TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025074838
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185909
出願日
2023-10-30
発明の名称
ボールねじ装置
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F16H
25/22 20060101AFI20250507BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】戻し路本体の径方向の小型化と戻し路本体の変形防止を図るボールねじ装置を提供する。
【解決手段】ボールねじ装置は、内周面と外周面を有する筒状のナットと、ナットを貫通するねじ軸と、ナットとねじ軸との間に配置された複数のボールと、内部に戻し路が形成された循環部品と、を備えている。ナットには、内周面と外周面とを貫通する2つの脚部用孔が形成されている。循環部品は、脚部用孔に挿入された2つの脚部と、ナットの外周側に配置され、2つの脚部同士を接続する戻し路本体と、を有する。戻し路は、戻し路本体の内部に形成された第1戻し路と、脚部の内部に形成された第2戻し路と、を有している。戻し路本体は第1戻し路が形成された筒状の壁部を有する。壁部には、第1戻し路の径方向外側の部分を貫通する第1開口と、第1戻し路の径方向内側の部分を貫通する第2開口とのうち少なくとも一方が設けられている。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
内周面と外周面を有する筒状のナットと、
前記ナットを貫通するねじ軸と、
前記ナットと前記ねじ軸との間に配置された複数のボールと、
内部に戻し路が形成された循環部品と、
を備え、
前記ナットには、前記内周面と前記外周面とを貫通する2つの脚部用孔が形成され、
前記循環部品は、
前記脚部用孔に挿入された2つの脚部と、
前記ナットの外周側に配置され、2つの前記脚部同士を接続する戻し路本体と、
を有し、
前記戻し路は、
前記戻し路本体の内部に形成された第1戻し路と、
前記脚部の内部に形成された第2戻し路と、
を有し、
前記戻し路本体は、内部に前記第1戻し路が形成された筒状の壁部を有し、
前記壁部には、前記壁部のうち前記第1戻し路の径方向外側の部分を貫通する第1開口と、前記壁部のうち前記第1戻し路の径方向内側の部分を貫通する第2開口と、のうち少なくとも一方が設けられている
ボールねじ装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記壁部には、前記第1開口と前記第2開口の両方が設けられている
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項3】
前記壁部には、前記第1開口のみが設けられている
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項4】
前記壁部には、前記第2開口のみが設けられている
請求項1に記載のボールねじ装置。
【請求項5】
前記戻し路本体の径方向外側から前記戻し路本体を覆い、前記循環部品を前記ナットに固定する固定部品を備え、
前記第1開口は、前記固定部品により閉塞される
請求項2又は請求項3に記載のボールねじ装置。
【請求項6】
前記ナットの前記外周面は、前記第2開口を閉塞している
請求項2又は請求項4に記載のボールねじ装置。
【請求項7】
前記ナットの前記外周面は、
前記ねじ軸と平行な軸方向から視て、円弧状の円弧面と、
前記軸方向から視て、径方向に延びる仮想線に対し直交する平面と、
を有し、
前記平面には、前記2つの脚部用孔が設けられ、
前記戻し路本体は、前記平面の径方向外側に配置されている
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のボールねじ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ボールねじ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ボールねじ装置は、回転運動を直線運動に変換したり、直線運動を回転運動に変換したりする装置である。ボールねじ装置は、ねじ軸と、ねじ軸に貫通されるナットと、複数のボールと、循環部品と、を備えている。複数のボールは、ねじ軸とナットの間の軌道を移動する。循環部品は、軌道の一端から他端に移動したボールを軌道の一端に戻す。
【0003】
特許文献1に示すように、循環部品の一例としてガイドキャップ式の循環部品が挙げられる。ガイドキャップ式の循環部品は、ナットの外周面に沿って延在する戻し路本体と、戻し路本体の両端部から径方向内側に延在する2つの脚部と、を備えている。戻し路本体及び脚部のそれぞれは、筒状に形成され、内部が戻し路となっている。また、脚部の先端部には、戻し路の出入口が形成されている。脚部は、ナットの外周面と内周面を貫通する脚部用孔に挿入される。軌道を移動するボールは、2つの脚部のうち一方の脚部から戻し路に進入する。戻し路を移動するボールは、他方の脚部から軌道に戻る。
【0004】
また、特許文献2のガイドキャップ式の循環部品は、ナットの外周面と対向する板状の戻し路本体を有している。戻し路本体は、ナットの外周面と対向する対向面と、対向面に形成された溝面と、を有している。そして、ナットの外周面と溝面でボールを挟み、ボールを循環させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-046570号公報
特開平1-261551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記する循環部品は、ナットの外周面から径方向外側に突出する突出量が大きい。つまり、ナットが径方向に大型化している。このため、循環部品の戻し路本体を径方向に小型化することが望まれている。以下、戻し路本体の径方向外側を向く面を上面と称する場合がある。また、戻し路本体の径方向内側を向く面を底面と称する場合がある。
【0007】
ここで、戻し路本体を径方向に小型化する方法として、戻し路本体の上面を径方向内側に位置するようにしたり、又は戻し路本体の底面を径方向外側に位置するようにしたりすることが考えられる。しかし、この方法によれば、戻し路本体のうち、ボールに対し径方向外側の部分と径方向内側の部分が肉薄となる。そして、肉薄となった部分がボールとの接触により変形する。よって、ボールが円滑に移動しない可能性がある。
【0008】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、戻し路本体の径方向の小型化を図りつつ、戻し路本体の変形を防止するボールねじ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、本開示の一態様に係るボールねじ装置は、内周面と外周面を有する筒状のナットと、前記ナットを貫通するねじ軸と、前記ナットと前記ねじ軸との間に配置された複数のボールと、内部に戻し路が形成された循環部品と、を備えている。前記ナットには、前記内周面と前記外周面とを貫通する2つの脚部用孔が形成されている。前記循環部品は、前記脚部用孔に挿入された2つの脚部と、前記ナットの外周側に配置され、2つの前記脚部同士を接続する戻し路本体と、を有している。前記戻し路本体は、内部に前記第1戻し路が形成された筒状の壁部を有している。前記壁部には、前記壁部のうち前記第1戻し路の径方向外側の部分を貫通する第1開口と、前記壁部のうち前記第1戻し路の径方向内側の部分を貫通する第2開口と、のうち少なくとも一方が設けられている。
【0010】
戻し路本体の上面を径方向内側に位置するようにしたり、又は底面を径方向外側位置するようにしたりすると、壁部のうち、第1戻し路の径方向外側の部分又は径方向内側の部分に肉薄部が発生する。一方、本開示の壁部には、第1開口と第2開口のうち少なくとも一方が設けられている。つまり、肉薄部を第1開口又は第2開口により取り除くことができる。これにより、壁部のうち、第1戻し路の径方向外側の部分又は径方向内側の部分がボールとの接触により変形する、ということが回避される。よって、戻し路本体の径方向の小型化を図りつつ、戻し路本体の変形を防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本精工株式会社
モータ
1日前
日本精工株式会社
玉軸受
3日前
日本精工株式会社
減速機
13日前
日本精工株式会社
ころ軸受
3日前
日本精工株式会社
軸受吊り具
13日前
日本精工株式会社
ボールねじ
1日前
日本精工株式会社
回転機械装置
14日前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
1日前
日本精工株式会社
駆動輪及び台車
13日前
日本精工株式会社
駆動輪及び台車
13日前
日本精工株式会社
駆動輪及び台車
13日前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
1日前
日本精工株式会社
軸受吊り具及び軸受
13日前
日本精工株式会社
軸受吊り具及び軸受
13日前
日本精工株式会社
軸受吊り具及び軸受
13日前
日本精工株式会社
保持器及び転がり軸受
15日前
日本精工株式会社
ボールねじ装置及びアクチュエータ
2日前
日本精工株式会社
実験支援システムおよび情報取得方法
14日前
日本精工株式会社
ボールねじ及びボールねじの製造方法
1日前
日本精工株式会社
転がり軸受用樹脂製保持器及び転がり軸受
2日前
日本精工株式会社
表面処理を施された部品及び部品の製造組立方法
14日前
日本精工株式会社
駆動装置、および、パラレルリンクを含むロボット
15日前
日本精工株式会社
転がり軸受の荷重推定装置、荷重推定方法、およびプログラム
21日前
日本精工株式会社
検出装置付きハブユニット軸受及び検出装置付きハブユニット軸受システム
21日前
日本精工株式会社
検出装置付きハブユニット軸受及び検出装置付きハブユニット軸受システム
21日前
日本精工株式会社
軸受要素、軸受、機械装置、および車両
6日前
個人
流路体
3か月前
個人
ホース保持具
29日前
個人
クラッチ装置
3か月前
個人
トーションバー
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
今日
個人
ボルトナットセット
1か月前
個人
固着具と成形品部材
3か月前
個人
回転式配管用支持具
2か月前
株式会社オンダ製作所
継手
3か月前
株式会社アイシン
駆動装置
3か月前
続きを見る
他の特許を見る