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公開番号
2025117118
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011810
出願日
2024-01-30
発明の名称
電磁誘導加熱調理器
出願人
フクシマガリレイ株式会社
代理人
個人
主分類
H05B
6/12 20060101AFI20250804BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】被加熱物の重量を計量する計量機能を備える電磁誘導加熱調理器において、冷却ファンの駆動に伴って生じる振動と反力とが、計量に与える影響を小さくして、被加熱物の重量をより正確に測定できるようにする。
【解決手段】本発明に係る電磁誘導加熱調理器は、被加熱物に対する加熱と、被加熱物の重量測定とを担う加熱計量部7と、加熱計量部7を構成する加熱ユニット3に対する空冷を行う冷却機構6と、加熱計量部7と冷却機構6とを支持するベース部材8と、加熱ユニット3と計量ユニット4の側周囲を囲むケーシング1とを備える。冷却機構6は加熱計量部7と非接触となる状態で、ケーシング1の内面側に配設されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被加熱物が載置されるトッププレート(2)と、当該トッププレート(2)の下方に配されて被加熱物を加熱する加熱ユニット(3)と、当該加熱ユニット(3)の下方に配されて被加熱物の重量を測定する計量ユニット(4)とで構成される加熱計量部(7)と、
冷却ファン(64)と、当該冷却ファン(64)から送出された空気を加熱ユニット(3)に導く送給路(67)とを有し、加熱ユニット(3)に対する空冷を行う冷却機構(6)と、
加熱計量部(7)の下方に配されて、当該加熱計量部(7)と冷却機構(6)とを支持するベース部材(8)と、
加熱ユニット(3)と計量ユニット(4)の側周囲を囲むケーシング(1)と、
を備え、
冷却機構(6)が加熱計量部(7)と非接触となる状態で、ケーシング(1)の内面側に配設されていることを特徴とする電磁誘導加熱調理器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
ケーシング(1)が加熱計量部(7)と非接触とされている請求項1に記載の電磁誘導加熱調理器。
【請求項3】
加熱ユニット(3)は、トッププレート(2)の上側に誘導磁界を発生させる加熱コイル(16)と、加熱コイル(16)に高周波電流を供給するインバータ基板(17)と、加熱コイル(16)およびインバータ基板(17)を収容する筐体(21)とを含み、
冷却機構(6)は、ケーシング(1)の内面に沿って形成されて、送給路(67)を有するとともに冷却ファン(64)を収容する送給ダクト(55)を含み、
送給ダクト(55)の下流端に形成された吹出口(66)が、加熱ユニット(3)の筐体(21)に開設された給気口(47)に近接対向している請求項1に記載の電磁誘導加熱調理器。
【請求項4】
送給ダクト(55)は、ケーシング(1)の前壁(51)に沿って上下方向に伸びており、
送給ダクト(55)の下端に、外気を取り込むための吸込口(65)が形成されている請求項3に記載の電磁誘導加熱調理器。
【請求項5】
送給ダクト(55)の吹出口(66)は、加熱ユニット(3)へ向かって後ろ向きに開口しており、
加熱ユニット(3)の給気口(47)は、筐体(21)の前面に設けられて、送給ダクト(55)の吹出口(66)と前後に対向しており、
加熱ユニット(3)は、加熱コイル(16)とインバータ基板(17)を上下に隔てる隔壁(18)を含み、
隔壁(18)の前端に、吹出口(66)から送出された空気を給気口(47)に導く導風片(74)が設けられており、
導風片(74)の前端が、吹出口(66)の内部に進入している請求項4に記載の電磁誘導加熱調理器。
【請求項6】
インバータ基板(17)は、水平板状の基板本体(43)と、基板本体(43)の上面に立設された放熱用のヒートシンク(44)とを含み、
ヒートシンク(44)は、前後端において開口する集風ダクト(45)に囲まれており、
集風ダクト(45)の前端部が、筐体(21)の前面の給気口(47)へ向かって拡がっている請求項5に記載の電磁誘導加熱調理器。
【請求項7】
送給ダクト(55)が、ケーシング(1)の前壁(51)の左右一側に寄せて配置されており、
ケーシング(1)の前壁(51)の左右他側の外面に、調理者により操作される操作部(57)が設けられている請求項4から6のいずれかひとつに記載の電磁誘導加熱調理器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱コイルなどを空冷する冷却ファンを内蔵する電磁誘導加熱調理器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の電磁誘導加熱調理器(以下、適宜に「調理器」と記す。)は、例えば特許文献1に開示されている。そこでは、四角箱状の筐体の内部に、上から順に加熱コイルと、これを支持する加熱コイル支持板と、制御回路部とが収容され、これらの側方に冷却ファン(冷却装置)が収容されている。加熱コイルに正対する筐体の上面には、鍋などの調理容器が載置されるトッププレートが設けられている。筐体の底面の一側には、冷却ファンに臨む吸気孔が設けられており、これと対になる排気孔は、筐体の上面の他側に設けられている。冷却ファンによって吸気孔から取り込まれた外気は、加熱コイル支持板の上側と下側とに分流して、上側の加熱コイルと下側の制御回路部とをそれぞれ空冷した後、合流して排気孔から排出される。
【0003】
また本発明では、トッププレートに載置される被加熱物の重量を測定する重量計を備えるが、このような重量計を備える電磁誘導加熱調理器は、例えば特許文献2に開示されている。特許文献2の調理器では、トッププレート上に載置される被加熱物の重量に比例して、当該トッププレートは本体に対して下降変位するように構成されている。加熱コイルはトッププレートの下面側で支持されており、トッププレートと一体に上下動する。重量の検知手段は、本体の内底面に固定された固定電極と、該固定電極に上方から対向する可動電極などで構成されている。トッププレートが下降変位すると、縦長のスピンドルを介して可動電極が押し下げられて、固定電極との間隔が変化し、両電極間の静電容量が変化する。この静電容量の変化に基づいて、トッププレートに載置された被加熱物の重量を検知することができる。なお特許文献2には、加熱コイルなどを空冷する冷却ファンに関する記載は皆無である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭64-2289号公報
実願昭59-149289号(実開昭61-63796号)のマイクロフィルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の調理器においても、例えば筐体の下方に重量計を配すれば、被加熱物の重量を測定することは可能となると考えられる。但し、特許文献1の調理器では、冷却ファンが筐体の内部に配されているため、上述のように単に筐体の下方に重量計を配してなる構成を採った場合には、冷却ファンが駆動されることに伴って生じる当該冷却ファンから生じる振動や、冷却ファンが駆動されることに伴って当該冷却ファンを支持する支持構造に作用する反力などが、筐体を通じて重量計に作用し、重量計の測定値に誤差を生じさせることが予想される。
【0006】
本発明の目的は、冷却ファンが駆動されることにより生じる振動や反力の影響を可及的に小さくして、被加熱物の重量をより正確に測定し得る電磁誘導加熱調理器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る電磁誘導加熱調理器は、被加熱物が載置されるトッププレート2と、当該トッププレート2の下方に配されて被加熱物を加熱する加熱ユニット3と、当該加熱ユニット3の下方に配されて被加熱物の重量を測定する計量ユニット4とで構成される加熱計量部7と、冷却ファン64と、当該冷却ファン64から送出された空気を加熱ユニット3に導く送給路67とを有し、加熱ユニット3に対する空冷を行う冷却機構6と、加熱計量部7と冷却機構6とを支持するベース部材8と、加熱ユニット3と計量ユニット4の側周囲を囲むケーシング1とを備える。そして、冷却機構6が加熱計量部7と非接触となる状態で、ケーシング1の内面側に配設されていることを特徴とする。
【0008】
ケーシング1は加熱計量部7と非接触とされている構成を採ることが望ましい。
【0009】
加熱ユニット3は、トッププレート2の上側に誘導磁界を発生させる加熱コイル16と、加熱コイル16に高周波電流を供給するインバータ基板17と、加熱コイル16およびインバータ基板17を収容する筐体21とを含む。冷却機構6は、ケーシング1の内面に沿って形成されて、送給路67を有するとともに冷却ファン64を収容する送給ダクト55を含む。送給ダクト55の下流端に形成された吹出口66は、加熱ユニット3の筐体21に開設された給気口47に近接対向している。
【0010】
送給ダクト55は、ケーシング1の前壁51に沿って上下方向に伸びており、送給ダクト55の下端に、外気を取り込むための吸込口65が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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