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公開番号2025098617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214867
出願日2023-12-20
発明の名称電子部品ユニット
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類H05K 9/00 20060101AFI20250625BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】基板がリード線から放射されるノイズの影響を受けてしまうことを抑制すること。
【解決手段】シールド板40における挿通部43の周囲に、基板20に向かって突出するとともにリード線32を囲むシールド壁部44が設けられている。このため、リード線32からシールド板40と基板20との間の空間に向けて放射されるノイズがシールド壁部44によってシールドされる。したがって、リード線32からシールド板40と基板20との間の空間を介して基板20に向けて放射されるノイズが基板20に影響を及ぼしてしまうといった問題が回避されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
基板と、
部品本体、及び前記部品本体から突出するリード線を有する電子部品と、
前記部品本体と前記基板との間に配置されるとともに前記基板に沿って延在し、且つ、グランドに接続されているシールド板と、を備え、
前記シールド板は、前記リード線が挿通される挿通部を有し、
前記リード線は、前記部品本体から前記基板に向かって突出するとともに前記挿通部を介して前記基板に電気的に接続されている電子部品ユニットであって、
前記シールド板における前記挿通部の周囲には、前記基板に向かって突出するとともに前記リード線を囲むシールド壁部が設けられていることを特徴とする電子部品ユニット。
続きを表示（約 820 文字）【請求項２】
前記基板は、前記リード線が挿通されるリード線挿通孔を有し、
前記リード線は、前記リード線挿通孔に挿通されるとともに前記基板における前記シールド板とは反対側に位置する面から突出するリード線突出部を有し、
前記リード線突出部を覆うとともにグランドに接続されているシールドカバーを備えていることを特徴とする請求項１に記載の電子部品ユニット。
【請求項３】
前記シールド板は、前記基板に向けて突出するとともに前記基板を前記シールド板に締結するための締結部材を受けるボス部を有し、
前記シールドカバーは、前記基板と共に前記締結部材によって前記ボス部に締結される締結部を有していることを特徴とする請求項２に記載の電子部品ユニット。
【請求項４】
前記基板は、前記シールド板に電気的に接続されるグランドパターンを有し、
前記シールドカバーは、前記グランドパターンを介して前記シールド板に電気的に接続されていることを特徴とする請求項２に記載の電子部品ユニット。
【請求項５】
前記シールドカバーは、前記基板に半田付けされる半田接続部を有し、
前記半田接続部は、前記グランドパターンに電気的に接続されていることを特徴とする請求項４に記載の電子部品ユニット。
【請求項６】
前記基板、前記電子部品、前記シールド板、及び前記シールドカバーを収容するとともにグランドに接続されている筐体を備え、
前記シールドカバーは、前記筐体に接触する接触部を有していることを特徴とする請求項２に記載の電子部品ユニット。
【請求項７】
前記シールド板は、前記基板に向けて前記シールド壁部よりも突出するとともに前記基板を前記シールド板に締結するための締結部材を受けるボス部を有していることを特徴とする請求項１に記載の電子部品ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電子部品ユニットに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
電子部品ユニットは、基板と、電子部品と、を備えている。電子部品は、部品本体と、リード線と、を有している。リード線は、部品本体から突出している。このような電子部品ユニットにおいては、電子部品から放射されるノイズが基板に影響を及ぼす虞があるため、例えば特許文献１のようなシールド板を採用することが考えられている。シールド板は、部品本体と基板との間に配置されるとともに基板に沿って延在し、且つ、グランドに接続されている。また、シールド板は、リード線が挿通される挿通部を有している。そして、リード線は、部品本体から基板に向かって突出するとともに挿通部を介して基板に電気的に接続されている。電子部品から基板に向けて放射されるノイズは、シールド板によってシールドされるとともに、シールド板にシールドされたノイズがグランドに流れる。このため、基板が電子部品から放射されるノイズの影響を受けてしまうことが抑制されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１０２５２４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような電子部品ユニットでは、シールド板が部品本体と基板との間に配置されているため、部品本体から基板に向けて放射されるノイズがシールド板によって好適にシールドされる。一方で、リード線が、部品本体から基板に向かって突出するとともに挿通部を介して基板に電気的に接続されている場合、リード線からシールド板と基板との間の空間を介して基板に向けて放射されるノイズが基板に影響を及ぼす虞がある。したがって、基板がリード線から放射されるノイズの影響を受けてしまうことを抑制することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決する電子部品ユニットは、基板と、部品本体、及び前記部品本体から突出するリード線を有する電子部品と、前記部品本体と前記基板との間に配置されるとともに前記基板に沿って延在し、且つ、グランドに接続されているシールド板と、を備え、前記シールド板は、前記リード線が挿通される挿通部を有し、前記リード線は、前記部品本体から前記基板に向かって突出するとともに前記挿通部を介して前記基板に電気的に接続されている電子部品ユニットであって、前記シールド板における前記挿通部の周囲には、前記基板に向かって突出するとともに前記リード線を囲むシールド壁部が設けられている。
【０００６】
これによれば、シールド板における挿通部の周囲に、基板に向かって突出するとともにリード線を囲むシールド壁部が設けられているため、リード線からシールド板と基板との間の空間に向けて放射されるノイズがシールド壁部によってシールドされる。したがって、リード線からシールド板と基板との間の空間を介して基板に向けて放射されるノイズが基板に影響を及ぼしてしまうといった問題を回避することができる。その結果、基板がリード線から放射されるノイズの影響を受けてしまうことを抑制することができる。
【０００７】
上記電子部品ユニットにおいて、前記基板は、前記リード線が挿通されるリード線挿通孔を有し、前記リード線は、前記リード線挿通孔に挿通されるとともに前記基板における前記シールド板とは反対側に位置する面から突出するリード線突出部を有し、前記リード線突出部を覆うとともにグランドに接続されているシールドカバーを備えているとよい。
【０００８】
これによれば、リード線突出部から放射されるノイズがシールドカバーによってシールドされるとともに、シールドカバーによってシールドされたノイズはグランドに流れる。したがって、リード線突出部から放射されるノイズが基板に影響を及ぼしてしまうといった問題を回避することができる。その結果、基板がリード線から放射されるノイズの影響を受けてしまうことをさらに抑制することができる。
【０００９】
上記電子部品ユニットにおいて、前記シールド板は、前記基板に向けて突出するとともに前記基板を前記シールド板に締結するための締結部材を受けるボス部を有し、前記シールドカバーは、前記基板と共に前記締結部材によって前記ボス部に締結される締結部を有しているとよい。
【００１０】
これによれば、シールドカバーによってシールドされたノイズが、締結部、締結部材、及びボス部を介してシールド板に流れるとともに、シールド板を介してグランドに流れる。このような構成は、シールドカバーによってシールドされたノイズをグランドに流す構成として好適である。
（【００１１】以降は省略されています）

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