に対して前記車軸の軸心に交差する水平方向にずれて配置する、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項5】
駆動輪と、
前記駆動輪が取付けられる台車本体と、
を備え、
前記駆動輪は、
同軸上に配置される第一入力軸及び第二入力軸と、
別軸上に配置される第一出力軸及び第二出力軸と、
車輪に接続される車軸と、
前記第一入力軸の回転力を前記第一出力軸に伝達する第一伝達機構と、
前記第二入力軸の回転力を前記第二出力軸に伝達する第二伝達機構と、
前記車輪と共に設けられた変換従動歯車及び当該変換従動歯車に噛み合い前記第一出力軸に設けられる第一変換駆動歯車を含む第一動力変換機構と、
前記変換従動歯車及び当該変換従動歯車に噛み合い前記第二出力軸に設けられる第二変換駆動歯車を含む第二動力変換機構と、
前記車軸を介して前記車輪を旋回可能に支持する旋回軸と、
を含み、
前記変換従動歯車は、前記車軸の一方の側にのみ設けられ、
前記第一変換駆動歯車及び前記第二変換駆動歯車は、前記車軸の軸心を含む平面を境にした一側で前記変換従動歯車に噛み合う、
台車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動輪及び台車に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に駆動輪及び駆動輪を用いた台車について開示されている。この駆動輪は、同軸上に配置される第一入力軸及び第二入力軸と、別軸上に配置される第一出力軸及び第二出力軸と、第一入力軸の回転力を第一出力軸に伝達する第一平歯車機構と、第二入力軸の回転力を第二出力軸に伝達する第二平歯車機構と、車軸に連結される車輪と、車軸を介して車輪を旋回可能に支持する旋回軸と、第一出力軸の回転力を車軸の一端部に伝達する第一動力変換機構と、第二出力軸の回転力を車軸の他端部に伝達する第二動力変換機構と、を備えるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-024033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の駆動輪は、差動式の全方向移動機構を備える。そして、このような差動式の全方向移動機構を備えつつ、その基本構成を極力簡素化することが望まれる。具体的には、特許文献1に記載の駆動輪は、第一動力変換機構によって第一出力軸の回転力を車軸の一端部に伝達し、第二動力変換機構によって第二出力軸の回転力を車軸の他端部に伝達しており、車輪の両側に動力変換機構が存在している。よって、差動式の全方向移動機構を備える駆動輪において、より小型化のため、車輪の周囲の伝達系の容積を減らすことが望まれている。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、差動式の全方向移動機構を備え、車輪の周囲の伝達系の容積を減らすことのできる駆動輪及び台車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の一態様の駆動輪は、同軸上に配置される第一入力軸及び第二入力軸と、別軸上に配置される第一出力軸及び第二出力軸と、車輪に接続される車軸と、前記第一入力軸の回転力を前記第一出力軸に伝達する第一伝達機構と、前記第二入力軸の回転力を前記第二出力軸に伝達する第二伝達機構と、前記車輪と共に設けられた変換従動歯車及び当該変換従動歯車に噛み合い前記第一出力軸に設けられる第一変換駆動歯車を含む第一動力変換機構と、前記変換従動歯車及び当該変換従動歯車に噛み合い前記第二出力軸に設けられる第二変換駆動歯車を含む第二動力変換機構と、前記車軸を介して前記車輪を旋回可能に支持する旋回軸と、を含み、前記変換従動歯車は、前記車軸の一方の側にのみ設けられ、前記第一変換駆動歯車及び前記第二変換駆動歯車は、前記車軸の軸心を含む平面を境にした一側で前記変換従動歯車に噛み合う。
【0007】
上記駆動輪の望ましい態様として、前記第一出力軸と前記第二出力軸は、少なくとも一方の軸心が自在継手を介して前記第一入力軸及び前記第二入力軸の軸心に対して傾いて設けられる。
【0008】
上記駆動輪の望ましい態様として、前記第一出力軸と前記第二出力軸は、少なくとも一方の軸心が傾斜軸を介して前記第一入力軸及び前記第二入力軸の軸心に対して傾いて設けられる。
【0009】
上記駆動輪の望ましい態様として、前記車軸の軸心に交差して鉛直方向に沿う前記車輪の回転軸心を、前記旋回軸の軸心に対して前記車軸の軸心に交差する水平方向にずれて配置する。
【0010】
上記の目的を達成するための本開示の一態様の台車は、上述のいずれか1つの駆動輪と、前記駆動輪が取付けられる台車本体と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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