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公開番号
2025070179
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180310
出願日
2023-10-19
発明の名称
磁石挿入装置
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
15/03 20250101AFI20250424BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】一組の磁石をロータコアの磁石収容孔に円滑に挿入することができる磁石挿入装置を提供する。
【解決手段】磁石挿入装置30は、マガジン50と、プッシャ60と、整列部材80と、挿入機構100とを備える。マガジン50は、複数の磁石20を積層した状態で収容する収容体51と、一組の磁石20を互いに並列した状態で収容体51の外部に順次押し出す一対の押出部54とを備える。プッシャ60は、収容体51の外部に押し出された一組の磁石20を積層方向とは異なる方向に一括して押圧することにより一組の磁石20を移動させる。整列部材80は、プッシャ60により押圧されて移動する一組の磁石20の並列方向における両側部に接触することで、当該一組の磁石20を整列させる。挿入機構100は、整列部材80により整列された一組の磁石20を一括して把持して磁石収容孔13に挿入する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ロータコアに形成された磁石収容孔に一組の磁石を挿入する磁石挿入装置であって、
排出口を有するとともに複数の前記磁石を積層した状態で収容する収容体と、前記収容体内の前記磁石を積層方向に移動させることにより、前記排出口を介して前記一組の磁石を互いに並列した状態で前記収容体の外部に順次押し出す押出部と、を備えるマガジンと、
前記収容体の外部に押し出された前記一組の磁石を前記積層方向とは異なる方向に一括して押圧することにより前記一組の磁石を移動させるプッシャと、
前記プッシャにより押圧されて移動する前記一組の磁石の並列方向における両側部に接触することで、当該一組の磁石を整列させる整列部材と、
前記整列部材により整列された前記一組の磁石を一括して把持して前記磁石収容孔に挿入する挿入機構と、を備える、
磁石挿入装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記プッシャにより押圧されて移動する前記一組の磁石の前記並列方向における変位を規制することで、前記一組の磁石を前記整列部材に向けて案内する案内部材を備える、
請求項1に記載の磁石挿入装置。
【請求項3】
前記挿入機構は、
前記プッシャの押圧方向と前記並列方向との双方に直交する方向の両側から前記一組の磁石を把持する一対の第1把持部と、
前記並列方向の両側から前記一組の磁石を挟持して把持する一対の第2把持部と、を有しており、
前記一対の第1把持部と前記一組の磁石との接触面積は、前記一対の第2把持部と前記一組の磁石との接触面積よりも大きく、
前記一対の第1把持部の把持力は、前記一対の第2把持部の把持力よりも大きい、
請求項1または請求項2に記載の磁石挿入装置。
【請求項4】
前記排出口に対向する位置に配置され、前記プッシャにより押圧されて移動する前記一組の磁石を前記積層方向の一方側から押さえる押さえ部材を備える、
請求項1または請求項2に記載の磁石挿入装置。
【請求項5】
前記挿入機構は、挿入方向における前記一組の磁石全体の端面の中心軸と、前記磁石収容孔の中心軸とを一致させた状態で、前記一組の磁石を前記磁石収容孔に挿入する、
請求項1または請求項2に記載の磁石挿入装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁石挿入装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ロータコアのスロット内に永久磁石を挿入するロータ組立装置が開示されている。
ロータ組立装置は、ロボットアームと、荷重センサとを備えている。ロボットアームの先端部には、永久磁石を挟持して保持する磁石保持部が設けられている。荷重センサは、磁石保持部に取り付けられている。荷重センサは、磁石保持部に保持された永久磁石に作用する荷重を測定する。
【0003】
ロボットアームは、磁石保持部に保持された永久磁石をスロット内に挿入すべく、永久磁石をスロットの開口に向けて移動させる。このとき、永久磁石がスロットに対して位置ずれしていると、永久磁石がロータコアに接触するため、永久磁石に荷重が作用する。永久磁石に作用する荷重が荷重限度を超過した場合は、ロボットアームによる永久磁石の移動が停止する。次に、ロボットアームは、永久磁石がスロット内に挿入可能となるように、永久磁石を移動させる。その後再び、ロボットアームは、永久磁石をスロットの開口に向けて移動させる。永久磁石に作用する荷重が荷重限度を超過しない場合は、永久磁石がスロット内に挿入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-23737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ロータにおいては、ロータの軸線方向に直交する方向において複数の永久磁石が並んだ状態で1つのスロット内に挿入されることがある。この場合、ロータの生産性を高める上では、複数の永久磁石がスロット内に一括して挿入されることが好ましい。しかしながら、磁石保持部が複数の永久磁石を保持してスロット内に一括して挿入する場合、複数の永久磁石が予め整列されていないと、磁石保持部は、整列されていない複数の永久磁石を一括して保持することとなる。この場合、永久磁石とロータコアとが干渉することにより、磁石保持部が複数の永久磁石をスロット内に円滑に挿入することが困難となるおそれがある。このため、複数の永久磁石をスロット内に挿入する上で、複数の永久磁石を予め整列させることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための磁石挿入装置は、ロータコアに形成された磁石収容孔に一組の磁石を挿入する磁石挿入装置であって、排出口を有するとともに複数の前記磁石を積層した状態で収容する収容体と、前記収容体内の前記磁石を積層方向に移動させることにより、前記排出口を介して前記一組の磁石を互いに並列した状態で前記収容体の外部に順次押し出す押出部と、を備えるマガジンと、前記収容体の外部に押し出された前記一組の磁石を前記積層方向とは異なる方向に一括して押圧することにより前記一組の磁石を移動させるプッシャと、前記プッシャにより押圧されて移動する前記一組の磁石の並列方向における両側部に接触することで、当該一組の磁石を整列させる整列部材と、前記整列部材により整列された前記一組の磁石を一括して把持して前記磁石収容孔に挿入する挿入機構と、を備える。
【0007】
上記構成によれば、押出部によって収容体の外部に押し出された一組の磁石がプッシャにより一括して押圧されて移動する際に、整列部材によって一組の磁石が整列される。整列された一組の磁石は、挿入機構によって一括して把持される。その結果、挿入機構は、整列された一組の磁石を磁石収容孔に挿入することとなる。したがって、一組の磁石を磁石収容孔に円滑に挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態のロータを示す平面図である。
図2は、一実施形態の磁石挿入装置を示す概略構成図である。
図3は、図2の磁石挿入装置を示す斜視図である。
図4は、図2の整列部材を中心とした拡大図である。
図5は、図2の挿入機構が磁石を把持している状態を示す正面図である。
図6は、図2の第1カメラが磁石を撮影している状態を示す概略図である。
図7は、図2の挿入機構が磁石収容孔に磁石を挿入している状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図7を参照して、磁石挿入装置の一実施形態について説明する。
磁石挿入装置30は、磁石埋込型のモータに用いられるロータ10を製造するために用いられる装置である。
【0010】
(ロータ10)
まず、ロータ10について説明する。
図1に示すように、ロータ10は、ロータコア11と、複数の磁石20と、複数の樹脂材21とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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