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公開番号
2025074442
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185233
出願日
2023-10-30
発明の名称
ボールねじ
出願人
日本精工株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16H
25/24 20060101AFI20250507BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】部品のがたつきを抑制しつつ、大型化を抑制することができるボールねじを提供する。
【解決手段】ボールねじ1は、外周転動溝25を有するねじ軸2と、内周転動溝31を有するナット3と、内周転動溝31と外周転動溝25とにより形成される転動路40に配置される複数の転動体4と、コマ5と、円筒部材6と、嵌合部材7と、を備える。コマ5は、ナット3に取り付けられ、転動路40の一端から他端へ転動体4を戻す循環路57を有する。円筒部材6は、ナット3の外周部に嵌合してコマ5を径方向の外側から覆う。嵌合部材7は、軸方向において円筒部材6と重なることなく設けられるとともにナット3の外周部に嵌合する。嵌合部材7は、コマ5の少なくとも一部を径方向の外側から覆う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外周面に螺旋状の外周転動溝を有するねじ軸と、
内周面に螺旋状の内周転動溝を有するナットと、
前記ナットの前記内周転動溝と前記ねじ軸の前記外周転動溝とにより形成される転動路に配置される複数の転動体と、
前記ナットに取り付けられ、前記転動路の一端から他端へ前記転動体を戻す循環路を有するコマと、
前記ナットの外周部に嵌合して前記コマを径方向の外側から覆う円筒部材と、
前記ねじ軸の軸方向において前記円筒部材と重なることなく設けられるとともに前記ナットの外周部に嵌合する嵌合部材と、
を備え、
前記嵌合部材は、前記コマの少なくとも一部を前記径方向の外側から覆う、
ボールねじ。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記嵌合部材は、軸受である、
請求項1に記載のボールねじ。
【請求項3】
前記嵌合部材は、歯車である、
請求項1に記載のボールねじ。
【請求項4】
前記嵌合部材は、プーリである、
請求項1に記載のボールねじ。
【請求項5】
前記軸方向における前記円筒部材と前記嵌合部材との間の領域において、前記ナットの外径寸法は、前記円筒部材の内径寸法以下となっている、
請求項1に記載のボールねじ。
【請求項6】
前記円筒部材は、前記嵌合部材と前記軸方向において当接する、
請求項1に記載のボールねじ。
【請求項7】
前記円筒部材は、前記ナットに対して加締めにより固定される加締め部を有し、
前記ナットは、前記加締め部が嵌合する加締め凹部を有する、
請求項1に記載のボールねじ。
【請求項8】
前記コマは複数設けられ、
複数の前記コマは、
前記嵌合部材及び前記円筒部材の両方によって前記径方向の外側から覆われる第一のコマ群と、
前記円筒部材のみによって前記径方向の外側から覆われる第二のコマ群と、
を有する、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のボールねじ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールねじに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ナットと、ナットを貫通するねじ軸と、ナットとねじ軸との間に配置される複数の転動体と、を備えるボールねじが知られている。例えば特許文献1には、ナット、ねじ軸及び転動体の他に、ナットに設けられて転動路の一端から他端へ転動体を戻す複数のコマと、このコマを径方向の外側から抑えるスリーブと、を有するボールねじの構成が開示されている。コマの一部は、ナットに取り付けられた状態でナットの外周部よりも径方向の外側に突出している。またスリーブは、ナットに加締められて固定される。特許文献1に記載の技術によれば、コマの一部がナットの外周部よりも径方向の外側に突出するので、スリーブによるコマの押圧力を調節でき、これによりボールねじの動作時における異音や動作不良の発生等を抑制できる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4716244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ナットが回転し、ねじ軸が直線運動する用途でボールねじを使用する場合等に、ナットの外周部に軸受や駆動部品等の種々の部材(以下、嵌合部材)を配置する場合がある。例えば上述した特許文献1に記載の技術にあっては、スリーブが全てのコマを覆うように配置され、さらにスリーブと軸方向に並んで嵌合部材(軸受)が配置される。このような従来技術にあっては、嵌合部材を配置するためにナットの軸方向の長さを余分に確保する必要があるため、ナットが軸方向に大型化するおそれがあった。
ここで、ナットの大型化を抑制するために、例えばスリーブの外周部に嵌合部材を配置する方法が考えられる。しかしながらこの場合、薄い金属等で形成されたスリーブと軸受等の嵌合部材との寸法精度が十分に高く維持できないので、ナットに対する嵌合部材の位置決め精度が低下するおそれがある。またその結果、動作時に嵌合部材のがたつきが生じるおそれがあった。
【0005】
したがって、従来技術にあっては、スリーブ及びスリーブ以外の部品(嵌合部材)を外周部に有するボールねじにおいて、部品のがたつきを抑制しつつ、ナットの軸方向への大型化を抑制する点において改善の余地があった。
【0006】
そこで、本発明は、部品のがたつきを抑制しつつ、大型化を抑制することができるボールねじを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第一の態様に係るボールねじは、外周面に螺旋状の外周転動溝を有するねじ軸と、内周面に螺旋状の内周転動溝を有するナットと、前記ナットの前記内周転動溝と前記ねじ軸の前記外周転動溝とにより形成される転動路に配置される複数の転動体と、前記ナットに取り付けられ、前記転動路の一端から他端へ前記転動体を戻す循環路を有するコマと、前記ナットの外周部に嵌合して前記コマを径方向の外側から覆う円筒部材と、前記ねじ軸の軸方向において前記円筒部材と重なることなく設けられるとともに前記ナットの外周部に嵌合する嵌合部材と、を備え、前記嵌合部材は、前記コマの少なくとも一部を前記径方向の外側から覆う。
【発明の効果】
【0008】
本発明のボールねじによれば、部品のがたつきを抑制しつつ、大型化を抑制することができるボールねじを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るボールねじの断面図。
第1実施形態に係るボールねじの外観斜視図。
第1実施形態に係るナットの断面図。
図1のIV部拡大図。
図1のV部拡大図。
1つ目の洗浄方法の説明図。
2つ目の洗浄方法の説明図。
3つ目の洗浄方法の説明図。
第2実施形態に係るボールねじの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明において、軸方向、径方向、および周方向とは、特に断らない限り、ボールねじ1の中心軸線Cの軸方向、径方向、および周方向をいう。
(【0011】以降は省略されています)
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