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公開番号
2025085247
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023198987
出願日
2023-11-24
発明の名称
吸引吐出装置および吸引吐出方法
出願人
日本精工株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250529BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】攪拌工程および吸引吐出工程を安定して実施可能な吸引吐出装置および吸引吐出方法を提供する。
【解決手段】吸引吐出装置1は、流動体を第一容器31から第二容器32に移動可能な吸引吐出装置であって、前記第一容器31に収容された前記流動体を吸引および吐出することで攪拌可能な第一ピペット21aと、攪拌された前記流動体を前記第一容器31から吸引し、吸引した前記流動体を前記第二容器32に吐出して配置可能な第二ピペット21bと、前記第一容器31および前記第二容器32に対する前記第二ピペット21bの相対的な位置を変更可能な搬送部20と、前記第一ピペット21a、前記第二ピペット21bおよび前記搬送部20を制御可能な制御部50と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
流動体を第一容器から第二容器に移動可能な吸引吐出装置であって、
前記第一容器に収容された前記流動体を吸引および吐出することで攪拌可能な第一ピペットと、
攪拌された前記流動体を前記第一容器から吸引し、吸引した前記流動体を前記第二容器に吐出して配置可能な第二ピペットと、
前記第一容器および前記第二容器に対する前記第二ピペットの相対的な位置を変更可能な搬送部と、
前記第一ピペット、前記第二ピペットおよび前記搬送部を制御可能な制御部と、
を備える、
吸引吐出装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記第一ピペットが吸引可能な前記流動体の容量は、前記第二ピペットが吸引可能な前記流動体の容量よりも大きい、
請求項1に記載の吸引吐出装置。
【請求項3】
前記第一ピペットが吸引可能な前記流動体の容量は、50.0μL以上1000.0μL以下であり、
前記第二ピペットが吸引可能な前記流動体の容量は、0.1μL以上20.0μL以下である、
請求項2に記載の吸引吐出装置。
【請求項4】
前記第二ピペットは、メチルセルロース液を収容した前記第二容器に前記流動体を吐出する、
請求項1に記載の吸引吐出装置。
【請求項5】
前記第二容器を冷却する冷却部を備える、
請求項4に記載の吸引吐出装置。
【請求項6】
前記搬送部は、
前記第二ピペットが前記流動体を吸引するとき、前記第二ピペットを前記第一容器の上方に移動し、
前記第二ピペットが前記流動体を吐出するとき、前記第二ピペットを前記第二容器の前記上方に移動する、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の吸引吐出装置。
【請求項7】
前記第二ピペットは、前記第一容器から吸引した前記流動体を前記第二容器に複数回に分けて配置し、
前記搬送部は、前記第二ピペットが前記第二容器に配置する前記流動体が重ならないように前記第二ピペットを移動する、
請求項6に記載の吸引吐出装置。
【請求項8】
第一容器に収容された流動体を第二容器に移動する吸引吐出方法であって、
前記第一容器に収容された流動体を第一ピペットによって吸引および吐出して攪拌する攪拌工程と、
攪拌された前記流動体を第二ピペットによって前記第一容器から吸引する吸引工程と、
前記第二ピペットが吸引した前記流動体を前記第二容器に吐出する吐出工程と、
を備える、
吸引吐出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸引吐出装置および吸引吐出方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、再生医療領域における研究開発では、人の手作業によって行う実験が一般的であり、実験を効率化および省力化するため、各実験装置の自動化が求められる。
【0003】
細胞培養実験では、一般的に人の手作業によって行われている実験作業として、細胞培養を行うために培養容器に細胞を移動させる「細胞播種」がある。細胞播種を行うための作業としてピペッティングがある。特許文献1に記載のある細胞の培養方法では、細胞培養担体から細胞塊を吸引するためにピペッティングを行う。
【0004】
細胞播種を行うためには、ピペットを細胞懸濁液に浸漬後、吸引および吐出工程を繰り返し、沈殿している細胞を分散させて均一な懸濁液とする攪拌工程(ピペッティング)と、ピペットを用いて細胞を吸引し、移動先の培養容器に細胞を吐出する吸引吐出工程と、が行われる。吸引吐出工程における吐出量が微量であるため、数μL程度の吸引および吐出が可能な高精度のピペットが使用されることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5252411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、細胞を移動させる吸引吐出工程に用いる数μL程度の精度のピペットを攪拌工程に用いた場合、ピペットの容量が小さく、細胞懸濁液に含まれる細胞の分散が進まない虞がある。細胞の分散が進まず底に沈殿してしまうと、吸引した溶液中の細胞数がまばらとなり、細胞の濃度が一定で無くなるという問題が生じる。
【0007】
上記事情を踏まえ、本発明は、攪拌工程および吸引吐出工程を安定して実施可能な吸引吐出装置および吸引吐出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の吸引吐出装置は、流動体を第一容器から第二容器に移動可能な吸引吐出装置であって、前記第一容器に収容された前記流動体を吸引および吐出することで攪拌可能な第一ピペットと、攪拌された前記流動体を前記第一容器から吸引し、吸引した前記流動体を前記第二容器に吐出して配置可能な第二ピペットと、前記第一容器および前記第二容器に対する前記第二ピペットの相対的な位置を変更可能な搬送部と、前記第一ピペット、前記第二ピペットおよび前記搬送部を制御可能な制御部と、を備える。
【0009】
本発明の吸引吐出方法は、第一容器に収容された流動体を第二容器に移動する吸引吐出方法であって、前記第一容器に収容された流動体を第一ピペットによって吸引および吐出して攪拌する攪拌工程と、攪拌された前記流動体を第二ピペットによって前記第一容器から吸引する吸引工程と、前記第二ピペットが吸引した前記流動体を前記第二容器に吐出する吐出工程と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明の吸引吐出装置によれば、攪拌工程および吸引吐出工程を安定して実施可能な吸引吐出装置および吸引吐出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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