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公開番号2025070057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180101
出願日2023-10-19
発明の名称乗物用サンバイザの保持構造
出願人トヨタ紡織株式会社,株式会社ヴイテック
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60J 3/02 20060101AFI20250424BHJP(車両一般)
要約【課題】遮光板の操作性および意匠性に優れる乗物用サンバイザの保持構造を提供する。
【解決手段】第1アーム部21と、第1アーム部21と直角に連なる第2アーム部22と、を有する支持アーム20と、板状の遮光板30と、を備え、遮光板30は、フロントウィンドウに沿った第2状態において上端に配置される第1端部33に、第1磁性体35を含んで遮光板30を天井11に保持させるための被保持部34を有しており、天井11に、第2磁性体45を含んで下方に向く受け面42Bを有する保持部40が設けられており、被保持部34は受け面42Bに対し、乗物室内側から磁力により引き寄せられた状態で保持可能とされている乗物用サンバイザ10の保持構造1。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1アーム部と、前記第1アーム部と直角に連なる第2アーム部と、を有する支持アームと、
前記支持アームに対して、前記第1アーム部の軸線周りおよび前記第2アーム部の軸線周りに回動可能に支持され、乗物の天井に沿う姿勢である第1状態と、フロントウィンドウに沿う姿勢である第2状態と、サイドウィンドウに沿う姿勢である第3状態と、の間で姿勢を変更可能とされた板状の遮光板と、を備え、
前記遮光板は、前記第2状態において上端に配置される第1端部の少なくとも一部に、第1磁性体を含んで当該遮光板を前記天井に保持させるための被保持部を有しており、
前記天井のうち、前記第1状態および前記第2状態の前記遮光板の前記被保持部と対向する部分を含む領域に、第2磁性体を含んで下方に向く受け面を有する保持部が設けられており、
前記第1状態および前記第2状態において、前記遮光板の前記被保持部は、前記保持部の前記受け面に対し、乗物室内側から磁力により引き寄せられた状態で保持可能とされている乗物用サンバイザの保持構造。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記第1アーム部は、前記第1端部に沿う形で配設され、
前記第1磁性体は、前記第1アーム部の軸線上から外れた位置に配置されており、
前記保持部は、前記遮光板が前記第1状態と前記第2状態との間で姿勢を変化するのに伴って移動する前記被保持部に追随して、上下方向に移動可能とされている請求項1に記載の乗物用サンバイザの保持構造。
【請求項3】
前記第1アーム部は、前記第1端部に沿う形で該第1端部に埋設され、
前記第1磁性体は、前記第1アーム部の軸線より前記第1端部の端面に近い位置に配置されている請求項2に記載の乗物用サンバイザの保持構造。
【請求項4】
前記第1端部の端面は、ラウンド状をなしている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗物用サンバイザの保持構造。
【請求項5】
前記保持部の前記受け面は、乗物の前方から後方に向けて上方に傾斜した状態とされている請求項1または請求項2に記載の乗物用サンバイザの保持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、乗物用サンバイザの保持構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば車両に設けられるサンバイザとして、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の車両用サンバイザは、従来から広く用いられている構成のものである。具体的には、略長方形の板状の遮光板が概してL字型の支軸によって保持されており、遮光板を水平方向に延びる軸線まわりに回動させて上げ下ろしを行うとともに、上下方向に延びる軸線まわりに回動させて、乗員の前方から側方へ位置を変更可能な構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-101851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した一般的な車両用サンバイザは、遮光板に、車両の天井部に設けたフックに引っ掛けるための棒状の被係止部が設けられている。遮光板がフロントウィンドウに沿った使用状態および天井に沿った状態とされた際には、この被係止部をフックに引っ掛けた状態とすることにより、当該遮光板を天井に安定的に保持させることができる。このような被係止部は、遮光板のうち、上下方向に延びる支軸(回動軸)の反対側に配される端部付近に凹状の切欠部を設け、この切欠部を棒状部材で架け渡す構成とされている。
【0005】
しかしながら、遮光板を前方(フロントウィンドウに沿った状態)から側方(サイドウィンドウに沿った状態)に移動する際に、フックに係止されている被係止部をフックから取り外す作業や、遮光板を側方から前方に移動した際に、被係止部をフックに引っ掛ける作業は、手間がかかり煩わしい。特に運転中においては、前方に向けていた視線をフックに移動することで前方不注意になる場合があり、危険である。また手探りで作業して遮光板が正しく固定されなかった場合には、走行中に異音が発生する虞がある。
【0006】
さらに、被係止部は、遮光板に設けた凹状の切欠部を棒状部材で架け渡す構成とされるため、遮光板の外形をシンプルな形状にすることができず、また天井側にフックを設ける必要があり、車室内の意匠性を向上させたいという要望があった。
【0007】
本明細書に開示する技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、遮光板の操作性および意匠性に優れる乗物用サンバイザの保持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために完成された本明細書に開示される技術は、第1アーム部と、前記第1アーム部と直角に連なる第2アーム部と、を有する支持アームと、前記支持アームに対して、前記第1アーム部の軸線周りおよび前記第2アーム部の軸線周りに回動可能に支持され、乗物の天井に沿う姿勢である第1状態と、フロントウィンドウに沿う姿勢である第2状態と、サイドウィンドウに沿う姿勢である第3状態と、の間で姿勢を変更可能とされた板状の遮光板と、を備え、前記遮光板は、前記第2状態において上端に配置される第1端部の少なくとも一部に、第1磁性体を含んで当該遮光板を前記天井に保持させるための被保持部を有しており、前記天井のうち、前記第1状態および前記第2状態の前記遮光板の前記被保持部と対向する部分を含む領域に、第2磁性体を含んで下方に向く受け面を有する保持部が設けられており、前記第1状態および前記第2状態において、前記遮光板の前記被保持部は、前記保持部の前記受け面に対し、乗物室内側から磁力により引き寄せられた状態で保持可能とされている乗物用サンバイザの保持構造である。
【0009】
上記構造によれば、乗物の天井に対する遮光板の保持を、磁力を利用することにより実施可能である。つまり、遮光板の被保持部を天井に設けられた保持部に乗物室内側から近づけるだけで、被保持部は下方を向く保持部の受け面に磁力によって引き寄せられるとともに安定的に保持可能であり、また、遮光板を移動させる際には、被保持部を保持部から離れる方向に軽く引っ張るだけで離脱させることが可能である。従って、従来のように遮光板の凹部を架け渡す被係止部を天井に設けられたフックに係止させたり、取り外したりする作業が不要となるから、遮光板の操作性が向上する。また、視線を向けることなく直感的に操作可能であるから、運転中の安全性も向上する。
【0010】
また、従来のように遮光板に凹部を架け渡す被係止部を設けたり、天井にフック設けたりする必要がなく、それぞれ磁性体を設けるだけで良いから、遮光板を従来より略矩形に近いシンプルな形状とすることができるとともに、天井側にフックが不要となり、乗物室内の意匠性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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