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公開番号2025079995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192932
出願日2023-11-13
発明の名称ダクトフィルタ交換構造
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B01D 46/00 20220101AFI20250516BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】汚れたフィルタに手で直接触れずにフィルタ交換可能な、ダクトにおけるフィルタ交換構造を提供する
【解決手段】ダクト30内にフィルタ71が設けられるとともに、ダクト30の壁部にフィルタ71を挿抜するためのダクト開口33が設けられたダクトフィルタ交換構造1であって、ダクト30はダクト開口33を塞ぐダクト蓋40を備え、フィルタ71はダクト蓋40に対して着脱可能とされており、ダクト蓋40は、近接状態で並んだ第1蓋部42および第2蓋部52により構成され、第1蓋部42および第2蓋部52は、分離可能とされるとともに、近接状態においてフィルタ71を係止可能な係止部47,61を備え、第1蓋部42および第2蓋部52が近接状態から分離状態とされることで、係止部47,61によるフィルタ71の係止が解除される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
空気流路を形成するダクト内に空気流をろ過するフィルタが設けられるとともに、前記ダクトの壁部に前記フィルタを挿抜するためのダクト開口が設けられたダクトフィルタ交換構造であって、
前記ダクトは前記ダクト開口を塞ぐダクト蓋を備え、前記フィルタは前記ダクト蓋に対して着脱可能とされており、
前記ダクト蓋は、前記ダクトの壁面に沿う方向に近接状態で並んだ第1蓋部および第2蓋部により構成され、
前記第1蓋部および前記第2蓋部は、分離可能とされるとともに、前記近接状態において前記フィルタを係止可能な係止部を備え、
前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記近接状態から分離状態とされることで、前記係止部による前記フィルタの係止が解除されるダクトフィルタ交換構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1蓋部および前記第2蓋部は、それらの並び方向に沿う方向に分離可能とされ、
前記係止部は、
前記近接状態の前記第1蓋部および前記第2蓋部のうち、前記並び方向において両端部に配置される部分において前記ダクトの内側に向けて突出しており、
前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記近接状態とされた際に前記フィルタに係止し、
前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記近接状態から前記分離状態とされることより離隔して、前記フィルタに対する係止を解除する請求項1に記載のダクトフィルタ交換構造。
【請求項3】
前記第1蓋部および前記第2蓋部は、スライド移動可能な状態で互いに保持されている請求項2に記載のダクトフィルタ交換構造。
【請求項4】
前記第1蓋部に、前記第2蓋部側に向けて延びる弾性変形可能なロックアームが設けられ、
前記第2蓋部は、前記近接状態において前記第1蓋部と対向する対向面に開口を有する挿入部を備え、
前記ロックアームが前記開口から前記挿入部に挿入されるとともに前記挿入部の内面と干渉して弾性変形することで、前記分離状態において、前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記ロックアームの弾発力によって保持され、
前記ロックアームに設けられたロック突部が前記挿入部に設けられたロック受け部に嵌合することにより、前記ロックアームが弾性復帰し、前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記近接状態に保持される請求項3に記載のダクトフィルタ交換構造。
【請求項5】
前記ロックアームは前記ダクトの内面に沿う方向に弾性変形可能とされ、
前記ロック受け部は、前記第2蓋部のうち前記ダクトの内面と交差する面に設けられている請求項4に記載のダクトフィルタ交換構造。
【請求項6】
前記ロックアームと前記挿入部の内面との間に、前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記分離状態とされた際に前記ロックアームを前記挿入部から抜け止め可能に保持する抜止部が設けられている請求項4または請求項5に記載のダクトフィルタ交換構造。
【請求項7】
前記ロックアームに前記ダクトの外側に向けて突出する突条部が設けられ、
前記第2蓋部に、前記突条部を前記並び方向に案内する案内溝が設けられている請求項4または請求項5に記載のダクトフィルタ交換構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、ダクトフィルタ交換構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、フィルタ交換が可能なダクト構造が知られている。例えば特許文献1に記載の車両用空気清浄器は、車両の天井において、送風機の下流で吹出口の上流に位置する空気通路に空気をろ過するフィルタが当該空気通路を横切る形で設けられており、空気清浄機の本体からカバーを取り外して空気通路を開放することにより、フィルタ交換が可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-146068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記構成の空気清浄器は、フィルタ交換時、汚れたフィルタを手で直接把持して本体(空気通路)から取り出さなければならず、手が汚れる等の課題があった。
【0005】
本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、汚れたフィルタに手で直接触れずにフィルタ交換可能な、ダクトフィルタ交換構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記事情に鑑みて完成された本明細書に開示される技術は、空気流路を形成するダクト内に空気流をろ過するフィルタが設けられるとともに、前記ダクトの壁部に前記フィルタを挿抜するためのダクト開口が設けられたダクトフィルタ交換構造であって、前記ダクトは前記ダクト開口を塞ぐダクト蓋を備え、前記フィルタは前記ダクト蓋に対して着脱可能とされており、前記ダクト蓋は、前記ダクトの壁面に沿う方向に近接状態で並んだ第1蓋部および第2蓋部により構成され、前記第1蓋部および前記第2蓋部は、分離可能とされるとともに、前記近接状態において前記フィルタを係止可能な係止部を備え、前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記近接状態から分離状態とされることで、前記係止部による前記フィルタの係止が解除される。
【0007】
上記構成によれば、ダクト蓋に保持された状態の、使用済みのフィルタを交換する際に、第1蓋部および第2蓋部を分離させるだけで、フィルタをダクト蓋から取り外すことができる。つまり、使用後の汚れたフィルタを手で直接触れずに、フィルタを下にした状態でダクト蓋(第1蓋部および第2蓋部)を分離操作するだけで、使用済みフィルタを廃棄することができる。また、新しいフィルタをダクト蓋に取り付ける際には、フィルタに対して分離状態の第1蓋部および第2蓋部を近づけて近接状態とするだけで、簡単に取り付けることができる。
【0008】
前記第1蓋部および前記第2蓋部は、それらの並び方向に沿う方向に分離可能とされ、前記係止部は、前記近接状態の前記第1蓋部および前記第2蓋部のうち、前記並び方向において両端部に配置される部分において前記ダクトの内側に向けて突出しており、前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記近接状態とされた際に前記フィルタに係止し、前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記近接状態から前記分離状態とされることより離隔して、前記フィルタに対する係止を解除する構成とされてもよい。このような構成によれば、フィルタをダクト蓋に対して着脱可能とする一実施形態が実現可能である。
【0009】
前記第1蓋部および前記第2蓋部は、スライド移動可能な状態で互いに保持されていてもよい。このような構成によれば、分離状態の第1蓋部および第2蓋部を一体に取り扱うことができるから、操作性に優れる。
【0010】
前記第1蓋部に、前記第2蓋部側に向けて延びる弾性変形可能なロックアームが設けられ、前記第2蓋部は、前記近接状態において前記第1蓋部と対向する対向面に開口を有する挿入部を備え、前記ロックアームが前記開口から前記挿入部に挿入されるとともに前記挿入部の内面と干渉して弾性変形することで、前記分離状態において、前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記ロックアームの弾発力によって保持され、前記ロックアームに設けられたロック突部が前記挿入部に設けられたロック受け部に嵌合することにより、前記ロックアームが弾性復帰し、前記第1蓋部および前記第2蓋部が前記近接状態に保持されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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