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公開番号2025085511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199436
出願日2023-11-24
発明の名称誘導加熱方法および誘導加熱装置
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人貴和特許事務所
主分類H05B 6/10 20060101AFI20250529BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】省スペース化およびコストの低減を図ることができる、誘導加熱方法および誘導加熱装置を実現する。
【解決手段】ワークWを加熱コイル12により形成された磁場Bまで、重力の作用を利用して搬送する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
金属製のワークを、加熱コイルを使用して目標温度まで誘導加熱する誘導加熱方法であって、
前記ワークを前記加熱コイルにより形成された磁場まで、重力の作用を利用して搬送する供給工程と、
前記磁場中で、前記ワークを目標温度まで誘導加熱する誘導加熱工程と、
を備える、誘導加熱方法。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記ワークの搬送を、筒状のガイド部材の内部に設けられた搬送路により案内する、請求項1に記載の誘導加熱方法。
【請求項3】
水平面に対する前記ワークの搬送方向の傾斜角度が、10度以上90度以下である、請求項1に記載の誘導加熱方法。
【請求項4】
前記誘導加熱工程において、前記ワークを、重力の作用を利用して前記磁場中を通過させながら前記目標温度まで誘導加熱する、請求項1に記載の誘導加熱方法。
【請求項5】
前記誘導加熱工程において、前記磁場による磁気浮上効果を利用して、前記ワークを前記磁場中に一時的に保持する、請求項1に記載の誘導加熱方法。
【請求項6】
前記誘導加熱工程の後、前記ワークを冷却液中に落下させる、請求項1に記載の誘導加熱方法。
【請求項7】
前記誘導加熱工程の前に、前記ワークを、予熱コイルにより、前記目標温度よりも低い予熱温度まで誘導加熱する予熱工程を備える、請求項1に記載の誘導加熱方法。
【請求項8】
金属製のワークを誘導加熱する誘導加熱装置であって、
磁場を発生させる加熱コイルと、
内部に、前記ワークを案内するための搬送路を有し、水平面に対して傾斜方向に伸長する筒状のガイド部材と、
を備える、誘導加熱装置。
【請求項9】
前記水平面に対する前記ガイド部材の伸長方向の傾斜角度が、10度以上90度以下である、請求項8に記載の誘導加熱装置。
【請求項10】
前記ガイド部材の下側の開口部の下方に配置され、冷却液が貯留された冷却槽を備える、請求項8に記載の誘導加熱装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、金属製のワークを、加熱コイルを使用して誘導加熱する誘導加熱方法および誘導加熱装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
工作機械や産業機械などの回転機械の回転部材は、転がり軸受により、ハウジングなどの使用時に回転しない部分に対して支持される。特に、回転部材に大きな荷重が加わる場合には、転動体として、ころを使用したころ軸受、円すいころを使用した円すいころ軸受などが用いられる。
【0003】
ころ、円すいころなどの転動体は、機械的強度を付与するための熱処理を、さらに研削などの仕上加工を施すことにより造られる。
【0004】
金属製のワークに熱処理を施すための加熱方法として、加熱コイルによりワークを誘導加熱する方法が知られている。
【0005】
特開2017-227314号公報には、棒状のワークをその軸線方向に沿って所定速度で搬送しながら誘導加熱して焼入れ処理を行う熱処理設備が開示されている。特開2017-227314号公報に記載の熱処理設備を構成する搬送装置は、第1軸部材の円筒状の外周面と第2軸部材の螺旋状溝の溝底面との間に棒状のワークを配置した状態で、第1軸部材と第2軸部材とを電動モータにより同じ方向に回転させることにより、ワークをその中心軸回りに回転させつつ軸線方向に搬送する。特開2017-227314号公報に記載の誘導加熱装置では、搬送装置によりワークをその中心軸回りに回転させつつ軸線方向に搬送しながら、第1加熱コイルにより、搬送中のワークを焼入れ温度以下の所定温度に加熱し、さらに第2加熱コイルにより、搬送中のワークを焼入れ温度に維持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-227314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特開2017-227314号公報に記載の搬送装置は、ワークを、その軸線方向を水平方向に向けた状態で搬送している。このため、誘導加熱装置の設置面積が大きいといった問題がある。
【0008】
さらに、特開2017-227314号公報に記載の熱処理設備では、搬送装置により搬送中のワークを焼入れ温度に所定時間維持するように構成されている。このため、誘導加熱装置の設置面積が大きいといった問題が顕著になりやすい。
【0009】
また、特開2017-227314号公報に記載の搬送装置は、構成部品の数が多く、外周面に螺旋状溝を有する第2軸部材などの高価な部品が必要となるため、コストが嵩んでしまう。
【0010】
本開示は、省スペース化およびコストの低減を図ることができる、誘導加熱方法および誘導加熱装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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