TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025082886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196404
出願日2023-11-20
発明の名称反応装置
出願人大和ハウス工業株式会社,国立大学法人大阪大学
代理人個人,個人
主分類B01J 19/12 20060101AFI20250523BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】効率的に生成物を生成することができる反応装置を提供する。
【解決手段】原料ガスと第一溶液と第二溶液とを反応させて生成物を生成する反応装置1であって、原料ガスを含む気相と、第一溶液により構成される第一液相と、第二溶液によって構成される第二液相と、が内部で形成される反応容器10と、第一溶液及び第二溶液に対して光を照射させて、原料ガス、第一溶液及び第二溶液を反応させる照射装置12と、反応容器10内の気相に含まれる原料ガスを回収すると共に、反応容器10内に原料ガスを供給可能な気相調整装置20と、反応容器10内の第一液相に含まれる第一溶液を回収すると共に、反応容器10内に第一溶液を供給可能な第一液相調整装置30と、反応容器10内の第二液相に含まれる第二溶液を回収すると共に、反応容器10内に第二溶液を供給可能な第二液相調整装置40と、を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
原料ガスと、第一溶液と、前記第一溶液とは異なる第二溶液と、を反応させて生成物を生成する反応装置であって、
前記原料ガスを含む気相と、前記第一溶液により構成される第一液相と、前記第二溶液によって構成される第二液相と、が内部で形成される反応容器と、
前記第一溶液及び前記第二溶液に対して光を照射させて、前記原料ガス、前記第一溶液及び前記第二溶液を反応させる照射装置と、
前記反応容器内の前記気相に含まれる前記原料ガスを回収すると共に、前記反応容器内に前記原料ガスを供給可能な気相調整装置と、
前記反応容器内の前記第一液相に含まれる前記第一溶液を回収すると共に、前記反応容器内に前記第一溶液を供給可能な第一液相調整装置と、
前記反応容器内の前記第二液相に含まれる前記第二溶液を回収すると共に、前記反応容器内に前記第二溶液を供給可能な第二液相調整装置と、
を具備する反応装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記反応容器内において、前記原料ガスと反応する前記第一溶液及び前記第二溶液を攪拌する攪拌装置と、
前記攪拌装置による攪拌後、前記第一液相及び前記第二液相が分離した状態になると、前記第一液相調整装置及び第二液相調整装置を稼動させて、前記第一溶液及び前記第二溶液の回収を行う制御と、前記第一溶液及び前記第二溶液を供給する制御と、を実行可能な制御部と、
を具備する請求項1に記載の反応装置。
【請求項3】
前記攪拌装置は、
平面視において、前記反応容器の中心に対して偏心した位置に設けられている、
請求項2に記載の反応装置。
【請求項4】
前記反応容器は、
前記攪拌装置の攪拌による渦の発生を促進可能な邪魔板を具備する、
請求項2又は請求項3に記載の反応装置。
【請求項5】
前記反応容器内の前記第一溶液及び前記第二溶液の一部を取り出し可能な中間容器を具備し、
前記制御部は、
前記攪拌装置による攪拌後、分離していない状態の前記第一溶液及び前記第二溶液の一部を前記中間容器に取り出し、
前記中間容器内の前記第一液相及び前記第二液相が分離した状態になると、前記第一液相調整装置及び第二液相調整装置を稼動させて、前記中間容器から前記第一溶液及び前記第二溶液の回収を行う制御を実行可能である、
請求項2に記載の反応装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、反応物に対して化学反応を行わせる反応装置の技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、反応物に対して化学反応を行わせる技術は公知となっている。例えば特許文献1には、2つの液相を用いた化学反応により、常温常圧で生成物を生成する方法が知られている。
【0003】
上記特許文献1に記載の発明では、化学反応に使用される物質が水に溶解した水相と、原料が有機溶媒に溶解した有機相と、を反応容器に入れた状態で、各液相に対して光を照射することで、化学反応を行わせて生成物を生成する。
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の方法では、反応後に生成物を回収する際には、生成物が溶解した液相(例えば水相)を回収する必要がある。このため、生成物を回収するごとに、反応容器から液相を排出する必要があり、効率的に生成物を生成し難い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6080281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、効率的に生成物を生成することができる反応装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
即ち、請求項1においては、原料ガスと、第一溶液と、前記第一溶液とは異なる第二溶液と、を反応させて生成物を生成する反応装置であって、前記原料ガスを含む気相と、前記第一溶液により構成される第一液相と、前記第二溶液によって構成される第二液相と、が内部で形成される反応容器と、前記第一溶液及び前記第二溶液に対して光を照射させて、前記原料ガス、前記第一溶液及び前記第二溶液を反応させる照射装置と、前記反応容器内の前記気相に含まれる前記原料ガスを回収すると共に、前記反応容器内に前記原料ガスを供給可能な気相調整装置と、前記反応容器内の前記第一液相に含まれる前記第一溶液を回収すると共に、前記反応容器内に前記第一溶液を供給可能な第一液相調整装置と、前記反応容器内の前記第二液相に含まれる前記第二溶液を回収すると共に、前記反応容器内に前記第二溶液を供給可能な第二液相調整装置と、を具備するものである。
【0009】
請求項2においては、前記反応容器内において、前記原料ガスと反応する前記第一溶液及び前記第二溶液を攪拌する攪拌装置と、前記攪拌装置による攪拌後、前記第一液相及び前記第二液相が分離した状態になると、前記第一液相調整装置及び第二液相調整装置を稼動させて、前記第一溶液及び前記第二溶液の回収を行う制御と、前記第一溶液及び前記第二溶液を供給する制御と、を実行可能な制御部と、を具備するものである。
【0010】
請求項3においては、前記攪拌装置は、平面視において、前記反応容器の中心に対して偏心した位置に設けられているものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東ソー株式会社
捕捉剤
5日前
プライミクス株式会社
攪拌装置
12日前
株式会社フクハラ
CO2分離方法
12日前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用アミン組成物
12日前
花王株式会社
分散液の製造方法
11日前
いすゞ自動車株式会社
吸収装置
6日前
住友重機械エンバイロメント株式会社
沈殿装置
3日前
三井化学株式会社
マイクロカプセル
12日前
住友重機械プロセス機器株式会社
撹拌装置、撹拌方法
6日前
国立大学法人信州大学
流体デバイス
3日前
ウシオ電機株式会社
光照射装置
3日前
株式会社大気社
二酸化炭素回収装置
6日前
中国電力株式会社
品質判定方法
12日前
トヨタ自動車株式会社
二酸化炭素吸着材
10日前
株式会社アイシン
二酸化炭素回収装置
11日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
粒子分散液の送液装置
5日前
株式会社アイシン
二酸化炭素回収装置
3日前
株式会社デンソー
二酸化炭素回収システム
12日前
ダイムラー トラック エージー
空気乾燥装置
3日前
株式会社アイシン
二酸化炭素回収システム
4日前
旭化成株式会社
造粒装置、造粒方法、及びプログラム
4日前
WOTA株式会社
流体接触装置及び液体処理装置
11日前
エスペックサーマルテックシステム株式会社
環境付与装置
3日前
セイコーエプソン株式会社
触媒構造体および触媒構造体の製造方法
11日前
セイコーエプソン株式会社
触媒構造体および触媒構造体の製造方法
11日前
ヒソン カタリスツ コーポレイション
水性ガス転換触媒組成物及びその製造方法
12日前
大阪ガスケミカル株式会社
炭素質材料及びその製造方法、並びに吸着フィルター
12日前
国立研究開発法人産業技術総合研究所
サージタンクユニット
12日前
太平電業株式会社
水分除去装置及び水分除去方法
6日前
トヨタ自動車株式会社
精製剤及びその製造方法
12日前
大阪ガスケミカル株式会社
炭素質材料及びその製造方法、並びにパラジウム錯体の吸着方法
12日前
三菱マテリアル株式会社
水素発生用触媒、および、水素発生用触媒の製造方法
10日前
ユーレキャット ソシエテ アノニム
炭化水素処理用触媒の硫化方法
3日前
株式会社カネカ
ルテニウムナノ粒子触媒の製造方法、シリル基含有化合物の製造方法、及びシリル基含有化合物
10日前
スチールプランテック株式会社
二酸化炭素回収システム及び方法、並びに電気炉排ガス処理設備及び方法
6日前
カナデビア株式会社
濾板ユニットおよびフィルタプレス装置
3日前
続きを見る