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公開番号2025079072
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191498
出願日2023-11-09
発明の名称内装部品及びその組付構造
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60R 13/02 20060101AFI20250514BHJP(車両一般)
要約【課題】薄めのクッション層又はクッション層のない光ファイバー表皮材を採用する場合であっても、光ファイバー表皮材と相手部品との部品合わせ部からの光漏れを抑制することができる内装部品及びその組付構造を提供する。
【解決手段】本内装部品(オーナメント1A~1F)は、基材2と、該基材の表面を被覆する光ファイバー表皮材3と、を備える。基材の一端部には、所定半径の曲面12を備えた巻込処理部11が設けられている。曲面は、一端縁12aが基材の表面の一端縁と連続しており、他端縁12bが基材の裏面から離れた裏側に位置している。そして、巻込処理部には、曲面に沿うように光ファイバー表皮材の端末部3aが巻き込まれている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、該基材の表面を被覆する光ファイバー表皮材と、を備える内装部品であって、
前記基材の一端部には、所定半径の曲面を備えた巻込処理部が設けられており、
前記曲面は、一端縁が前記基材の表面の一端縁と連続しており、他端縁が前記基材の裏面から離れた裏側に位置しており、
前記巻込処理部には、前記曲面に沿うように前記光ファイバー表皮材の端末部が巻き込まれていることを特徴とする内装部品。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記巻込処理部は、前記基材に取り付けられた巻込処理部材により構成される請求項1に記載の内装部品。
【請求項3】
前記巻込処理部には、前記光ファイバー表皮材の端末部の先端側が差し込まれる溝が設けられている請求項1に記載の内装部品。
【請求項4】
前記曲面は、前記基材の一端縁に沿って長尺状に延設されている請求項1に記載の内装部品。
【請求項5】
前記基材は、面部と、前記面部の一端縁から立ち上がる立壁部と、を備え、
前記曲面は、一端縁が前記立壁部の表面の一端縁と連続しており、他端縁が前記立壁部の裏面から離れた裏側に位置している請求項1に記載の内装部品。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の内装部品の組付構造であって、
前記光ファイバー表皮材の前記曲面に沿う部分と相手部品とが突き合わされていることを特徴とする内装部品の組付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内装部品及びその組付構造に関し、さらに詳しくは、光ファイバー表皮材を備える内装部品及びその組付構造に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来の内装部品として、基材と、基材の表面を被覆する光ファイバー表皮材と、を備えるものが一般に知られている(例えば、特許文献1等を参照)。この種の内装部品の組付構造としては、内装部品の意匠面側から相手部品(周辺部品)が乗せられるのっけ合わせ構造(特許文献1の図5参照)、もしくは相手部品の裏面側から内装部品が組み付けられる背切り合わせ構造(特許文献1の図7参照)が推奨される。
【0003】
一方、内装部品の裏面側から相手部品が乗せられるのっけ合わせ構造、もしくは相手部品の表面側から内装部品が組み付けられる背切り合わせ構造も一般に知られている。これらの構造では、例えば、図16(a)に示すように、光ファイバー表皮材103として、光ファイバーが織り込まれた織物106の裏面にクッション層107を積層してなるものを用い、内装部品101として、その光ファイバー表皮材103の端末部103aを基材102(具体的に立壁部102b)の一端側で巻き込んでなるものを用いることが多い。この場合、厚めのクッション層107(例えば、厚さ5mm等)を用いることで、光ファイバー表皮材103の意匠R113(即ち、相手部品133との部品合わせ部の意匠R113)として十分な大きさ(例えば、半径6mm等)を確保することができる。その結果、光ファイバー表皮材103と相手部品133との部品合わせ部からの光漏れが抑制され、部分的に明るい箇所が発生してしまうことが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-197083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、硬質な質感を実現する等のために、薄めのクッション層又はクッション層のない光ファイバー表皮材を採用することが要求される場合がある。しかしながら、このような光ファイバー表皮材を採用した場合、例えば、図16(b)に示すように、光ファイバー表皮材103’の意匠R113として十分な大きさを確保することが困難となる。その結果、光ファイバー表皮材103’と相手部品133との部品合わせ部からの光漏れが生じ、部分的に明るい箇所が発生してしまう恐れがある。
【0006】
なお、上記の問題は、基材102の立壁部102bの先端側で巻き込まれる光ファイバー表皮材103’と相手部品133との部品合わせ部において顕著なものとなる。ただし、立壁部102bのない基材102の先端側で巻き込まれる光ファイバー表皮材103’と相手部品133との部品合わせ部においても同様に生じる場合がある。
【0007】
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、薄めのクッション層又はクッション層のない光ファイバー表皮材を採用する場合であっても、光ファイバー表皮材と相手部品との部品合わせ部からの光漏れを抑制することができる内装部品及びその組付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は以下の通りである。
1.基材と、該基材の表面を被覆する光ファイバー表皮材と、を備える内装部品であって、
前記基材の一端部には、所定半径の曲面を備えた巻込処理部が設けられており、
前記曲面は、一端縁が前記基材の表面の一端縁と連続しており、他端縁が前記基材の裏面から離れた裏側に位置しており、
前記巻込処理部には、前記曲面に沿うように前記光ファイバー表皮材の端末部が巻き込まれていることを特徴とする内装部品。
2.前記巻込処理部は、前記基材に取り付けられた巻込処理部材により構成される上記1.に記載の内装部品。
3.前記巻込処理部には、前記光ファイバー表皮材の端末部の先端側が差し込まれる溝が設けられている上記1.に記載の内装部品。
4.前記曲面は、前記基材の一端縁に沿って長尺状に延設されている上記1.に記載の内装部品。
5.前記基材は、面部と、前記面部の一端縁から立ち上がる立壁部と、を備え、
前記曲面は、一端縁が前記立壁部の表面の一端縁と連続しており、他端縁が前記立壁部の裏面から離れた裏側に位置している上記1.に記載の内装部品。
6.上記1.乃至5.のいずれか一項に記載の内装部品の組付構造であって、
前記光ファイバー表皮材の前記曲面に沿う部分と相手部品とが突き合わされていることを特徴とする内装部品の組付構造。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、薄めのクッション層又はクッション層のない光ファイバー表皮材を採用する場合であっても、相手部品との部品合わせ部における光ファイバー表皮材の意匠Rとして十分な大きさを確保することができる。その結果、光ファイバー表皮材と相手部品との部品合わせ部からの光漏れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施形態1に係るオーナメントを備える車両用ドアトリムの正面図である。
図1のII-II線断面拡大図である。
図2の要部拡大図である。
オーナメントの要部斜視図であり、(a)は基材と光ファイバー表皮材の組付状態を示し、(b)は基材と光ファイバー表皮材の分離状態を示す。
実施形態1に係る基材の平面図である。
実施形態1に係る巻込処理部材の斜視図であり、(a)は表側からみた状態を示し、(b)は裏側からみた状態を示す。
実施形態1に係る光ファイバー表皮材の模式図である。
実施形態1の変形例1に係るオーナメントの組付構造の縦断面図である。
実施形態1の変形例2に係るオーナメントの組付構造の縦断面図である。
実施形態1の変形例3に係るオーナメントの組付構造の縦断面図である。
実施形態2に係るオーナメントの組付構造の縦断面図である。
図11の要部拡大図である。
実施形態2に係る基材の要部斜視図である。
実施形態2に係るリブの斜視図である。
他の形態に係るオーナメントの組付構造の縦断面図であり、(a)(b)は相手部品の表面側からオーナメントが組み付けられる構造を示す。
従来の内装部品の組付構造の縦断面図であり、(a)は厚めのクッション層を有する光ファイバー表皮材を用いる形態を示し、(b)はクッション層のない光ファイバー表皮材を用いる形態を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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